ホームで迎えたアルティーリ千葉戦。相手は3勝9敗で東地区最下位、秋田のすぐ下に位置するチームです。順位だけを見れば、ここは絶対に勝ち点を落としたくない一戦でした。しかも、元秋田の安藤やデイビスがいる相手。お互いに譲れない気持ちがぶつかるゲームになりました。
ところが、試合の入りから秋田のディフェンスが甘く、A千葉に主導権を握られてしまいます。それでも2Qにスミスとウェッツェルが3Pで反撃。3Qにはジャオがインサイドから仕掛け、チームに勢いを呼び込みました。赤穂の3Pで逆転した瞬間、アリーナの空気も一気に変わったはずです。ここまで盛り返しただけに、最後の結末が悔しくてたまりません。
しかし、勝負は最後の2分。激しいリードチェンジを繰り返した末、秋田は相手の守備を崩せず、85-89で悔しい敗戦となりました。一度は試合をひっくり返す力を見せた秋田が、なぜ最後に勝ち切れなかったのか。逆転の立役者となったジャオの働きと、スミスにかかった負担、そしてホームで勝つために必要なことを振り返ります。
今日の試合の注目点
アルティーリ千葉は試合前の時点で3勝9敗。東地区最下位に沈み、秋田のすぐ下に位置していました。こうした順位の相手とのホームゲームは、単純に勝てばいいという話ではありません。相手も順位を上げるために必死ですし、負けが込んでいるチームほど、一つの勝利に懸けるエネルギーは強くなります。
しかも、A千葉には秋田にとって気になる顔ぶれがいます。元秋田の安藤やデイビスは、こちらの戦い方も知っている選手。古巣相手に気持ちが入らないはずもありません。さらに、元宇都宮のD.J・ニュービルはMVP受賞経験を持つ実力者で、個人の得点力だけでなく、周囲を生かす能力も警戒が必要です。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが220cmの高さを持つソイ・カット。インサイドの高さはもちろん、ゴール付近での存在感は相手にとって大きな武器になります。秋田としては、外からのシュートだけに頼らず、ペイントエリアへどれだけ積極的に攻め込めるかがポイントでした。
- 立ち上がりから守備の強度を上げ、A千葉の3Pを簡単に打たせないこと
- ニュービルを起点とする攻撃に対して、スクリーン対応と声の連携を徹底すること
- ジャオやウェッツェルを生かし、インサイドから相手の守備を崩すこと
- 元秋田の安藤、デイビスに勢いを与えず、ホームの主導権を握ること
栗原翼選手は欠場。限られたメンバーでの戦いになるだけに、出場する選手一人ひとりが自分の役割を果たす必要がありました。相手の順位に安心するのではなく、最初から勝ちに行く姿勢を見せてほしい一戦でしたね。
【試合結果】秋田ノーザンハピネッツ85-89アルティーリ千葉
試合結果・対戦カード
2026年10月30日(金)B.LEAGUE 2026-27シーズン、アルティーリ千葉戦。会場はCNAアリーナ☆あきたです。
| Q | 秋田 | A千葉 |
|---|---|---|
| 1Q | 18 | 28 |
| 2Q | 20 | 16 |
| 3Q | 28 | 20 |
| 4Q | 19 | 25 |
| FINAL | 85 | 89 |
| チームスタッツ | 秋田 | A千葉 |
|---|---|---|
| 3P | 11/25(44.0%) | 15/33(45.5%) |
| 2P | 23/45(51.1%) | 17/37(45.9%) |
| FT | 6/8(75.0%) | 10/11(90.9%) |
| リバウンド | 39(OR9/DR30) | 35(OR7/DR28) |
| スティール | 5 | 4 |
| ターンオーバー | 12 | 10 |
| ファストブレイクポイント | 23 | 9 |
個人得点ではマーク・スミスが20点、ヤニー・ウェッツェルが18点、ジャオ・バイチンが12点。秋田の攻撃を引っ張る3人が結果を残しました。一方、A千葉は木田貴明が18点、D.J・ニュービルが14点。終盤の勝負どころでも存在感を見せました。
1Q 守備の出足が甘く、A千葉に先手を取られる(18-28)
