正直、途中からは「これはかなり厳しいぞ」と思いました。
プレシーズンマッチの北海道2連戦では76-90、64-92と連敗。しかも今回と同じようにロスターが少ない状況で、攻守ともに歯車が噛み合わず、秋田ブースターとしては少し不安を残す2試合でした。そこから何を修正して東北カップへ入ってくるのか。期待と心配が入り混じった福島戦だったと思います。
そして迎えた福島戦。元田、中山、トロイ・マーフィージュニアが欠場する中、試合序盤には栗原まで足を痛めてコートを離れました。さらに4Q、29得点を奪っていたスミスまでファウルアウト。見ているこちらまで「これ、最後まで持つのか?」と心配になる展開です。
それでも秋田は最後の最後で折れなかった。延長に入ってから一人ずつが仕事を重ね、105-98で福島を振り切りました。
29得点のスミス、18リバウンドのウェッツェル、勝負どころで仕事をしたジャオ。そして、スミス退場後に「自分がやらなければ」とスイッチを入れた岩屋。今日の勝利は、誰か一人の爆発だけではありません。
苦しいからこそ見えた秋田の意地。今回はそこをじっくり振り返ります。
今日の試合の注目点
- 少ないロスターで福島の勢いをどう受け止めるか
- 213cmのガードナー、212cmのナンジを中心とした福島のサイズと継続性
- 北海道戦で見えた課題を、秋田がどこまで修正できているか
- スミスだけに頼らず、日本人選手がどこまで攻撃を支えられるか
- 終盤に足が止まったとき、誰がチームを動かせるか
福島だから簡単に勝てる、という試合ではありませんでした。
ガードナーは213cmありながら3Pまで打てるビッグマン。ナンジも212cm。しかも昨シーズンから残っている選手が多く、チームとしての積み上げがあります。ミックHC自身も試合後、福島について昨季から多くの選手が残り、優れたゲームスタイルを構築していると評価しています。
だからこそ、今日の秋田には「Bプレミアのチームとして、どう勝つのか」が問われていました。
試合結果・速報
第14回 TOHOKU CUP 2026 supported by りらいぶ セミファイナル vs.福島ファイヤーボンズ
| Q | 秋田 | 福島 |
|---|---|---|
| 1Q | 30 | 24 |
| 2Q | 18 | 25 |
| 3Q | 22 | 25 |
| 4Q | 20 | 16 |
| OT | 15 | 8 |
| FINAL | 105 | 98 |
| 秋田の主な個人スタッツ | TIME | PTS | REB |
|---|---|---|---|
| マーク・スミス | 22:40 | 29 | 5 |
| ヤニー・ウェッツェル | 34:41 | 21 | 18 |
| 岩屋頼 | 34:01 | 10 | 4 |
| アンジェロ・チョル | 27:01 | 11 | 11 |
| 堀田尚秀 | 25:26 | 12 | 4 |
| ジャオバイチン | 25:51 | 8 | 7 |
| 田口成浩 | 25:57 | 8 | 2 |
まず目に飛び込んでくるのはスミスの29得点でしょう。ただ、それだけでは今日の試合は語れません。
ウェッツェルが21得点・18リバウンド・4アシスト。チョルも11得点・11リバウンドでダブルダブル。さらに岩屋が34分01秒で10得点・7アシストを記録しています。交代選手が限られる中で、それぞれが違う場所を支えました。
一方で、秋田のターンオーバーは17。福島は7でした。ここはかなり気になります。
勝ったからこそ、17個のターンオーバーは見逃したくありません。Bプレミアで戦うなら、今日のような苦しい勝利を「課題ごと勝ち取った」と考える必要があります。
試合内容・ゲームの流れ
1Q 30点を奪って先行!ウェッツェルと田口が作った好スタート
立ち上がりは、秋田がしっかり前へ出ました。
最初の得点はウェッツェルのミドル。インサイドだけではなく、外へ広がってシュートを打てるところを見せます。福島のユニゴールドが3Pを返してきますが、秋田は慌てません。
