年末の2連戦は同じ10勝14敗どうしの中地区6位の三河だ。また同じく連敗中でもある。試合直前に長谷川選手が濃厚接触者により、欠場が決まった。田口選手がいない中、長谷川選手まで不在となる厳しい状況に追い込まれた秋田は、満身創痍ではあるが、どんな戦いを見せて今年を締めくくるのか?
試合結果・速報
2022-23 B1第15節12月30日秋田ノーザンハピネッツVSシーホース三河ゲーム1
秋田|17|15|19|23|=74
三河|20|16|18|8|=62
前節の茨城戦では、ディフェンスが崩壊して前半で50点取られた秋田だったが、今日は落ち着いて入った。川嶋選手がシュートタッチ良く初めての3Pシュートを決めれば古川選手からザック選手へのハイロープレイで5-0。
三河のガードナー選手が中山選手のボールを奪えば、中山選手もやり返し、ディフェンスの気合を見て取れた。
だた3Pシュートは三河の西田選手や長野選手が精度やよく決めて、反対に秋田は決まらない。1クォータ最後キッド選手がブザービーター3Pをねじ込んだ。
久しぶりに大浦選手も躍動した。ファストブレイクでは大浦選手がきっと選手へアシストしたパスはアリウープ、キッド選手がゴールを決めた、保岡選手からザック選手へバウンズパスでダンクを決めた。
秋田はペイントエリアで2ポイントを積み重ねた。前半を32-36で折り返した。秋田は持ち味の3Pシュートは少なかったがオフェンスの流れは良かった。三河はボール回しからの3Pシュートが決まった前半だった。
後半は三河のガードナー選手のインサイドを止められない。背中を向けてごり押しで何ともゴール下から得点した。そうかと思えばインサイドをステップを踏んでアタックした。時々ザックやキッド選手がファールで止めるも、ザック選手一人では止められなかった。
しかし秋田は攻撃のテンポを上げた。仕掛けは大浦選手だった。大浦選手が保岡選手へパス、アタック成功。自身もフリーで3Pシュートを決めた。キッド、ザック、川嶋選手の流れるパスで得点を重ねた。
ここで、キッド選手の3Pシュートを決めた。やはり打ち続けることが大事で、三河のディフェンスもヘルプに来ることがなかった。打たれてもいいディフェンスをしているかのようだった。
古川選手がガードナー選手のシュートブロックがないことをわかっていての、レイアップシュートを決めて64-60と前に出た。
ここでザック選手が怒涛のパフォーマンスを見せる。まずガードナー選手のゴール下をブロックショットで防いだ。かと思えばそこからフロンとコートへ走り、中山、川嶋選手からパ氏を受けダイブ、2スローで66-60と点差を広げた。イージーバスケットのシモンズ選手をまたシュートブロック。ゴール下で2スローを決め68-60と一気に突き放した。
三河はチームファール5で川嶋選手がスチールファールを受けて2スロー、中山選手がスチール、ファールを受けて2スロー、とどめでキッド選手が4本目の3Pシュートを決めて74-62で完勝した。
ハイライト動画
ケビンHC代行コメント
まずはホームで勝てて、安心してホッとしています。
やっと勝つことができて、何よりも苦しい中、接戦で負けた試合が多い中でもブースター・ファンの皆さんがこうやって変わらずサポートしてくれたことに感謝しています。
今日の試合に関してはディフェンスがチームとしてすごくよかったです。
特にスティーブ・ザック選手のダバンテ・ガードナー選手に対するディフェンスが素晴らしかったと思います。
何より最後の集中力が素晴らしく、勝ち切ることができました。
ディフェンスでしっかり最後まで守り、自分達のボールになったら走る。そしてトランジションで点を取るという、最後の5分間でできたあの姿こそ、自分たちが目指している真の姿です。
あれを40分間続けられたらこの先どのチームにも勝てると思いますし、勝ちもついてくると思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17300
最後に
今日の秋田はディフェンスの強度を保ちながら試合ができたと思う。なによりも、選手の気持ちが伝わってきた。ディフェンスで我慢しながら、2ポイントでつないだ。なにしろリングに向かう姿勢で相手のチームファールを稼いだり。チームとしてやるべきことをした。この時間が入らなかったキッド選手の3Pを呼び覚ました。
4クォーターの時間はまさしくhomeアドバンテージに包まれた。逆転される雰囲気ではなくなっていた。改めて「勝利」の余韻はこんなに良かったのか?と思うほどだった。
田口選手が不在の中、大浦選手が代わりに5番のユニフォームをまとい「おいさー」を叫んで盛り上げた!ワン選手は21番を付けて会場を回った。
ケンゾーHCのコメント動画
久しぶりのケンゾーHCの挨拶には涙を誘った。家族の様子や、「泣きそう、、、。」と家事での奮闘を吐露した。その中で周りのサポートにたくさん感謝を述べた。やはり今の環境では現在の取り組みが精いっぱいな様子だった。
しかし秋田の戦い方はまだムラがある。新潟、広島戦で最高の入りをしたかと思えば、茨城では大失速。今日プレータイムをもらい活躍した大浦選手はこれから、頑張ってほしいし、多田選手、ワン選手も続いてほしい。
そしてカンター選手がアジャストしてほしい。んでねー?