緊急事態宣言につき無観客での東京戦は、リモートの試合はなんか異様な雰囲気に包まれた。お互い苦しい台所事情だが負けられない試合。東京はCSに向けて、秋田は勝率5割をキープしたい。
2020-21 B1第35節4月25日秋田ノーザンハピネッツVSアルバルク東京ゲーム2
秋田|14|19|27|15|=75
東京|22|23|27|21|=93
秋田のスタメンはオンザコート1の入りで、スタメンに野本選手が入った。それが果たして今の秋田に対し、吉と出るのか凶と出るのかわからないが、目先を変えた秋田の戦術はどうだったか?
序盤は大浦選手のインサイドアタックで始まるも、東京は手堅くインサイド&外角シュートを織り交ぜる攻撃で、持ち味を発揮した。特にインサイド攻撃にアドバンテージがある東京の印象だ。
秋田はエンジンのかかりが遅いのだが、中山選手のカットイン、カーター選手の3Pシュートで食い下がる。決してオフェンスのチョイスが極端に悪いわけでもない。
デイビス選手のダンク、細谷選手の3Pシュートで27-32の5点差以内に食い下がってはいる。秋田の時間もあるし、東京も焦ってはいる。
ただ勝負どころのシュートの精度が明暗を分ける。2分の攻防で突き放されてしまう。この時間は我慢しきれなかったということよりも、東京のオフェンスの質が勝ったということだ。
その流れに終盤持っていくだけの勝ち方を知っているということで王者A東京に分があるということ。それを打ち破るにはターンオーバーは少なくしないといけないし、オフェンスリバウンドもせめてイーブンであってほしいし、外角シュートも然りです。
その差が今日の得点差になってしまっています。
秋田だって素晴らしい時間はあるのです。大浦選手のキラーパス。スチールからの速攻。外国籍選手のカーター選手だって今日は負傷しながら、20点弱の得点をしている。
なので後は日本人選手のパフォーマンスの差がどうしても目につきます。好不調の差がある。誰かひとり30点ぐらい得点をする、しないと勝てないチーム作りの限界ですかね?
こんちくしょう!キラーパス動画
ケンゾーHCコメント
自分たちのオフェンスのリズムの悪さとA東京さんのドライブからのキックアウトでアウトサイドから決められ、流れを持っていかれてしまい、試合を通して難しい展開にしてしまった反省点の多い試合となりました。
無観客での開催ということで、昨シーズンも経験しましたが、やっぱりブースターさんの力はすごく大きいものだと感じましたし、今こうして試合をさせてもらっていることは非常に有難いと感じました。
秋田は残り3試合ホームで観客を入れて試合を開催することができます。
ブースターの皆さんと一緒に戦えるので、自分たちのバスケットをしてシーズンを終われるように頑張りたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=15884
コールビー選手がいない今の試合で、いろいろあぶりだされているので、来季のチームコンセプトはおそらく明確になりつつあると思ます。
激しいディフェンスと共に、オフェンスの引き出しを叶えるための選手の構築。来季も降格がないからと、余裕はないと思います。
ケンゾーHCが継続するならば、思い描く選手イメージはあると思います。強豪との戦いで、足りていない部分のデータもまた構築中なのでしょう。