ウェッツェルがリバウンドを拾い、栗原がアタックしてバスケットカウント。田口も積極的にリングへ向かい、さらにチョルがファストブレイクで走る。パスが何本も繋がったところで田口が3Pを沈め、14-5まで持っていきました。
この時間帯は、北海道戦で感じた重さとは少し違いました。ボールを持った選手が一人で何とかしようとするのではなく、空いている場所へボールを動かし、走れる選手が走る。秋田らしいリズムが出ています。
ところが、ここでアクシデント。
栗原が足を痛め、コートを離れることになりました。すぐに岩屋が入り、ジャオも投入。これで秋田のロスターはさらに厳しくなります。
それでもジャオはリバウンドで身体を張り、堀田も3Pを決める。赤穂もカットインで加点。福島が大久保のミドル、マニゴールドのスチールからのバスケットカウントで追い上げても、秋田は30点を取って1Qを終えました。
30-24。少ない人数を考えれば、秋田としてはかなり良い入りです。ここで欲しかったのは、このまま福島に主導権を渡さないことでした。
2Q 福島がじわじわ追いつく。秋田のスモールラインナップに福島が食らいつく
2Qに入ると、試合の空気が変わります。
ガードナーが3Pを決めて30-27。秋田もウェッツェルがファウルを受け、スミスのノールックパスから堀田が3P。35-28と再び突き放します。
この場面のスミスは、単に自分で点を取るだけではありません。チョルがリバウンドを拾い、スミスが周囲を見て、堀田の位置を見つける。こういうプレーが出ると、秋田の攻撃は一気に怖くなります。
福島もタイムアウト後に落ち着きを取り戻しました。
森田がウイングから3P。秋田の日本人選手が攻撃面でアドバンテージを作っている時間帯もありましたが、福島はガードナー、新川らが外から追い上げます。
秋田はスモールラインナップで対応。スミスがトランジションで走り、ジャオが3P、スミスがフリースローを決め、ウェッツェルのブロックからチョルがダンク。ここだけ見ると秋田が主導権を握りそうなのですが、福島が簡単には離れません。
ガードナーがアタックし、新川が3P。そしてガードナーまで3Pを決めて、ついに46-47と逆転されました。
嫌な流れです。
ここで秋田を救ったのがスミス。リバウンドからダンクを叩き込み、48-49で前半終了。
1点差。
前半だけで、すでに秋田の体力と集中力が試されていました。
3Q 福島のディープ3Pが秋田を揺さぶる。スミスが孤軍奮闘
後半開始早々、福島のナンジがディープ3P。米山のドライブも決まり、48-54。さらにガードナーが深い位置から3Pを沈めます。
この3Pは嫌でしたね。
あれだけ深い位置から決められると、守る側は一歩前へ出ざるを得ません。すると今度はドライブの道ができる。福島は外を決めることで、秋田の守備を少しずつ広げてきました。
マニゴールドにも3Pを許し、53-62。秋田はタイムアウトです。
ここでスミスが立ち上がります。
3P、そしてドライブ。止まりかけた秋田の攻撃を、スミスが自分の力で動かしました。苦しい時間帯にこれだけ点を取ってくれるのは、やはり頼もしい。
ただ、ここで問題も発生します。
スミスがファウルトラブル。すでに4つです。
「ここからスミスをどう使うのか」
ブースターなら、そんなことを考えたくなる場面だったでしょう。
堀田が3Pを決めて65-68まで詰めます。しかしマニゴールドがバスケットカウント3P。さらにナンジへのアリウープパスからダンク、そしてエンドワン。福島の勢いが止まりません。
それでもウェッツェルがゴール下で押し込み、田口が3P。70-74。
秋田は4点差で4Qへ入ります。
ここでまだ4点差なら、十分に勝負できます。ただし、秋田の選手たちの足には確実に負荷が積み重なっていました。
4Q スミスがまさかの退場。それでも秋田は崩れなかった
4Q開始直後、スミスがディープ3P。さらにリバウンドからゴールを決め、秋田が流れを引き寄せます。
ところが、その直後です。
判定に対してスミスが何かを伝え、テクニカルファウル。これで5ファウルとなり退場です。
秋田にとっては、かなり重い瞬間でした。
