昨シーズン一度も対戦がなかった島根スサノオマジックではあるが、お互いチャンピオンシップ出場したチーム。そして島根には元秋田の選手が安藤、白濱、谷口、ニカ選手がいる。そして外国籍選手も強力な布陣だ。ニック・ケイ選手は206cm、リード・トラビス選手が203cm、ペリン・ビュフォード選手198cm、トラビス、ビュフォード選手はリーグ屈指のスコアラーでもある。秋田の外国籍選手としてはマッチアップが見ものだ。チームとの連携に関しては島根に分があるが、秋田もチーム力としては引けを取っていない。

試合結果・速報

2022-23 B1第3節10月15日秋田ノーザンハピネッツVS島根スサノオマジックゲーム1

秋田|25|16|11|11|=63
島根|27|14|22|15|=78
ゲームの入りはホームの島根がカウンターアタックを仕掛けた。前節の渋谷ゲーム1を思い出した。4-12.島根はやりたいバスケができている。ビュフォード選手が3P大当たり!安藤選手からのノールックパスからの合わせのゴール下と、攻撃力を見せつけた。

しかし秋田はベンチスタートの田口選手がいきなり3Pを決めてエナジーを与える。パスフェイクからのレイアップを含めて11得点をたたき出し、24-21。しかし決められたら決め返す安藤選手の3P。流れを簡単には渡さない。

ザック選手がビュフォード選手のゴール下をシュートブロック!伊藤選手がそのままレイアップで、あいさつ代わりの1クォータが終了した。よく2点差まで盛り返したと思う。

2クォータもそのまま田口選手やザック選手が存在感を見せて、試合が安定する。お互い修正をし、得点が伸びなくなった。これはひょっとして秋田のペースかもしれない。

相変わらず島根はどんどんアウトサイドシュートを打ってくる。田口選手は前半だけで18得点とエナジー全開だった。

秋田はザックのごり押しインサイドを決め、中山選手からのパスで古川選手がレイアップ、ファストブレイクで応戦する。

トラビス選手がキッド選手へのチャージングでファール3。これが後半効きそうだ。キッド選手からの合わせ、キッド選手の3Pで41-41の同点とした。

後半ギアを上げたのは島根だった。ディフェンスの強度を上げて、インサイドやペイント内のシュートを確実に決めてきた。秋田はタフショットを打たされてリングに嫌われ7-0のランを許す。
カンター選手の個人技でインサイドを決めたが、島根の阿部、元秋田の谷口選手が3Pを決めて突き放しにかかる。

本当に驚くほどに島根のシュートが決まった。秋田のディフェンスがついていけないし、その隙をノーマークで安藤選手のレイアップが決まる。

ビュフォード選手もザック選手のダンクをブロックして吠える!52-63と点差が開くと早々と勝負が決まった。選手を入れ替えて明日に切り替えた。

ゲームハイライト動画

ケビンHC代行コメント

前半はディフェンスの部分でも自分たちのゲームプランを遂行できていて悪くはなかったと思いますが、相手は普段あまり得点を取らない選手たちもしっかりとステップアップし、シュートを打ち切って点を決めてきていたと思います。
後半は相手が戦略的にディフェンスを変えてきて、選手たちもそれをきちんと遂行してきたので、、自分たちはリズムを崩し、その最初の5分間でやられてしまったと思います。
先ほど試合後に選手たちにも伝えましたが、個々が明日はもっといいプレーをしないといけないし、自分もヘッドコーチとしてもっといいパフォーマンスをしないといけないと思っていると伝えました。
明日はしっかり勝ち切りたいと思っています。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17105

最後に

今日は珍しく一方的に島根のアウトサイドシュートが決まった。3pは島根の16本に対して秋田が4本。秋田はなかなか攻撃の組み立てができなかった。なぜならリバウンドは52-40で12本多く支配しているのに、2次攻撃の幅は狭く、連携がかみ合わなかった。

もう少しカンター選手を生かせないものか?

新しい外国籍選手との連携が島根と比べて、弱かった。無論、島根が対策をしてきたのかもしれないが、アグレッシブさは影を潜め、秋田にエナジーを与えることができなかった。これは島根のディフェンスが良かったことと、秋田のアウトサイドが入らないことで、守りやすかったのだと思う。

後半にもう少し入れば違う展開になったかもしれないが、これがバスケット。保岡選手がインサイドアタックを見せたが、そのような仕掛けがもう少しできていたらどうなったかわからない。

オフェンスの停滞は何か昔の秋田を見ているようで、もどかしかった。

明日は違う展開になるかもしてないが、すべてにおいて「強度」が欲しい。なお、白濱選手は濃厚接触者扱いで出られなかった。これが幸いなのかわからないが、、、。