4Qわずか1点、それでも折れない芽!小川が未来を撃ち、ミックHCが少人数ロスターをつないだ茨城戦GAME1

ハピネッツ試合結果

きつい夜でした。第4クォーターの得点が、たった1点。数字だけ見ても胃が重くなりますし、CNAアリーナの空気も一気に冷えました。攻めの形は作っているのにリングが遠い。守っても守っても、リバウンドで押し戻される。じわじわ削られて、最後に息が切れる。そんな展開です。

しかも今の秋田はフルメンバーじゃありません。ベンチに名前があっても出番がない選手がいて、実質9人に近い回し方になりました。ピンダー、栗原、ライスナー、田口、赤穂、内藤が出番なし。交代の幅が狭い日は、少しのミスが連続失点に直結します。だからこそ、今日の敗戦から何を拾うのかが大事になります。

その中で、物語の中心にいたのが2人です。ひとりはミック・ダウナーHC。少ない駒で40分を成立させ、3Qには逆転まで持っていきました。もうひとりは特別指定の小川瑛次郎。入った瞬間にオフェンスのテンポを変え、苦しい時間でも前へ進む姿勢を見せました。負けたからゼロではなく、負け方の中に次へつながる線が残っています。

今日の試合の注目点

  • 実質9人前後のやりくりで40分を持たせる
  • 試合の入りで守備強度を落とさず、先に走る形を出せるか
  • チェンジングディフェンスとゾーンの使いどころを間違えないか
  • 小川のテンポを早めに使い、重たい時間の酸素を増やせるか

試合結果・速報

2025-26 B1 2/14(土)第23節 VS茨城ロボッツ GAME1

Q 秋田 茨城
1Q 12 23
2Q 18 18
3Q 18 16
4Q 1 14
FINAL 53 71

流れの数字 メモ
前半終了 34-41 2Q中盤に約3分間ノースコアの時間
3Q終盤 45-44で一度逆転 残り4秒、ウェッツェルのコーナー3Pで会場が跳ねた
最終Q 1-14 序盤5分ほどフィールドゴールが決まらず、空気が凍る

試合内容・ゲームの流れ

秋田スターティングファイブ

#10 ヤニー・ウェッツェル #12 元田大陽 #17 中山拓哉 #22 アリ・メザー #77 土屋アリスター時生

1Q 入りの緩さで、先に体温を持っていかれました(12-23)

立ち上がりの秋田は、どこか足がそろいませんでした。ヘルプの一歩が遅れ、ドライブへの寄りも半拍遅い。そこを茨城が見逃さず、フランクスのドライブが刺さります。さらに元秋田の長谷川が3P。相手のエースが気持ちよく呼吸を始めた瞬間、こちらは追いかける側の息になってしまいました。

中山がフリースローで返し、マクリーンから元田が合わせてつなぐ。中山のミドルで9-16まで詰めた場面は、まだ踏ん張れる匂いがありました。高比良のブロックで会場が沸き、メザーのフローターで空気を戻しにいきます。

ただ、1Qは茨城の走りが勝ちました。鶴巻の3P、赤間のドライブ、そしてファストブレイク。失点そのものも痛いのですが、いちばん痛いのは、走られて戻らされることで足が重くなること。ロスターが薄い日は、ここで削られた分が後半に出ます。今日の4Qにつながる前振りが、すでにこの10分に詰まっていました。

2Q 小川が入るとテンポが戻る、それでも波が続きません(18-18)

2Qの入りで空気を変えたのが小川でした。入った瞬間にボールが前へ出ます。判断が速い。まず3Pを沈めると、ウェッツェルのフックで21-23。さらにウェッツェルのゴール下で23-23の同点。ここは秋田がようやく息を吸えた時間でした。

ディフェンスでも良い場面が続きます。ヤンのバックカットをウェッツェルがブロックし、そこからマクリーンが振り向きざまにダンクで26-23。中山のリングアタックで相手のチームファウルも積ませ、少ないメンバーでも勝負の形は作れていました。

