試合結果・速報
前節では東京に秋田は強さを発揮して外国籍2人のやりくりでホーム初勝利を上げた。そしてその3連勝の流れをアウエー千葉で発揮できるか?が注目される。千葉とは久しく勝利していないし、いつ千葉に勝ったのか?記憶にないのが悔しい。いわゆる秋田の天敵化している千葉をどう攻略するのだろう?長年率いてきた大野HCから、日本語ペラペラのジョン・パトリックHCの采配も気になる。
千葉の外国籍選手はヴィック・ロー選手201cm、ジョン・ムーニー選手206cm、クリストファー・スミス選手193cm、帰化選手ではお馴染みのギャビン・エドワーズ選手206cmがいる。秋田のカーター選手は股関節負傷のため今日も出られないが、ザック選手、キッド選手のローテーションを生かして東京戦のように攻めたい。
2022-23 B1第9節12月3日秋田ノーザンハピネッツVS千葉ジェッツゲーム1
秋田|27|18|21|12|=78
千葉|11|32|28|18|=89
今日、千葉はムーニー選手が登録を外れた。秋田は最高ゲームの入りを演出した。千葉も気合が入っていると思うが、秋田の早い攻撃を止められない。加えて千葉は1クォータでターンオーバー6。攻撃も単調になった。17-10のタイムアウト明け、千葉の原選手にWチームを仕掛けるなど、とにかくディフェンスをワイルドにして主導権を握った。ただ、秋田の外国籍選手二人が共にファール2となった。
秋田はオンザコート0の時間も、伊藤選手が連続で3Pシュートを決めるなど点差を広げた。
2クォーターではさすがにこのままでは終わるはずもなかった。秋田の外国籍選手がいない時間で富樫選手スミス選手ロー選手が3Pシュートを決めてジワジワ得点差を詰めてきた。ワン選手もピック&ロールからパスを受けて何度もゴールに向かうのだが、高さのミスマッチでブロックを受けて得点が伸びない。
たまらずキッド選手を投入して得点アップを狙い、連続3Pシュートを決めるのだが、千葉の勢いを止めるには至らず、打ち合いも45-43の2点差まで迫ってきた。そもそも打ち合いは秋田のスタイルではないはずだ!苦しいときはまずディフェンスからの初心は何処へ行ったのだろうか?みすみす千葉の誘いに乗ってしまった感がある。
後半、最初の3分がとても重要と思う。修正を示したのは千葉だった。秋田は東京で成功した裏へのパス、ザック選手から古川選手へのゴール下が相手ファールで決まらなかったが、富樫選手が連続のレイアップで45-45の同点に。1分余りの出来事だった。
秋田はキッド、古川選手の3P シュートが外れ、逆に千葉はインサイドで突き放す。原選手のレイアップで49-59の10点差になった。アウトサイドシュートは外れたら相手へボールが渡るリスクがある、なのでインサイドのザック選手へのパスを多用したほうがいいと思う。
しかし1クォータで高確率の残像があり、打ってしまうのだろう。ならば他の秋田の選手の奮起を求めたい!
それでも秋田は最終クォーター、ザック選手は出ずっぱりで頑張った。ザック選手からのアシストで伊藤選手が3P。田口選手からザック選手のパスでダンク!71-74と試合を作った。
秋田としてはもう一人最終シューターの誕生だ!どんどん打ってほしい。
キッド選手への圧力をかけてくる千葉は何もできないグリン選手を思い出した。伊藤選手の3Pを決めたが、どうやら千葉は彼には打たせてもいい約束事なのかもしれない。ディフェンスに来ない。
明らかに伊藤選手がアウトサイドシュート打つ時、相手のディフェンスが来ない。いわゆる「打たせてもいいよ」という指示もあったろうか?しかしその裏では伊藤選手のある取り組みが功を奏していたのだ。以下はケビンHC代行コメントだ。
「伊藤選手は先週の信州(ブレイブウォリアーズ)戦と水曜日のアルバルク(東京)戦と今日の試合までの4試合でかなりアグレッシブにプレーしてくれました。シューターじゃないけどシュートはオープンになれば打って欲しいと伝えているので、結果を残してくれたのは良かったです。スタントン選手も良かったです。外国籍選手が2人になってから頑張ってくれています。後半にパフォーマンスが落ちてしまいましたが、明日は試合を通してパフォーマンスを上げてくれると思います」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/53e340bd28a95f8c39677e8da9988cce17c2c09b
さらに伊藤選手のコメントを紹介します。
「『打てるなら打て。打たないならベンチに下げる』とケビンに練習の時から言われるほどなので、リングに対する意識は変わったと思います。その意識が今日はいい方向に向いてくれました」と自身のシュートに手応えを感じている。
「今シーズンは競った試合が多くて、どっちかと言うとこれまで通りコントロールに回っていた方が良いのかなと思っていました。シゲ(田口成浩)も調子が良いし、確率を考えたらそっち優先の方が良いっていう葛藤がこれまであったんですけど、今日の試合でシュートの整理がつきました。半信半疑で打っていたシュートがクリアになった感じで、自分の中でもリフレッシュできた感覚です」
https://news.yahoo.co.jp/articles/53e340bd28a95f8c39677e8da9988cce17c2c09b?page=2
ハイライト動画
ケビンHC代行コメント
試合の入りとしてはすごくよかったです。第1Qは自分たちのディフェンスもオフェンスがいこくもよかったのですが、第2Q以降はパフォーマンスが良くなかったと思います。第2Qになって千葉Jさんがタフなディフェンスでギアを上げてきて、彼らの強みである3Pシュートを打たせてしまったのは自分たちのよくなかったところです。あれだけオフェンスが強く、3Pシュートに強みがあるチームに打たせてしまいました。
ハーフタイムに入ったところではリードしていましたが、かなり流れを相手に渡してしまいました。自分たちのオフェンスのキーパーソンであるスティーブ・ザック選手が第2Qにファウルトラブルになったのは痛かったですし、第3Qのところでかなり流れを持っていかれ、オフェンスを止められず、3Pシュートを消しても1対1で能力がある選手がかなり仕掛けてきたので、そこが今日の試合のポイントでした。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17228
最後に
秋田は最高の入りをした。そう今までは相手チームにランを作られることが多かったが、秋田も千葉相手にできるんだ!と思わず感心した。ヘッドコーチの作戦が功を奏したとは思う。その最高の入りのシュート確率が千葉のやる気を引き出した。特に千葉の富樫選手は「秋田には負けたくない」とモチベーションが上がるという。彼の3Pシュートや、勝負所の連続レイアップは、秋田のインサイドの要のザック選手がファールトラブルであることを、巧みに突いた攻撃だった。
秋田は気負いからか外国籍選手のファールトラブルに泣いた、というところだと思う。千葉は後半3P シュートやインサイドで優位に立ち本来のオフェンスを遂行し、秋田は単発で決めるものの、流れを変えるまではいかなかった。
超くやしい!!んでねー?