今週の水曜日にアウエーで千葉と戦ったばかりの秋田はその千葉戦で22連敗の失意のまま京都での戦いに挑む。その京都はかなりオフェンシブなチームに仕上がっているので、西地区7位ではあるが決して侮れない。昨シーズンまで三河に在籍したユトフ選手は素晴らしい選手だし、エペ・ウドゥ選手も島根に今シーズン活躍したNBA選手だ。
試合結果・速報
2022-23 B1第32節4月15日秋田ノーザンハピネッツVS京都ハンナリーズゲーム1
秋田|23|17|17|21|=78
京都|10|19|26|18|=73
ゲームの入りは京都が良かった。ライト選手のロング2が決まると秋田もすかさず、インサイドを決めにかかるがターンオーバー。ディアロ選手がダンクを決めエナジーを注入した。さすがホームゲームの出だしだった。
秋田はディフェンスの圧を上げると、長谷川選手のファストブレイクに成功!キッド選手もスチール!24秒バイオレーションを誘発させた。すると今度はキッド選手がペイントからキックアウト、中山選手がコーナー3Pを決めた。
さらには長谷川選手がアタック!秋田の選手はペイントアタックの意識の高さを感じさせた。秋田と久しぶりに戦う京都は、他のチームも同様に、そのディフェンスの圧になれるまで苦しむことになる。
序盤、秋田はオフェンスで中を意識させつつ、外からもカンター選手、大浦選手が3Pを決めて主導権を握った。京都もゾーンを敷いて秋田のインサイドを封じ込めにかかった。しかし大浦選手からのバックカットでカンター選手がゴール下を決め28-12の16点差にした。
カンター選手も最近はスランプ状態から脱却の兆しが見える。ゴール下の強さはリバウンドも発揮するが、ゴール下からのシュートまで体の強さを示している。この数か月のプレータイムでは見られなかったのが実に惜しい。
後半、京都は反撃に出る。小西選手のアタック開始から始まるとライト選手の3Pで40-34とした。秋田はディフェンスの圧を強め、長谷川選手が連続3Pで突き放しにかかる。
ユトフ選手のジャンパー、ライト選手のシュートフェイクからのエンドワンを決め流れが京都に。
ザック選手も豪快なワンハンドダンクを決めれば、川嶋選手もスチール、中山選手が速攻を決めた。ただ2回目のワンハンドダンクは京都のウドゥ選手がブロック!NBA選手のうまさを見た。
しばらく秋田のアウトサイドシュートの精度が低くなると、京都は満田選手がレイアップ、ライト選手の3フリースローで54-55の逆転に成功した。
ここからゲームは一気にヒートアップ!大浦選手が怒涛の連続3Pで65-57で京都がたまらずタイムアウト。その後も中山選手が連続スチールで川嶋選手も3Pで70-59と秋田有利に行くと思われた。
だが京都も青木、小西選手の3Pで食い下がりライト選手のロング2Pで76-69とした。少し秋田のディフェンスが緩んだかもしれないが、京都の気持ちが強かった。最後秋田はプレスを強くして、京都はボールを回しすぎ、タイムアウトした。
ハイライト動画
秋田ビッグプレー動画
ケビンHC代行コメント
最後まで競ったタフな試合になりました。
スカウティングで京都さんの映像を見ていましたが、ホームの試合は勝っても負けても接戦でエキサイティングな試合が多く、今日もそのような内容になったと思います。
京都さんはオフェンス力のあるチームです。
前半はあまりシュートが入りませんでしたが、後半になってオフェンス力を発揮してきました。
最後の最後に自分たちがディフェンスで踏ん張って勝利に繋げることができました。
まずはアウェーの地で第1戦を勝ち切れてほっとしています。
また明日集中して勝利を狙いたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17548
最後に
秋田の完勝か?と思ったが、京都の粘りがすごかった。決して侮れない外国籍選手の能力や、アジア枠のライト選手が存在を見せつけた。日本人選手も負けていなかった。ゲーム1で秋田のプレスになれたと思うし、秋田も今日はアウトサイドシュートの精度が良かっただけかもしれない。
以前として田口、古川選手の穴は大きい。ただカンター選手がここにきてアジャストしてきたのは朗報だ。明日はケビンHC代行采配のラストゲーム。秋田も勝利を届けたいはずだ。