ただ、問題は持続です。長谷川が戻ってくると流れがまた濁ります。ダブルチームに対してパスミスが出て、そこから茨城のファストブレイク。止めるためのファウルが増える悪循環です。リバウンドも取れず、中村の3Pで26-35。タイムアウトを挟んでも、約3分間得点が止まった時間が痛かったです。

それでもメザーがドライブを決めてようやくこじ開けると、秋田は7-0のランで33-35まで戻しました。ここで茨城がタイムアウト。会場ももう一度温度が上がりましたが、最後はフランクスの3Pで34-41。追い上げたのに、最後に息を奪われる。こういう細い差が、台所事情の試合では重く響きます。

3Q 一瞬逆転、でも守り方を変えた瞬間に刺されました(18-16)

後半の秋田は、空いたら打つという積極性を見せました。元田の連続3Pで火がつき、残り4秒、ウェッツェルがコーナー3Pを沈めて45-44。逆転です。土屋のディフェンスから秋田ボールにする場面もあり、ここで主導権を握れそうでした。

しかし、守り方を変えた瞬間に相手は答えを出してきます。秋田がゾーンにすると、茨城は外でズラしてすぐに攻略。鶴巻からクックの合わせでインサイドを止め切れません。メザーもお返しの3Pで粘りますが、茨城のビッグマン陣のエナジーが落ちない。小さくても確実な得点で、じわじわ押し返されました。

終盤にはテクニカルの1ショットを小川が決めて52-57。点差はまだ届く距離でした。だからこそ、4Qの失速が余計に胸に刺さります。

4Q 5分間フィールドゴールなし、1得点という事件(1-14)

ここが試合の結論です。秋田はゴール下まで行けています。形も作れています。なのに入らない。レイアップが弾かれ、セカンドチャンスも落ちる。リングが遠い夜とは、こういう時間を指します。

入らないと、人は怖くなります。外を打つのも怖くなる。攻めが消極的になる。消極的になると、パスが一拍遅れます。その一拍が守備を整えさせ、さらに苦しくなる。そこで菅原のパスミス、メザーのトラベリング。悪い連鎖が切れません。苦しい時ほどシンプルに行きたいのに、手が震えるように細かいミスが出てしまう。もったいないです。

茨城は焦りません。リバウンドで体力を削りながら、コツコツと得点を積み上げます。小川を再投入しても流れは変わり切らず、最後は1-14。リーグでも滅多に見ない数字になりました。ここは悔しさを言い訳にせず、チームとして真正面から受け止めたいところです。

敗因を数字で刺す 今日いちばん痛かったのはここ

今日の敗因を、感想ではなく数字で刺します。とくに逃げられないのが、1Qの出遅れと、4Qの1得点です。ここが勝敗に直結しました。

  • 1Q 12-23 入りの守備強度と走る量で先手を取られた
  • 前半 34-41 追い上げたが、2Q中盤に約3分間ノースコア
  • 3Q終盤 45-44 逆転まで行ったが、守り方を変えた瞬間に刺された
  • 4Q 1-14 序盤5分ほどフィールドゴールなし、ミスも連鎖

そして、もう一つの痛点がリバウンドです。記録の数字がなくても、試合を見ていれば分かるレベルで、茨城にセカンドチャンスを与え続けました。ジェイコブセンをはじめ、ビッグマンがエナジーを落とさず、秋田はタイムシェアしても踏ん張りが長続きしなかった。ここは準備と覚悟の差が、プレーの迫力に出ていました。

本当の敗因は「4Q」ではなく、ローテーションでした

4Qの1得点は確かに衝撃的でした。ただ、スタッツをもう一歩深く見ると、この試合の崩れは4Qで突然起きたものではありません。

ウェッツェル31分、土屋31分、中山27分。実質7人ローテで試合を回した影響は明らかでした。前半から守備の寄りが遅れ、リバウンドの体勢が作れず、セカンドチャンスを許し続けます。

