昨日は結局秋田は、川崎のビッグラインナップにパスを供給を簡単に許して、秋田らしさを出せなかった。ボール保持者に対しての圧が緩く、何度も縦パスを許してゴールを量産された。オフェンスではアイバーソン選手が5点、デイビス選手が8点では物足りなさを感じるし、基本に返り、ディフェンスから立て直し、ホームで勝利したい。

試合結果

2021-22 B1第25節3月20日秋田ノーザンハピネッツVS川崎ブレイブサンダーズゲーム2

秋田|18|16|25|24|=83
川崎|24|26|12|28|=90

川崎はスタメンをビッグラインナップに戻すと、秋田もいつものスタメンに戻し、本来の戦い方のガチンコ勝負になった。その立ち上がり秋田はアグレッシブに行けるかが重要になる。

秋田はゾーンディフェンスから仕掛けると篠山選手がいきなり3Pシュートを決めた。秋田は長谷川選手がアタック!グリン選手がシュートフェイクを入れてからのアイバーソン選手のリング下合わせ!

オフェンスのリズムが早く、ボールが動いている。川崎は秋田に3Pシュートを打たせたくなく、ディフェンスを工夫している。なので秋田はミドルが多くなった。

秋田はターンオーバーが多くなり、川崎は高確率でシュートを決めた。最初秋田もシュートアレンジもよく、フリーで打てていたが、川崎の3Pシュートの精度が良くチームにエナジーを与えている。

逆にグリン選手は2クォータのジャンパーが初得点するも、ターンオーバーが続いてリズムに乗れない。34-50の16点差で折り返した。

後半秋田は起死回生のパフォーマンスを見せた。まずディフェンスで、アイバーソンが長い手を、相手パスをひっかけてスチール、エンドワンを獲得。古川選手、長谷川選手の連続3Pシュートを決める。日本人選手がいいファイトを見せた。

特に長谷川選手はファールアウトになったものの、3Pシュートの精度が完全に復調した!

ファジーカス選手にはダブルチームを仕掛けてトラベリングを誘ったし、デイビス選手も相手の3Pシュートへブロックをして防いだ。川島選手は独特なリズムでペイントエリアから保岡選手へパス、コーナー3Pシュートを決め、59-62の3点差に詰め寄った。

勝負の最終クォータの入り、くせ者川島選手がのらりくらりで、ペイントエリアに侵入したかと思えば、そのままレイアップで同点にすると、田口選手が3Pシュートを決め、65-62、グリン選手もこの日初の3Pシュートで68-64で前に出た。

ここから秋田はディフェンスの圧を上げたいところだが、篠山選手がアギラール選手にパスを通しゴール下、自らも3Pシュート、前田選手が今日5本目の3Pシュートを決め、秋田を寄せ付けなかった。

このシンプルな攻撃を秋田は最後まで攻略できなかった。

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

前半は苦しい展開となり、川崎さんにボール回しのところで翻弄されてしまった部分があったのですが、後半は選手たちがしっかりカムバックしてくれて終盤まで戦えたことはよかったと思います。

終盤全く悪くはなかったのですが、秋田はシュートを決めきれない中、相手は決めきってくるという少しの差だったと思います。
勝ち切るにはここを克服していかないと今日のように競ったゲームは取れないというのを感じましたし、この終盤戦でどうやって成長していけるのかというのが課題だと思います。
ただ、日本人選手が昨日と違って頑張ってくれたのは非常に嬉しく思いますし、シュートは落ちましたが、積極的なミスだったので良かったと思います。
川崎さんは素晴らしいチームだと改めて思いました。
残り(川崎とは)2試合残っている中でしっかりチャレンジできるように進んでいきたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16586
「ウチのスコアラーとしてジョーダンがいるけど、『彼にボールを渡してスペースを取ることはやめてくれ』と試合中に言いました」と明かす。「そういうバスケをしたいわけじゃない。日本人選手がクリエイトしなさいと。そこが今日は見られたのが良かったですし、チームとして大きく進んだと思います」
引用;https://news.yahoo.co.jp/articles/65cfa0fa662b8613a6f9580f3e0c5fce56c4df77?page=1

古川選手のコメント

「大事なところで自分たちが上手くいかないことが多い」と振り返った。「良いところまで行くけど、最終的にやられてしまうのはもったいない。そこで自分たちがどう戦うのか。逆に相手にやりたいことをやられる場面もあるので、この経験を生かさないといけないです」
「戦術や技術をどうにかしなきゃいけない部分はありますけど、それ以上に40分、80分を通して、強い気持ちを持ってやらないといけません。それがあった上でいろいろなものが(終盤に)積み重なってくると思うので、そこはすごく大事なのかなと思います」
川崎との2戦を終えて、古川は「間違いなく戦える自信に繋がった」と、シーズン終盤戦に向けて意気込んだ。「試合前のハドルを組む時に僕はいつも『相手がどんなチームであろうと自分たちのパフォーマンスを信じてやれるチームだから、全員で戦って勝ち切ろう』と話すんです。今日は勝ち切れなかったですが、間違いなくやれる部分が多く見られたので、そこは自信を持っていいと思います。川崎とはあと2試合ありますし、まだまだ力のあるチームと当たる機会はあるので、ポジティブに前向きに繋げていけたらと思います」

最後に

この敗戦から秋田は何を得て、どう生かすのか?今日は3Pシュートの確率はお互い同率だったし、ターンオーバーが10-14で川崎が4つ多い。ただ、リバウンド数で若干川崎が上回った。

攻めのパターンというか、縦への判断力が欲しい。グリン選手も不調とはいえ、二桁得点しているし、アイバーソン選手をもっと生かした攻撃をもっと見たい。あと2回川崎との闘いがある。

CS出場を狙う秋田は同じ相手に連敗はできない。