29得点を取っていたスミスが、残り9分以上を残してコートからいなくなる。栗原はすでに負傷し、元田、中山、マーフィージュニアも欠場しています。
ここから誰が攻撃を作るのか。秋田にとっては、まさに正念場です。
ただ、ここで誰か一人に無理をさせるのではなく、残った選手全員で試合をつなげたことが今日の秋田の大きな収穫です。
ジャオが3P、ミドルで得点。ウェッツェルは身体を張り続け、チョルもリバウンドへ飛び込む。田口も外から狙い、赤穂も守備で仕事をする。
そして勝負どころで岩屋です。
残り46秒。岩屋が3Pを放つ場面で福島がファウル。ここで試合は90-90となり、勝負は延長へ持ち込まれました。
延長です。
この瞬間、私は少しだけ嫌な予感もしました。秋田はすでに人数が少ない。ウェッツェルの消耗も見えている。福島には勢いのあるガードナー、マニゴールド、ナンジがいる。
それでも、ここから秋田の表情が変わりました。
延長 岩屋のドライブから始まった反撃。7人が最後の力を振り絞る
延長の開始直後、岩屋がドライブからシュート。
この一本は大きかったです。
単なる2点ではなく、岩屋が自分から勝負を動かしにいったシュートでした。「自分がやらなければ」という意識が、プレーにそのまま出ていたように感じます。
続いて田口が3P。秋田のベンチ、コート、そして画面の向こうのブースターまで、少し空気が変わった瞬間だったと思います。
福島も黙っていません。マニゴールドに3Pを打たせないように赤穂が守備で身体を張ります。今日の赤穂は3得点と数字だけなら目立ちませんが、こういう場面で相手の得点源に仕事をさせないことが重要でした。
さらにジャオがワイドオープンの3Pを沈めて98-93。
これが効きました。
ジャオは25分51秒で8得点、7リバウンド、3アシスト。数字だけを見れば29得点のスミスや18リバウンドのウェッツェルほど派手ではありません。でも、勝負が決まる延長で放った3Pは、数字以上の価値があります。
福島もガードナーの3Pで98-96まで迫ります。
ここで秋田がもう一度突き放す。
ウェッツェルが3P。チョルがゴール下。103-96。
福島はファウルゲームへ。
そして秋田は105-98で勝ち切りました。
苦しかった。でも、最後にコートへ残った7人が、一人ずつ仕事をして勝利を拾い上げました。これぞ、秋田の意地だと思います。
数字だけでは見えない今日の勝因と、それでも残った課題
今日の勝利を評価するなら、まずは最後まで戦い抜いたことです。
スミスが22分40秒で29得点。ウェッツェルが34分41秒で21得点・18リバウンド。岩屋が34分01秒で10得点・7アシスト。チョルも11得点・11リバウンド。さらに堀田が12得点、ジャオが8得点、田口が8得点。
誰か一人だけが頑張ったわけではありません。
特に延長に入ってからは、それがはっきりしました。
スミスがいなくなったことで、逆に「次は自分がやる」という意識が表に出た選手が増えたように感じます。岩屋のドライブ、田口の3P、赤穂の守備、ジャオの3P、ウェッツェルの外、チョルのゴール下。勝負どころで仕事をする人間が次々に現れました。
これは新チームにとって、かなり大きな経験です。
ただし、手放しでは喜べません。
ターンオーバーは秋田17に対して福島7。10個も多い。これだけ差があると、普通なら試合を落としていてもおかしくありません。
特に2Q以降、秋田がボールを失って福島に走られる場面は苦しかったです。人数が少ないチームにとって、ターンオーバーは単なる1回のミスではありません。
ボールを失う。相手が走る。こちらは戻る。さらに体力を使う。
これが何度も続けば、4Qや延長で足に来ます。
だからこそ、今日の勝利から本当に持ち帰るべきなのは「7人でも勝てた」という自信と同時に、7人だからこそ余計なミスを減らさなければならないという現実でしょう。
明日の仙台戦で同じ17個を出していたら、相手はもっと厳しく仕留めに来るはずです。
今日のスポットライト スミス退場で生まれた岩屋の責任感
今日、一番印象に残ったのは岩屋でした。
