長崎ヴェルカはB1渋谷を85―84で勝利を挙げた!渋谷は一時20点差近くリードして、盤石か?と思われたが、長崎のディフェンスに苦しみターンオーバーを連発、追い上げに合う。長崎は挑戦者らしくエナジーを発揮し、選手が躍動し、3Pシュートを効率的に決めた。渋谷は頼みのディフェンスがソフトでペイントエリア内の侵入を許した。
秋田も他人ごとではない!そのエナジーに飲み込まれないように、決して胸を貸すみたいな、緩い考えは捨てた方がいい。
2021-22天皇杯10月31日秋田ノーザンハピネッツVS長崎ヴェルカ3次ラウンド9回戦
秋田|32|22|31|17|=102
長崎|25|18|26|23|=92
ケンゾーHCコメント
長崎さんには秋田で2年間一緒にディフェンスを作ってきた前田健滋朗がいる中で、スカウティングした時点で秋田と長崎はほぼ同じディフェンスのシステムで素晴らしいチームだなという印象でゲームに入りました。
昨日SR渋谷さんを倒して勢いにも乗っていましたし、ビハインドになっても諦めてこない素晴らしいクラブだと思いました。
自分たちが局面でミスをしてしまい、苦しい状態に追い込んでしまったのは反省点です。
ターンオーバーが非常に多かったので、そこを削っていかないといけないですし、チームとしては3日連続での試合は今回が初めてなので、怪我人がいる中でプレータイムをシェアしながら勝って、次のラウンドに進めるように明日は最善を尽くしたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16280
今日はやはりアイバーソン選手は大事をとって欠場だ。なので川嶋選手、伊藤選手の3人が出ない。そんな中で秋田は初顔合わせの長崎にテンポのいい攻撃を見せた。
スタメンでは秋田はオンザコート2で、いつものようにデイビス選手のインサイドで攻める。長崎もなかなかハードなディフェンスで食らいつき、3Pシュートで一進一退が続く。
オンザコート0では不利かと思いきや、全員がよく走りトラジョンバスケを展開する。田口選手も例外なくペイントエリア内を躊躇なくアタックすると連続で決めた。
リバウンドやスチールでとにかく前へ出続けた。
元秋田のカーター選手も3pシュートを決め35-31。点の取り合いの様相になった。
しかし秋田はインサイドの豊富な合わせ、連携で長崎のディフェンスを翻弄。加えてトラジョン全開で徐々に差がつき始めた。これは見ていて楽しかった。意外な人が合わせて決めた。例えばグリン選手から多田選手、デイビス選手のピック&ロールからの長谷川選手のゴール下。13点差で折り返した。
しかしここから、長崎は昨日渋谷を逆転している。
長崎のギブス選手がテクニックを使い、秋田に忍び寄る。インサイドへの侵入が困難な時、3pシュートを決める。ワン選手のボールを簡単にパスカット。この辺の駆け引きはさすがだ。
長崎の攻撃のリズムが良くなり、ゴール下やレイアップで連続得点。タイムアウト後、デイビス選手が入り、試合を落ち着かせた。
最終クオーターはオンザコート2。しかしギブスの3pシュートが止まらない。老練な存在を発揮している。途中で古川選手とニコニコ話をしているが、抜かりはない。
一時長崎は8点差に迫る。ここから秋田はペイント内の合わせを出し、10点差内の攻防は最後まで見ごたえがあった。
グリン選手のアタック、古川選手のミドルで長崎はタイムアウト。最後はwチームを仕掛けるが、秋田は冷静に古川選手のゴール下、デイビス選手、長谷川選手のフリースローで102-92で勝利した。
まさに連合秋田で勝った。普段プレイタイムの少ない選手はステップアップの場。経験を積ませながらも、チーム戦術を理解させている。中でもワン選手、多田選手は良い経験をしているのではないだろうか?
B3長崎は、前田健滋朗ヘッドコーチがいる秋田と同じディフェンスシステム。選手には元秋田のカーター選手、菅澤選手、宇都宮のギブス選手、川崎のボンズ選手、滋賀の狩俣選手らがいる。B1で実績を残している選手で、とても1年目とは思えないチームでここまで仕上げているのは凄い素晴らしいチーム。
それは苦戦するでしょ。
明日11月1日は京都ハンナリーズと西宮ストークスの勝者との戦いに臨む。ここからは未知の戦い。なんとか勝って怪我無く秋田に帰ってきてほしい。
中山選手コメント
「もともとB1でやっていた選手が多く、チームとして力があるのは分かっていました。渋谷さんに勝っていたこともあって、B3のチームだからとは一切考えていなくて、B1のチームとやるつもりで今日は臨みました」
「長崎さんがハードにプレッシャーをかけてきていたので、ディフェンスに対して受け身になるよりアタックした方が良いと思って積極的にやりました。チームとしてもそういう狙いだったので、ある程度はうまくやれたと思います」
相手がアグレッシブにディフェンスをするチームで、プレッシャーを掛けに来ていたので、向こう以上にアグレッシブにやろうと思いました」
「2試合は普段からあるので今は大丈夫です。明日に身体がどうなるか、試合でどうなるか分からないんですけど、自分たちがやらなきゃいけないことは変わらないので、どんな状況になってもタフにやり続けたい。身体のことは気にせずやり続けなきゃいけないと思っています」
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/09ac0b0161319fa6da617099e17290b116cf0dad