秋田は中山選手が前の広島戦で鼻骨骨折の全治2週間前後、デイビス選手が腹痛の体調不良で、選手がいない中、どんな試合をアウエーで東京と戦うのか、興味は尽きない。
2020-21 B1第12節12月9日秋田ノーザンハピネッツVSアルバルク東京ゲーム1
秋田|30|22|23|21|=89
東京|14|12|19|18|=70
安岡選手が前回の和雄氏から、「輝きがない!」と言われて奮起した!選手のメンタルは本当に微妙なもので、戦闘モードの安岡選手は何か乗り移った活躍だった。秋田の思うようなディフェンス、オフェンスが決まりさぞかし東京は焦ったと思う。
前半スタート直後、その安岡選手のミドル、3pシュートを消えてチームにエナジーを与えた。古川選手のミドルを挟み、連続で決めて12-4。瞬きしないうちに3本目を決めて、コールビー選手がミドル、細谷選手のレイアップで東京はタイムアウト!
しかし多田も3pシュート、細谷選手の3Pシュート、伊藤選手がブザービーターミドルを決めて、ディフェンスからリズムをつかんだ!相手のプレーを読んでいるかのよう。
東京は面食らったろう!!ケンゾーHCのゲームプランがはまった!!!
2クオータもドキドキした感があったが、秋田の勢いは止まらなかった。いきなり保岡選手がドライブを決めればディフェンスの圧を強め、24秒バイブレーションを誘った。
そして、保岡選手がトップの位置から3Pシュートを決めた。この勢いは古川選手のミドル、コールビー選手のシュートブロックを呼んだ。
準備をしてきた東京の外角シュートを保岡選手がぶち壊した。
後半になっても東京の攻撃は、例えば連続ポイントがあった。「さあ、東京の時間が来た!」なんて3pシュートの確率があればわからないと解説者もコールするが、これは失礼でしょ?
秋田はチェンジングディフェンスも効果的で、東京はフラストレーションがたまっていたし今日は秋田の日だった。元秋田の安藤選手がファールトラブル。
だってペップ時代もそうでしたが、最後東京が勝って、王者のコメントを何度もしてきたので、今日みたいな日がきてもなんら不思議ではないです。
大浦選手からカーター選手へノールックパスで、精密機械の東京のディフェンスは崩壊した。やっとこさ4クオーターで田中選手の3pシュートがこの日初得点。
のこり2分で東京はエンジンかかってきたのだが、80-67の13点差。まして秋田は細谷選手の3Pやら、コールビー選手のダンクやら、ゴール下で89-70でゲームセット!
コールビー選手もね、30歳すぎて伸びしろ発揮しているので脅威ですよ!!他のチームでいろいろ強化外国籍選手のニュースがありますが。秋田愛を体現しているコールビー選手は侮れません。得点も伸ばしているし、シュートブロックもしかりです。
今日は保岡選手が、思いっきりのいいプレーをしたきっかけが、先の広島戦での中村和雄氏の「輝きがない!」の激でした。選手は迷いの中、結果がでないとき、何が救いになるかわかりません。
下手したらハラスメントかもしれないし、もしも私がSNSで同じようなニュアンスなことを投稿したら、友達でも、NGコメントで炎上したかもしれません。ですよね?まあ、人の主観ですから、その自由な部分にケチつけてもむなしいですが、やはりSNSは嫌いです。
人とのふれあいがやはり大事。
目には見えないけれど根底に愛があったと思います。そういうことなのかもしれませんね。だって潰れていく選手もいますから。
そしてそれに答えた選手も素晴らしい。この経験は本に出してもいい。一つの壁を越えた保岡選手のプレーは多田選手や他の選手にきっと感染します!
ああ、楽しいな!ケンゾーHCも完勝に吠えていた!あとは宿敵千葉にリベンジしてほしい。絶対に!!その日は近い、んでね!!
ケンゾーHCのコメント
ディフェンスの要である中山拓哉選手とアレックス・デイビス選手が試合に出られない状況の中、みんながステップアップしてゲームプランを最後まで遂行してくれたというところと、主力2人がいない中でA東京さんに勝てたというのは非常に大きいことだと思います。
特に、保岡龍斗選手に関して、ここ最近ずっと調子が上がらず、彼らしくないプレーや姿が見受けられましたが、今日のゲームで見事に吹っ切れ、スタートダッシュをきってくれました。そのお陰もあり、試合序盤からゲームが大きく動いたと思います。
それがすごく保岡選手らしかったですし、非常に嬉しかったです。
保岡選手のコメント
「ちょっと考えすぎていると言うか、自分らしさを出して切れていなかった。シュートが入らない中で、抱え込んでしまったことが不調の原因なのかなと思います。自分はクールにやるより空けば打つ、距離に関係なくディフェンスがついていないのであれば打つというプレースタイル。それが今まで何十試合、全くできていない状況だった」
「中村和雄さんから前回の試合後に『輝きがない』と言われました。そのあと前田顯蔵HCにも『今のバスケで楽しい?』と聞かれて、率直に『楽しくないです』と自分は答えました。『じゃあ楽しくやりなよ。自分らしさを出していきなよ』と言われたんです。その言葉も、ものすごく助かりました。何よりチームメイトがこんなにシュートが入らない自分を鼓舞してくれました」
「自分らしさが何なのか、自分の持ち味が何なのかを改めて知りました。今後はチームメイトが自分のように気持ちが落ちてしまったとき、自分は経験しているので、それを元に助けてあげたい。そして今まで不甲斐ないプレーを続けていたので、これからは取り返すつもりでどんどん攻めていきたいと思っています」
引用https://news.yahoo.co.jp/byline/oshimakazuto/20201210-00211788/