スタッツだけを見れば10得点、4リバウンド、7アシスト。もちろん7アシストは立派です。ただ、今日の岩屋の価値は数字だけでは測り切れません。
栗原が足を痛めてコートを離れたことで、それまで想定していたツーガードの形が崩れました。さらにスミスがファウルアウトしたことで、最後は岩屋がガードとしてゲームを作らなければならない状況に追い込まれます。
交代できるガードがいない。しかもスミスまでコートを離れた。ここで岩屋がボールを運び、ゲームを落ち着かせる役割を背負いました。
それまで以上に自分からリングへ向かう姿が増えたのは、この状況を受け止めたからでしょう。34分01秒、10得点7アシスト。数字以上に、試合終盤を任された経験が大きかったと思います。
私は、こういう瞬間を見たかったんですよね。
新しいチームになったばかりですから、最初から全員が完璧に噛み合うわけではありません。まして今回はプレシーズンからロスターの問題、コンディション、ケガなど、いろいろなことが重なっています。
そんな中で、予定していた形が崩れたときに誰が責任を背負えるのか。
今日は岩屋が一歩前へ出ました。
しかも本人は、34分プレーして10得点7アシストという結果に満足していません。これは大事なところです。
勝ったから「岩屋よかった!」で終わらせるのではなく、本人が感じた課題を次へ持っていってほしい。
特に明日の仙台戦では、今日よりもプレッシャーが強くなるでしょう。そこで岩屋がどこまでゲームを落ち着かせられるのか。ここは個人的にもかなり注目したいところです。
スミス29得点、ウェッツェル18リバウンド、ジャオの一撃。個々の仕事も忘れたくない
岩屋だけではありません。
まずスミス。22分40秒で29得点ですから、得点効率としては強烈です。外から決め、ドライブし、リバウンドからダンクまで見せる。秋田が苦しい時間帯に点を取り続けたのは間違いありません。
ただ、テクニカルファウルからの退場は反省材料です。
判定に熱くなる気持ちは分かります。それでも、チームを引っ張るスミスだからこそ、最後までコートに立つ冷静さも見せてほしかったです。
29得点を取ったから帳消し、ではありません。むしろ29点取れる選手だからこそ、最後までコートにいてほしかった。
そこはスミス本人にも期待したいです。
一方、ウェッツェルは今日も頼もしかった。21得点18リバウンド4アシスト。34分41秒です。人数が少ない中で、これだけインサイドを支え続けたことは大きいです。
終盤には明らかに消耗しているように見える時間もありました。それでもコートから逃げない。リバウンドへ行く。ゴール下で身体を当てる。外へ開いて3Pまで決める。
こういう仕事は、派手なハイライトよりチームに効きます。
そしてジャオ。
今日の8得点は、すべてが同じ価値ではありません。特に延長で決めたワイドオープンの3Pは大きかった。
勝負が煮詰まった時間に、迷わず打って決める。
これができる選手がいると、相手の守備も一歩外へ広がります。その一歩が、次のドライブやゴール下のスペースを生む。ジャオには、これからもっとこういう勝負どころで存在感を出してほしいですね。
チョルも11得点11リバウンド。数字だけではなく、走ってダンク、ゴール下で身体を張り、リバウンドを拾う。堀田も12得点で3Pを決め、田口も要所で外から仕留めました。
今日の秋田は、こうした小さな仕事の積み重ねが最後に大きな勝利へ変わりました。
ミック・ダウナーHCコメント
<試合の総括>
ミックHCは、スタートはまずまずだったものの、2Qのターンオーバーが増えたことを課題として挙げました。後半は福島にリードを奪われ、ファウルトラブルやケガなど、さまざまな問題が起きた試合だったと振り返っています。
そのうえで、苦しい状況でも選手たちがタフにプレーし、大切な場面でシュートを決め、最後までファイトしたことを評価しました。
そして福島へのリスペクトも忘れていません。昨シーズンから多くの選手が残り、良いゲームスタイルを作っているチームだからこそ、こうした相手に勝てたことに価値があるという見方です。