試合の入りから秋田のディフェンスがソフトでした。元秋田のデイビスにもハッスルされ、A千葉の攻撃を止め切れません。ゾーンを敷いても相手の3Pに攻略され、1Qだけで6本を決められる苦しい展開。攻撃でも2Pの精度が上がらず、いきなり10点のビハインドを背負いました。
2Q スミスとウェッツェルの3Pで反撃開始(20-16)
このままズルズルいくわけにはいきません。スミスとウェッツェルが3Pを沈め、ようやく反撃の形が見えてきました。取るべき選手がエンジンをかけ始め、ファストブレイクでも相手を上回る秋田らしさが出てきます。前半は38-44。まだ6点差ですが、後半への望みをつなぎました。
3Q ジャオのインサイドアタックで逆転!秋田が息を吹き返す(28-20)
後半に入ると、秋田の選手たちにようやく積極性が出てきました。元田、スミス、ジャオが果敢にゴールへ向かい、特にジャオのインサイドアタックが攻撃の流れを変えます。相手の守備を内側から揺さぶり、赤穂の3Pで66-61と逆転。ここは秋田の意地を感じる時間帯でした。
4Q 激しいリードチェンジの末、最後の2分でA千葉に屈する(19-25)
4Qは一進一退の攻防。元秋田の安藤も躍動し、どちらに転ぶか分からない展開が続きました。しかし、残り2分を切ってから秋田のディフェンスに隙が生まれ、ミスも重なります。木田の3Pで83-85と逆転を許すと、そこから反撃の糸口をつかめません。最後まで追いつくことができず、85-89で試合終了。勝負どころでA千葉に一歩上回られました。
ジャオのインサイドが呼び覚ました秋田の攻撃!3Qの逆転に見えたチームの可能性
今日の試合で、まず評価したいのは3Qの攻撃です。前半は相手の守備に対して攻め手が限られ、外からのシュートに頼る時間もありました。しかし、後半に入ると選手たちの姿勢が変わりました。ボールを持った選手が自分から仕掛け、ゴールへ向かう回数が増えたことで、A千葉の守備にも少しずつズレが生まれていきます。
その中心にいたのがジャオです。12得点という数字も立派ですが、今日の価値は得点数だけではありません。ジャオがインサイドへ積極的にアタックしたことで、相手はゴール付近への警戒を強めなければならなくなりました。外だけを見て守るわけにはいかなくなり、周囲の選手にも攻め込む余地が生まれます。
バスケットでは、3Pが入るかどうかだけで攻撃の良し悪しは決まりません。相手の守備をどこまで動かせるか、ペイントエリアに圧力をかけられるか。その積み重ねが外のシュートにもつながります。今日のジャオは、まさにその役割を果たしていました。
ウェッツェルも18得点と存在感を発揮しました。前半からスミスとともに3Pで反撃し、後半はボールを集めるゲームプランの中で攻撃を支えています。HCの試合後コメントでも、ウェッツェルにボールが渡ったときはオフェンスの流れが良かったというスミスの振り返りがありました。インサイドで仕事ができる選手にボールを集めることは、秋田の攻撃を安定させるうえで大切な選択肢です。
そして、スミスの20得点も忘れてはいけません。A千葉は守備のカバレッジを変えながら、スミスに簡単な仕事をさせないようにしていました。ポイントガードとしてボールを運び、攻撃を組み立てながら、自分でも得点を取らなければならない。相手の激しいチェックを受ける中で20点を挙げたことは、チームを背負う責任感の表れでもあります。
数字から見えた秋田の攻撃力
チームスタッツを見ると、秋田は攻撃面で十分に勝負できていました。2P成功率は51.1%でA千葉の45.9%を上回り、リバウンドも39対35。インサイドで身体を張り、ゴールへ向かう姿勢が数字にも表れています。
特にファストブレイクの23点は、秋田が守備から攻撃へ切り替える力を持っていることを示しています。相手に簡単なシュートを打たせず、ボールを奪って走る。あるいはリバウンドから素早く前へ運ぶ。秋田らしいバスケットを展開できた時間帯は、確かにありました。
外からのシュートも11本決まり、3P成功率は44.0%。インサイドから攻める姿勢が出てきたことで、外のシュートにも良い形が生まれました。ジャオがゴールへ向かい、スミスやウェッツェルが外から仕留める。この組み合わせは、今後も秋田の武器として磨いてほしいところです。。
