昨シーズンは2勝2敗。今シーズンもここまで1勝1敗の五分。外国籍選手もオンザコート2。田中大貴選手がけがあけでパフォーマンスに不安が残るものの、総合力ではやや東京有利かもしれない。
秋田は持ち味、ハードディフェンスを維持できるかが勝敗を分けそうだ。
2020-21 B1第15節4月25日秋田ノーザンハピネッツVSアルバルク東京ゲーム1
秋田|16|24|19|13|=54
東京|19|25|21|17|=79
大事なゲームの入り、秋田はボールの流れがなく、オフェンスが単発で終わる。東京は内、外をせめて、選手間のボールシェアができている。
それでも、カーター選手、大浦選手の3Pシュートでついていく。デイビス選手は相手の3Pシュートをブロックしてからのファストブレイク!につなげられず、お互い流れをつかめない展開。
秋田のプレッシャーディフェンスは機能している。ただ中山選手がディフェンスで相手外国籍選手と接触し、あご付近を負傷し、ゲームに出られなくなったのが心配。
東京は秋田のプレッシャーに対し縦への侵入が功を奏し、突き放しにかかる。しかし古川選手のミドルや長谷川選手の3Pシュートで24-23の逆転に成功。
東京もフリーを作り竹内選手の3Pシュートのお返しで7点リードを広げる。ここでタイムアウト!残り3分の勝負で秋田はどう修正するか?
古川選手が300回の3Pシュートを達成!きれいなコーナー3Pの放物線で32-36。連続で狙うもデイビス選手はリバウンドゴール下で34-36。
拮抗した試合展開で後半へ!
後半の入りは中山選手は元気な姿を現した。大事に至らなくて良かった。いきなり大浦選手の3Pシュートが決まり43-44。そのまま秋田はゾーンディフェンスへ移行した。
ここから秋田と東京のしのぎあいが始まる。5点差をめぐる攻防だ。おそらく外国籍選手の出来はそんなにそん色ないと思う。ここで明暗を分けたのは日本人選手なのかなと思う。
それは3Pシュートもそうだが、インサイドアタックの得点力だったり、駆け引きだったりする、ほんの少しのワンプレーだったりする。それがいわゆる勝負どころのシーンだ。
細かいところのチョイスで、弱気だったり、コミュニケーションができていないところの時間帯は強豪相手では致命的になってしまう。
あたまを抱えて、悔やんでも、その勝負どころの差は歴然だ。そうした後悔が少なくしての日本人選手の活躍期待のシーズンだったはず!!!
それが今日のゲームでは東京の方が上手だったということだろう。秋田の逆転の機会をことごとく潰すしたたかさ。これが強豪の証明なのか?
今日の解説者が言っていた。ハードなディフェンスは2分が限界だと。いくらタイムシェアをしても、シュートの精度ややりたいバスケができない時間帯があると、それは「くたびれもうけ」になってしまうということなのか?
それでも今の秋田はできる限りの戦力で秋田の持ち味を発揮しようとしている。
その持ち味にアジャストできている選手、そうでない選手も浮かんでくる時期だし、ステップアップしている選手、ステップダウンしている選手もいるかもしれない。
今シーズンは日本人選手が頑張らないといけない
好不調の波もあるのかもしれない。しかし、シーズン通して判断されてしまうのがプロである。であるならば来季以降の戦術、目指す方向、選手のイメージもだんだん固まりつつあるのが今の時期でもあろうかと。
今日の秋田は後半明らかに「ガス欠状態」だった。激しいディフェンスは確かに見ていて魂を揺さぶられるほど楽しい。しかしバスケは点取りゲーム!そこのところを加味しながら来季の戦力を充実させるもう一つの戦いはすでに始まっている。
ケンゾーHC試合後コメント
試合を通して選手たちは非常にいいチャレンジをしてくれたと思っています。
ペイントエリアを守れなかったことと結果的に90点取られてしまったので課題は残っていますが、アジャストしたことを選手たちがやってくれたり、ゲーム中に修正しながら守備が機能した自分たちの時間帯を作れたことがよかったです。
チームとしてどう守るかというのが大事だと思いますし、いいところもあったので下を向かずに明日もう一度チャレンジしたいと思います。引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=15883