岩屋については、若手選手たちのステップアップとともに、ゲームマネジメントを高く評価。スミスがファウルアウトしたあと、岩屋がコートに立ち続けながら試合をコントロールした点を特に評価していました。
そして明日は仙台戦。細かい部分を修正しながら、システムの構築とチームとしての成長を考えて準備すると語っています。
岩屋頼選手コメント 勝負の途中で「自分がやる」に変わった
試合後の岩屋選手からは、勝った喜び以上に、まずホッとしたという気持ちが伝わってきました。
自分自身のスタッツには納得していない。それでも、接戦を勝ち切れたことは自信になったと振り返っています。
そして今日の試合を象徴していたのが、栗原の負傷とスミスのファウルアウトです。
栗原がいなくなってツーガードの形ができなくなり、スミスが下がっている間は自分がポイントガードとしてゲームを作る必要があった。さらにスミスが退場すると、ガードは自分しかいない。
交代選手もいない。
そこで「自分がやらなければチームは勝てない」と強く感じたことで、試合中の意識が変わったと語っています。
この言葉、秋田ブースターとしては覚えておきたいですね。
今日の勝利は、岩屋にとって単なる1勝ではなく、チームを背負ってプレーする経験になったはずです。
もちろん、明日いきなり完璧なゲームコントロールができるとは思いません。それでいいんです。今日見えた課題を、次の試合で一つずつ修正すればいい。
ただ、今日の延長で見せたあのドライブには、確かに何かがありました。
あの瞬間の岩屋は、いつもの岩屋より一段前へ出ていたと思います。
最後に
いやあ、最後は本当に疲れました。
秋田ブースターとしては、90-90で延長に入った時点で「頼むから誰かもう一回走ってくれ」と祈るような気持ちだったんじゃないでしょうか。選手たちも同じだったと思います。
それでも岩屋がドライブで先手を取り、田口が3P。赤穂が守り、ジャオが3Pを沈め、ウェッツェルが外から決め、チョルがゴール下で仕留める。
今日の105-98は、苦しい状況でも役割を手放さなかった選手たちが引き寄せた勝利でした。延長まで戦い抜いた経験は、これからの秋田に必ず残ります。
ただし、ここは甘くしません。
ターンオーバー17個は多すぎます。福島が7個ですから、10個差。Bプレミアで仙台と戦うなら、ここは確実に減らしたい。スミスの退場も同じです。29得点を取れる選手が終盤にいなくなるのは、チームにとってあまりにも大きな負担になります。
そしてウェッツェルの消耗も気になります。34分以上プレーして18リバウンド。頼りになるからこそ、毎試合これを続けるわけにはいきません。少ないロスターで戦うなら、誰か一人に負担が集中しない形を早く作りたいところです。
その意味では、今日の勝利は完成されたチームの勝利ではありません。
むしろ、まだ荒削りなチームが、苦しい状況の中で勝ち方を一つ覚えた試合だったのではないでしょうか。
次は仙台です。
今日とはまた違う相手が待っています。しかも今日のようにロスターが厳しい状況なら、なおさら一人ひとりの判断が重要になるでしょう。
岩屋には、今日の経験をもう一段上へ持っていってほしい。スミスには、得点力だけでなく最後までコートに立つ強さを見せてほしい。ウェッツェルには、チームを支えながらも自分の身体を大切にしてほしい。そしてジャオ、チョル、堀田、田口、赤穂、小松にも、今日のように自分の役割を迷わず果たしてほしいです。
北海道戦の連敗を見て、少し不安になったのは正直なところです。
でも、今日の試合を見て、少なくとも一つは楽しみが増えました。
苦しくなったとき、岩屋が前へ出た。スミスが抜ければ田口やジャオが打った。ウェッツェルとチョルは最後までリバウンドへ飛び込んだ。
次の仙台戦でも、今日のように一人ひとりが自分の仕事をやり切ってほしいです。
東北カップ連覇まで、あと一つ。
ゼビオアリーナ仙台で、秋田の守備がどこまで通用するのか。今日の勝利で得た自信を胸に、最後は秋田らしく、泥臭く、しぶとく戦ってほしいです。
さあ、明日も勝ちに行きましょう。
秋田ノーザンハピネッツ、あと一つです。

