アイバーソンが鬼と化し川崎のビッグラインナップに徹底抗戦!2の矢3の矢の明暗が勝負を分けた

秋田は川崎とは今シーズン初顔合わせ。前節東京に終盤のミスをつかれて惜敗したが、試合の内容的には自信を無くすことはなかったが、天皇杯2連覇の川崎をホームで撃破なるのか?川崎の得点力は千葉と同様に破壊力がある。秋田のゲームの入りのディフェンスの仕掛けが重要だし、アウトサイドシュートは依然と好調。ビッグマンのアイバーソン選手が二桁得点と、爆発すれば十分に勝機はある。

試合結果・速報

2021-22 B1第25節3月19日秋田ノーザンハピネッツVS川崎ブレイブサンダースゲーム1

秋田|13|25|28|13|=79
川崎|25|20|29|20|=94

homeの秋田はスタメンを変えてグリン選手をデイビス選手に変えリバウンド対策をしてきた。そのアイバーソン選手がいきなり2回オフェンスリバウンドをとってねじ込んだ。古川選手のミドルも成功し、直後のディフェンスで川崎を24秒バイオレーションに抑えた。

しかし、秋田はアウトサイドシュートが決まらず、得点が停滞すると。川崎はペイントエリア内でのシュートを確実に決める。なかでもピック&ロールでのミスマッチから連続得点を許し、8-11と抜け出すと、ファジーカス、ジャニングの3Pで突き放しにかかる。

この川崎のそつのない攻撃力は、なんなんだろうか?秋田がもたついている間に、藤井選手も3Pシュートを決めて11-21の10点差に。

秋田はまだ3Pシュートが決まらない、保岡選手、田口選手、グリン選手精度が悪い。

2クォーターで大浦選手が入り攻撃のリズム、テンポが上がると、自らジャンパーを決め、アイバーソン選手がオフェンスリバウンドからの2次攻撃を決め反撃を開始。グリン選手も3Pシュートをすててミドルに切り替え、田口選手が3Pを決めて、24-35とした。

川崎もするするとゴール下へのパスを通し、強さを生かす。我慢した秋田は長谷川選手のコーナー3Pシュートを決めると自らカットインワンスロー、アイバーソン選手がリバウンドから中山選手がキックアウトで田口選手が3P決めて31-37の6点差とした。

前半のリバウンド数は19-19で同じ、3Pシュート確率も変わらない。ただ2Pシュートの確率で川崎が勝った。

後半は古川選手のジャンパー、デイビス選手の3Pシュートで43-45といい滑り出し。しかし川崎の藤井選手が流れを断ち切る3Pシュートを決める。秋田も随所にスチールや速攻からのレイアップで食い下がるのだが、川崎のビッグラインナップを攻略できない。

それはまるで電車がホームへ滑り込むような、滑らかなリング下からのシュートは、洗練されている。それはピック&ロールからの得点や、アシストによるキラーパスが何度も供給された。

かと思えば、ジャニング選手や、アギラール選手の3Pシュートを決める。

まず、秋田のボール保持者に対する、プレッシャーが弱く、何度も頭の上のパスを通されている。

アイバーソン選手もリバウンドはいつもより激しく絡んで、2次攻撃を演出し、秋田も3Pシュートを決めるシーンが増えたのだが、8点差がなかなか縮まらない。グリン選手もは3クォータまで3得点に抑えられ、リズムに乗れない。1本目が決まった時は58-69とした時だった。

秋田は一桁点差に戻すのだが、川崎がそれを許さない。

田口のジャンパー、で70-79とするも川崎の熊谷選手が3Pシュートを決める。秋田は最後の見せ場、長谷川選手からパスで、デイビス選手のダンク!川崎のパスをスチールし長谷川選手が前線に走っているアイバーソン選手へパス、ダンクで74-84。これが精一杯だった。

試合ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

まず、この時間のない中でのスケジュールで今回川崎さんを相手にして、試合プラン・入りの部分など自分のゲームプランのところでよくなかったところがあると思っています。
選手に迷いが見えましたし、アグレッシプにプレーしたかったのですが、そこがうまく機能せずビハインドになってしまったのが反省点です。
川崎さんについていけた部分とついていけなかった部分があり、特にビッグラインナップとジャニング選手のスピードだったり、ファジーカス選手のところだったり、とにかく武器が多いので、それに対してより高い遂行力やよりいいゲームプランを作らないとなかなかしんどい相手だなと感じました。
川崎さんとはあと3回対戦する中で、自分たちがリーグでトップのレベルにいるチームに対してどういう風に戦えるのか、戦い方を今日の反省を踏まえて見直して、明日またチャンレンジしたいです。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16585

最後に

天皇杯2連覇は伊達ではない!圧倒的なオフェンスバリエーションに秋田は圧倒された。ここぞという時のシュート精度も相まって、点差を詰めることができなかった。グリン選手も封じ込められたが、今日、何かを感じ取ったと思いたい。とにかくゴール下のバリエーションに明日はどう対抗するのか?秋田もマネできないのだろうか?

あの滑らかなゴール下への対応をぜひとも習得してもらいたい!