キーナン、カーク選手の大黒柱対決を制すも戦術だけでは解決できないA東京が伝えたこと

前節では富山に対して、後味の悪い試合をしてしまったが、今日どのようにチームを立て直せるか?注目される試合となる。秋田もいつの間にかケガ人が増え、万全な状態ではなくなった。細谷選手は急性胃腸炎とのことでこれまた当分試合には出られない。

2019-20 B1第14節12月25日秋田ノーザンハピネッツVSアルバルク東京ゲーム1

秋田|24|21|11|15|=71
東京|14|21|25|19|=79

秋田は前半、特に1クオーターは攻守ともに全員がタフに戦った。これぞプレッシャーディフェンスのお手本というようなキレの良さで東京のリズムを狂わせた。

これはよっぽど前節の富山の2戦目で、今まで積み上げてきた秋田らしさを見失ったことが、頭にあり「絶対にやってはいけないプレー」ということに意識した結果だと思う。

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最大で2クオータで41-28の13点差をつけたときには勝利の予感を漂わせた。ましてや細谷選手の代わりに長谷川選手のプレータイムが飛躍的に伸び、後半に向けて成長が楽しみだ。

今日のキーナンは3試合ぶりの出場で気合いが入っていた。ドライブあり、タフショットあり、3pシュートあり、リバウンドあり、ダンクありの活躍で存在感たっぷり。

合計29得点は東京カークの21得点を上回った。

後半に入ると、秋田はやや足が止まった。こうなると東京はしたたかな作戦をみせた。要所で外国籍選手マチュワン選手がシュートを決めだした。ほんと高確率には驚いた。

3pやゴール下の合わせで得点を重ね、13点を奪われて勝ちこされた。秋田も食い下がりはしたが、ミスが重なりターンオーバーからの失点で流れを引き戻すことが出来なかった。

うーん、これ少ない選手の事情で、タイムシェアをしなければいけないのですが、今日はその時のプレーの質に若干はてなマークの感があった。

例えば点差が詰まって来た時のオンザコート0。勝負所ではキーナン選手を連続して使用できなかったのかな?

これについてはペップ元HCも同様で何か秋田のルーティンのような気がしてならない。他のチームは例えば40分間出ずっぱりのチームもある。そこまで極端には出来ないですが、試合の流れを考えた時、今の重要な局面では辛抱して使ってはどうだろうか?

足が止まりそうなディフェンスとは言っていられないのだろうけれど、そんなときはオフェンス力で追撃をする東京の戦い方も参考に出来ると感じました。ディフェンスが少し甘くなってでも試合を決めれる外国籍選手の活躍がほしい。

ただ今日の負けはいわゆる「ぐだぐだ」にやられた感じはなく、惜敗の範囲で後少しの何かが、足りなかった。これを勝ち切って行かないと、チャンピオンシップ出場の権利は遠のいていく。

今年最後の宇都宮との2連戦は、最悪でも1勝1敗。出来る事なら2連勝で今年を締めくくってもらいたい。

後半に入ると高い修正能力を発揮したA東京に主導権を奪われて逆転負け。B1という国内最高峰のステージで勝ち進んだ経験を持たない秋田は、一度崩されると立て直しが利かないところがまだ出てしまう。これはどのチームも踏むステップの1つであり、昨季に比べて勝ち星が伸びているとはいえ、秋田にはそういった戦術やスキルだけでは解決できない課題がまだ残されていることを、移籍1年目の古川はよく理解している。

「試合前の準備はみんなしっかりやっていると思うが、試合中は何かあるとどうしても下を向きがちだし、それぞれが気持ちの部分でいろいろ抱えてまとまらなくなると空中分解してしまう。そこでグッと締めて、チームとして戦えるようにならないといけない」

まだ発展途上にある秋田というチームにおいて、自身に課せられた使命を誰よりも認識している古川。秋田が強豪チームとして名乗りを上げるために、古川は自身が備えるプレーのクォリティー、経験値、コミュニケーション能力を惜しむことなくチームに注ぎ込む。その献身性もまた、古川が持つ武器の1つと言っていいだろう。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191226-00207806-bballk-spo

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