それだけに、3Qの逆転は偶然ではありません。攻撃の方向性を変え、ジャオが内側から圧力をかけ、スミスやウェッツェルが得点を重ねる。さらに元田らも果敢にアタックしました。誰か一人に頼るのではなく、複数の選手が前へ出たことで、A千葉のリードをひっくり返すところまで持っていけたのだと思います。
ただ、ここで満足してはいけません。良い時間帯を作れることと、40分間を通して勝ち切ることは別の話です。今日の秋田には、相手を追い越す力がありました。次に必要なのは、その勢いを試合の最初から最後まで保つこと。3Qに見せた積極性を、最初の1Qから出せるようになってほしいですね。
ジャオのインサイドアタックは、秋田の攻撃に新しい道を開きました。スミスとウェッツェルの得点力に頼るだけでなく、内側から相手を動かす。この形を次の試合でも継続できれば、秋田のオフェンスはもっと怖くなります。
最後の2分で何が起きた?ホームで勝ち切るために必要な守備の強度とスミスへの叱咤激励
ここからは、少し厳しい話をします。今日の敗戦で最も悔しいのは、勝てる可能性が十分にあった試合を落としたことです。3Qに逆転し、4Qも激しいリードチェンジを繰り返しました。どちらが勝ってもおかしくない展開だったからこそ、最後の数分の差が重くのしかかります。
ホームゲームは、相手の順位に関係なく勝ちにいかなければなりません。A千葉は3勝9敗で苦しい状況にありましたが、だからといって簡単に勝てる相手ではありません。むしろ最下位脱出を目指すチームの必死さを、秋田は正面から受け止める必要がありました。
1Qの守備は、準備してきたゲームプランを実行できていたのか
ミックHCの試合後コメントで、特に重く受け止めたいのが1Qの守備についてです。準備してきたゲームプランに対して、アグレッシブさが足りなかった。ボールへのプレッシャーが弱く、オフボールのポジショニングも悪かったと振り返っています。
これは単にシュートを決められたという話ではありません。相手の攻撃をどう守るかという準備があっても、コート上で実行できなければ意味がないということです。スクリーンへの対応を途中で諦めたり、味方との声の連携が足りなかったりすれば、相手には簡単に打てる場所が生まれます。
HCが指摘したショートカットも、見逃せない部分です。スクリーンを愚直に追わず、近道を選んでしまう。あるいは得点後にセレブレーションをしている間に、相手の素早いインバウンドから失点する。オフェンスで苦労して取った2点も、次の守備への切り替えが遅れれば一瞬で帳消しです。
こうしたプレーは、派手なミスではないかもしれません。しかし、試合を見ていると、ちょっとした油断や準備の遅れが相手の得点につながる場面は確かにあります。勝負どころで必要なのは、特別なスーパープレーだけではありません。基本動作を40分間続けることです。
ホームコートで1Qから守備の強度が足りないというのは、厳しく言えば許されない入り方です。ブースターが声を張り上げ、選手を後押ししている会場で、相手に気持ちよくシュートを打たせてはいけません。次戦では、最初の守備から秋田の本気を見せてほしいところです。
ニュービルを中心としたA千葉の攻撃に、守備の連携が追いつかなかった
A千葉にはニュービルのように、自分で得点を取るだけでなく、周囲を生かせる選手がいます。こうした相手に対しては、一人の選手が頑張って守るだけでは足りません。スクリーンの受け渡し、ヘルプの位置、ボールマンへのプレッシャーなど、チーム全体で対応しなければ簡単にズレを作られてしまいます。
今回のA千葉は3Pを33本放ち、15本成功。成功率は45.5%でした。特に問題だったのは、相手に気持ちよくシュートを打たせる場面を作ってしまったことです。ニュービルのような選手を擁する相手に、スクリーン対応や声の連携が遅れれば、フリーの選手を見つけられてしまいます。シュートを決められた後だけでなく、打たせるまでの守備を見直す必要があります。
