秋田は失意の底に打ちひしがれている場合ではないと思えるような昨日の試合から、メンタルをもう一度作り直しての試合になる。
心の影響は大きい、あまりにもシュートが入らなすぎた。
コールビー選手不在は確かに大きいのだが、昨シーズン名古屋には勝利している。
2020-21 B1第10節11月10日秋田ノーザンハピネッツVS名古屋ダイヤモンドドルフィンズゲーム2
秋田|15|23|23|22|=83
名古屋|18|13|21|13|=65
6-0のランを名古屋に許すも、大浦選手のミドル、細谷選手の3Pシュートで食らいつき、激しいディフェンスは継続した。
今日は外のシュートが入りだし、少しづつ名古屋の意識を変えさせているように思った。昨日の学習により名古屋はそれでも前のめりの秋田のディフェンスに対応している。
多田選手もトラジョンからのミドルを決めた。さすがである。プレイタイムが伸びれば相手の脅威になる!
2クオータ、秋田は昨日のチームではなかった。名古屋のゾーンに対して大浦選手からデイビス選手の合わせ!気合を感じる。
保岡選手はまるで忍者のようにゴール下へ侵入で20-20。ここから名古屋はターンオーバー祭り。ことごとく秋田のディフェンスの網にかかる。
中山選手のスチールからの速攻が何度も決まった。秋田は昨日とは違いペイントエリアに攻撃できている。中山選手は強気でインサイドアタックしエアーズからバスケットカウントをもらった。
名古屋は秋田のディフェンスに翻弄されている。昨日やられたスピードのマッチアップ等、名古屋のいいところを消している。これが維持できるか?なんだ、やればできるじゃないか、、。ドキドキしながらの後半だ。
いきなり名古屋の3Pシュートが決まるも、保岡選手のゴール下、デイビス選手の3Pシュート45-38。秋田は積極的にリングにアタックできている。
名古屋も連続得点するがデイビス選手が相手3Pシュートをブロック!もう鬼が出現したみたいに立ちはだかる。オフェンスリバウンドでは5人に囲まれて決めてワンスロー!56-47。しかもまだ2ファール。
最終クオーターは9点差から入るも、いきなり古川選手のフリースロー、細谷選手のフローターで主導権を渡さない。名古屋も時々ターンオーバーからのインサイドへ走るのだが、デイビス選手がぴったり並走すると、気になってしまい、シュートミスを誘発した。
秋田はオフェンスリバウンドを頑張りながら、リングアタックし続ける。
名古屋のエアーズが4つ目のファールも技ありのデイビス選手。今日はファールコントロールしている。
古川選手もカーター選手のパスをゴール下でもらい決め、保岡選手もペイントエリア内からタフショットで71-58。保岡選手自身4ファールなのにすごい躍動的だった。
10点のところで行ったり来たりの攻防が続くが、秋田のオフェンスが小刻みに得点を伸ばし、守ってはターンオーバーを誘発し、昨日とは真逆の展開となった。
いやいや、バスケって本当に気持ちの乗るスポーツですね。不利な展開こそ、プラスの力がみなぎり、ゲームを引き寄せていく。先の渋谷もそうだった。
もちろんいろんなことが組み合わさって、結果につながるのですが、共通していることはチーム一丸での遂行力。マインドセットの部分だと思う。
秋田の選手は想定外のことを乗り越えつつある。今日新しく、チームは悟り、勝つための何かをつかんだに違いない。それはいつものディフェンスからなのだが、「気持ち」という部分を悟ったことは大きい。
まるで軍隊みたいな約束事はあるのだろうが、それをいつもと違う景色の中で皆が信じて実践を繰り返した。それは苦痛ではなく秋田のバスケを楽しもうとした。
自在なオフェンスが出てきた。いつもノーザンゲートスクエアーで練習していることが、、。
コールビー選手不在でそれに気づかされた。これはこの先すごく大きいことだと思う。
明日からバイウィーク期間で、次回は2月27,28のホームの北海道戦から。ゆっくり体を休めて、また練習再開し、一皮むけた秋田を見せてほしい。この二日間、本当にお疲れさまでした。ありがとう!!
ケンゾーHC試合後コメント
連敗中でKCも抜けて新たなチーム状況の中で不安な部分もたくさんあったと思うのですが、こうやって選手たちがまとまって勝ちをとれたというのは非常に大きなステップアップだと思いますし、引き続きひとつひとつしっかり積み上げていけるようにしていきたいと思います。