本来チーム力が上がる時期なのに!秋田はチームとしての試練をどれだけ認識しているのか?

東地区最下位の茨城をホームに向かえ、連敗脱出をしたい秋田ではあるが、昨シーズンCS出場の条件クリアの前に立ちはだかった茨城には、もしかしたら苦手意識があるような危機も感じる。秋田はこのメンタルの部分で勝ちに行くことができるか?試される。

試合結果・速報

2022-23 B1第14節12月28日秋田ノーザンハピネッツVS茨城ロボッツ

秋田|16|23|17|17|=73
茨城|25|26|17|15|=83

先の試合宇都宮戦を1勝1敗で切り抜けた茨城は何処か自信にあふれ、充実した表情が見て取れた。山口選手、多嶋選手は躍動した。加えてディフェンスも足が良く動き秋田のアウトサイドシュートを防いだし、ターンオーバーも誘発させた。

秋田のオフェンスは重く単調で、普段はよく決まるあわせの場面ではパスがつながらず、リズムが悪く、3ポゼッション差がどうしても詰めることができなかった。

茨城は3Pシュートはもちろんペイントエリアの確率も良かった。こんな場面では秋田も3Pシュートを決めて詰め寄ったり、点差を一気に詰めたいのだが、スチールからのファストブレイクからの流れも単調だった。

川嶋選手、長谷川選手がイージーバスケットをしても、茨城のオフェンスで、タプスコット選手や、ジェイコブセン選手がインサイドで存在感を示した。またB1初お目見えのキャメロン・クラットウィグ選手がいい仕事をした。

秋田は追いつきそうで追いつけない、、。どうしたんだろか?

競った試合が続いて、ディフェンスが今日は甘く感じた。茨城の方がうまかった。

ハイライト動画

ケビンHC代行コメント

ディフェンスがうまくいかず、止めることもできない状況でした。
茨城さんは勝敗ではなく、今までの試合の内容を見ても全部接戦で、最近の試合でも勝っていました。
注意しないといけない相手だということを試合の前にチームには伝えて試合に入ったのですが、後半は32失点と抑えましたが出だしが悪く、前半に51失点してしまう状態でした。

茨城さんの方が勝ちたい気持ちが強かった、そこだと思います。
オフェンス力のあるチームに第1Qで25失点と相手に自信を与えてしまうと、そこから流れは止まりません。出だしのところが特に悪かったと思います。

まるで覇気がない目を覆いたくなる今季ワーストな試合

秋田はチームとしてすべてが機能しなかった。ディフェンスも格好だけでバラバラ。インサイドもアウトサイドも守れなかった。1クォータで25失点は茨城をなめている証拠。ケンゾーHCの前でよくぞこんなパフォーマンスを披露したものだ。

個人で打開しようにも、茨城のディフェンスは厳しく、ターンオーバーを繰り返した。

なにかの、、タガが外れた
上位チームとは競って勝ちきれず、カンター選手が復帰するも、田口選手が長期離脱。チームの練習は個人的なメニューでは、結果は遠のいていく。

このチームの試練を受け止めてチーム内で激論し、気持ちの入った練習を繰り返さないと、このトンネルからは抜け出せないであろう。

昨日は試合中にまたファンが席を立った。球団フロントも身のある改革をしないと、ホームゲームでの集客に苦労することになるだろう。グッズプレゼントより、ほしいのは勝利しかないのだから。