一方で、秋田の2P成功率は51.1%。A千葉を上回っています。リバウンドも39対35で秋田が勝っていました。つまり、インサイドで完全に押し込まれたわけではありません。問題は、相手の攻撃を止めるべき場面で守り切れなかったことです。
3Qに逆転できたからといって、4Qも同じように攻め続けられるとは限りません。相手も当然修正してきます。そこから先は、守備の強度と判断力が勝敗を左右します。A千葉のように最後まで3Pを打ち切れるチームに対して、守備の一歩目が遅れれば、終盤にその代償を払うことになります。
スミス20得点の裏にある負担と、ターンオーバー6本の重さ
今日のスミスは20得点。チームトップの得点を記録しました。激しいチェックを受けながらも、3Pを4本成功させ、秋田の攻撃を支えています。ここは素直に評価したいところです。
ただし、本人が試合後に語ったターンオーバー6本という数字は、ポイントガードとして受け入れられないと振り返っています。チーム全体のターンオーバーは12本ですから、その半分をスミスが記録したことになります。
もちろん、スミスに負担が集中していることも考えなければいけません。得点を取り、ボールを運び、味方のシュートチャンスを作る。相手が守備のカバレッジを変えてくれば、そのたびに判断を迫られます。20点を取ったからこそ、攻撃の中心としてどれだけ厳しい仕事をしていたかも分かります。
それでも、リーダーの一人として試合を締めくくる責任はあります。スミス自身も、フラストレーションが溜まる場面でも次のプレーに集中するマインドセットが必要だと話していました。ここは本人が一番よく分かっているのでしょう。
得点を取ることと、チームを勝たせることは同じではありません。難しい時間帯に無理なパスを選ばず、ペイントタッチから味方を生かす。ウェッツェルにボールを集める形が機能したのなら、そこをもっと使ってもいいはずです。スミスには20点を取るエースとしてだけでなく、最後の数分でチームを落ち着かせる司令塔としても期待しています。
最後の2分は、個人技よりもチームの細かい仕事が勝敗を分けた
試合の流れを振り返ると、残り2分からの時間帯が勝敗を分けました。秋田の守備にミスが出て、木田の3Pで83-85。ここでA千葉に主導権を渡してしまいます。
3Pを決められたことだけを問題にするのではなく、その前に何が起きていたのかを見直す必要があります。HCが指摘したスクリーン対応の甘さや声の不足、スミスが振り返ったターンオーバーなど、細かなミスが積み重なっていなかったか。最後の2分だけを切り取っても、改善点は見えてきません。
FTも秋田は8本中6本成功で75.0%、A千葉は11本中10本成功で90.9%。試投数の差は3本ですが、成功数では4本の差があります。接戦では、こうした数字も無視できません。
もう一つ見逃せないのが、フリースローとターンオーバーです。秋田はFTを8本中6本成功、A千葉は11本中10本成功。さらにターンオーバーも秋田が12本、A千葉が10本でした。大差ではありませんが、こうした小さな差が接戦では最後に響いてきます。走って点を取る力があっても、ボールを失ったり、確実に決めたい場面で得点を逃したりすれば、勝利は遠のいてしまいます。
次戦で必要なのは、特別な戦術を増やすことだけではないと思います。得点後の切り替え、スローインの準備、スクリーンへの対応、そしてボールを大切にすること。選手全員が自分の仕事を最後までやり切ることが、接戦を勝ち切るチームへの第一歩です。
負けた試合から学ぶことはたくさんあります。ただ、ホームで勝てる試合を落とした悔しさは、簡単に消してはいけません。次の日曜日、同じ相手にもう一度挑むチャンスがあります。今日の反省を言葉だけで終わらせず、コートで見せてもらいましょう。
秋田には逆転できる攻撃力も、相手を上回る走力もありました。足りなかったのは、最後まで守り切る集中力と、勝負どころでの細かな判断です。次は同じ失敗を繰り返さないこと。それが今日の敗戦を意味あるものに変える条件です。
ハイライト動画
ミック・ダウナーHCコメント
HCが強調したのは、得点後の切り替えやスローインの準備など、選手自身で防げるミスをなくすことでした。特に印象に残ったのが、ショートカットをしてはいけないという言葉です。基本を省略せず、次のプレーへ確実につなげる。その積み重ねが接戦を勝ち切る力になります。