結果はリバウンド差−16、ファストブレイク差−9。これは単なるミスではなく、運動量の差です。脚が削られていく中で、3Qの逆転はむしろ奇跡に近い時間でした。

つまり4Qは突然崩れたのではありません。前半から少しずつ削られた体力が、最後に一気に表面化した。それが今日の試合でした。

今日のスポットライト

主役① ミック・ダウナーHC 少人数でも一度は逆転、でも宿題も残した

今日の難しさは、交代の幅が狭いことです。強度を上げる時間と、休ませる時間を作らないと、4Qで息が止まります。ミックHCは2Qで小川を入れてテンポを作り、3Qで逆転まで持っていきました。少人数でも勝ち筋を一度は描いています。

ただし、ここは辛口に言います。試合の入りと、4Qの最初の2分の設計。ここが今日の最大の宿題です。ホームで序盤のミスから走られたら、今の台所事情では取り返す体力が足りません。4Qに入った瞬間に、まず一本決める。まず一本止める。呼吸を整える作戦が必要でした。

今日の主役② 小川瑛次郎の成長

9得点、FG60%。数字以上に良かったのは判断でした。無理に仕掛けない、迷って止まらない、流れを壊さない。チームが苦しい時間でも、前向きな選択を続けられていました。

実はこの姿、今日突然現れたものではありません。広島戦でエバンスとマッチアップした試合を覚えている人も多いと思います。あの試合で小川は、視野の広さやボールの持ち方、無理をしない判断の大切さを体感しました。

今日の小川は、その経験が確実にプレーに反映されていました。ドライブの選択、外へ逃がすタイミング、テンポの作り方。すべてが「見えている選手」の動きになり始めています。

エバンスとの対戦で学んだことが、今日の判断力に繋がっていた。これは偶然ではなく、成長の証拠です。

まだ波はあります。ただ、苦しい試合の中で前向きな選択を続けられるガードは貴重です。今日の試合で一番未来を感じた選手が小川だった、という評価は揺らぎません。

次戦への宿題 この負けを、ただの傷にしないために

4Q1得点は、偶然で片付けたくないです。ここから目をそらすと、同じ痛みがまた来ます。明日のGAME2でやることは、難しい話ではありません。今の秋田が勝ちに近づくための現実的な手順です。

  • 入りの5分で走られない 先に当たり、先に戻る
  • リバウンドは全員参加 土屋とビッグマン任せにしない
  • 4Qの最初の2分を設計 簡単なセットで一本取り、守って止める
  • 小川のテンポを早めに使う 重い時間の酸素を増やす

勝ち癖は、いきなり付きません。だけど勝ち癖が付く前に、やるべき癖があります。走る、当たる、リバウンドに飛び込む、そして迷いを減らす。今日の悔しさを、明日の一歩に変えてほしいです。

ハイライト動画

ミック・ダウナーHCコメント

<試合の総括>
茨城の後半、特に4Qのディフェンスが非常に良かったこと。秋田は4Qが1得点に終わり、重い結果になったこと。さらに、HCがいちばん気にしているのは試合の入りで、自分たちのミスから守備が崩れて連続失点につながったこと。タイムアウト後は改善が見えたものの、ホームで序盤にミスが続いた点を重く受け止め、映像を確認して明日に向けて最善を尽くす、という内容でした。

小川瑛次郎選手のコメント

<試合の総括>
前半は立ち上がりがうまくいかなかったが、そこから立て直せたこと。後半の出だしが悪く、そのまま相手のペースに飲み込まれて悔しいこと。自分はコートに呼ばれたらチームを勝たせるための行動を大切にしていること。スタッフからは積極的に狙っていいと背中を押されていて、少しでもスペースがあれば自信を持ってシュートを打てている、という内容でした。

最後に

今日の敗戦は痛いです。4Q1得点は、言い訳ができません。けれど、3Qで逆転した時間があり、小川がテンポを作り、ミックHCが少人数で勝ち筋を一度は描きました。芽は消えていません。

ただし、甘くしません。伸び伸びプレーできる選手が小川だけでは寂しい。全員で前を向くには、最初の10分から強度を上げること。リバウンドに全員で飛び込むこと。4Qの最初の2分で一本を取り切ること。やることを決めて、明日は勝ちに触れる試合を見せてほしいです。ブースターも、声と熱で背中を押しましょう。

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