また、1Qの守備については、ボールへのプレッシャーやオフボールのポジショニングが悪く、最初の10分だけで3Pを6本決められたことを問題視していました。準備してきたゲームプランがあっても、実行する選手のアグレッシブさが足りなければ意味がありません。
近差の試合を勝ち切るには、派手なプレーだけでなく、こうした小さな仕事を全員が徹底する必要があります。HCが試合後にロッカールームで伝えた言葉は、次戦に向けた大切なメッセージになりそうです。
マーク・スミス選手コメント
スミスは、ブースターの前でどうしても勝ちたい試合だっただけに、勝利を届けられなかったことを非常に悔しく感じていました。相手が複数の守備パターンを使い分けてきたこともあり、攻撃の組み立てには苦労したようです。エースとして得点を重ねながらも、思い通りに試合を運べなかった悔しさが伝わってきます。
特に本人が強く意識していたのが、6本のターンオーバーです。ポイントガードとしてボールを大切にし、ペイントタッチを増やしながら、チームのために良いプレーを作らなければならないと話していました。
一方、後半にウェッツェルへボールを集めたときの攻撃には手応えを感じていたようです。ここは次戦でも生かしてほしいところ。スミスがすべてを背負うのではなく、ウェッツェルやジャオを含めた複数の選手で攻撃を組み立てることができれば、相手の守備も的を絞りにくくなるはずです。
最後には、日曜日にもう一度試合があることに触れ、ブースターのためにエネルギー高くハードにプレーして勝利につなげたいと語っていました。悔しさを次の試合で晴らしてほしいですね。
試合後コメントの詳細は、秋田ノーザンハピネッツ公式サイトでも確認できます。
⇒秋田ノーザンハピネッツ公式:10月30日アルティーリ千葉戦 試合結果・コメント
最後に 3Qの逆転を今度は勝利につなげよう!ホームで連敗は許されない
85-89。数字だけを見れば、わずか4点差の惜敗です。しかし、今日の試合は惜しかったねで片付けてはいけないと思います。1Qの守備の甘さで10点差をつけられ、そこから追い上げ、3Qには逆転まで持ち込みました。最後に勝ち切れなかったからこそ、悔しさが残ります。
それでも、ジャオのインサイドアタックには大きな可能性を感じました。スミスとウェッツェルの得点力に加えて、ジャオがゴールへ向かうことで攻撃に厚みが生まれます。元田や赤穂も積極的に仕掛けました。こうした選手たちの働きは、次戦への期待につながります。
一方、スミスにはポイントガードとしての成長を期待しています。20得点は素晴らしいですが、本人が認めているようにターンオーバー6本は改善したい数字です。難しい時間帯こそ冷静に判断し、味方の力を引き出してほしい。エースとしての得点力と、司令塔としての落ち着き。その両方を見せてくれたら、秋田はもっと強くなれます。
ウェッツェルも、後半にボールを集めたときの攻撃の良さを次戦につなげてほしいですね。ジャオとのインサイドの連携も含め、相手に守り方を迷わせる攻撃を期待しています。
そして何より、次は1Qから戦うこと。仕事でもスポーツでも、最初に手を抜いてしまうと、後から取り戻すために余計な力が必要になります。今日の秋田は、まさにその苦労を味わいました。試合開始からボールへのプレッシャーをかけ、声を出し、相手の攻撃を簡単にさせない。基本を徹底するだけでも、試合の景色は変わるはずです。
次戦は11月1日(日)、再びアルティーリ千葉との対戦です。今回の悔しさを引きずるのではなく、修正すべきところを修正して、今度こそ勝利をつかんでほしい。ブースターとしては、選手たちが最後まで走り切る姿を信じて応援するだけです。
3Qに見せたあの勢いを、次は試合開始から見せてください。ジャオの力強いアタック、スミスの勝負強さ、ウェッツェルのインサイド。秋田には勝つための材料がそろっています。あとは40分間、全員で守り、全員で攻め抜くこと。今日の悔しさを次の勝利で晴らしましょう!ホームのブースターも、最後まで背中を押し続けます。

