昨日のCSゲーム1は最後の最後で琉球の勝負強さに屈してしまったが、しかし70点台に抑えたのは良かったと思う。その2戦目はまた違う展開になるとは思う。どちらがよりアジャストできるか?琉球は流れに乗ってさらに攻撃的になるか?秋田の長距離砲が目をさまし、一矢を報いるか?見ものではある。
試合結果
2021-22 チャンピオンシップ5月14日秋田ノーザンハピネッツVS琉球ゴールデンキングスゲーム2
秋田|18|9|23|6|=56
琉球|16|29|14|18|=77
秋田には期するものがあった。スタメンに川嶋選手が名を連ねた。昨日の好調さ、独特の間合い、ステップからのシュートセレクションの巧みさを買われたのだろう。
秋田はひとつの賭けに出た。それはゾーンディフェンスの多用だ。琉球はたしかに手こずってはいた。なかなかアタックできない時間が続くと琉球の今村選手が連続の3Pシュートを決めた。秋田のディフェンスが外ブレしたときにダーラム選手がアイバーソン相手にカットインを決め12-13.
秋田も相手の裏を攻め、追いすがるが、ベンチスタートの元秋田の小野寺選手が躍動した。スチールから並里選手が3Pシュートを決めた。
琉球の攻撃が内外とかみ合って波状攻撃をかける。秋田もシュートまでいくのだが、リングに嫌われ精度が今一つ。グリン選手は頼みの3Pシュートが打てず、ミドルも決まらない。時々アタックを試みてもファールをもらい、フリースローを決めるのが精いっぱいの時間帯が続いた。
秋田は長距離砲が不発。こんな時は得てして負けパターンが頭をよぎる。
コー選手が田口選手からスチール、そのままダンクを決める。小野寺線そゅが3P,伊藤選手がやり返して27-45の大差がついた。
後半秋田は猛追した。古川選手がレイアップ、デイビス選手がクーリー選手のゴール下をシュートブロック!古川選手の3Pシュートで7-0のランに成功。中山選手が2スチールからのレイアップ。秋田はディフェンスの強度を上げた。
21点リードが5点差まで縮まった。アイバーソン選手はファール4。グリン選手の2スローで46-50の4点差までこぎつけた。ディフェンスからリズムを作る。なるほど愚直なまでの秋田らしさを形ににはできた。後はアウトサイドシュートが決まれば、勝負の行方はまだわからない。
しかし今日の秋田はそれを遂行できる勇気が足りなかった。いや琉球がそれを封じ込めたといっていいのかもしれない。あと4点差からの追撃術の課題!
反対に琉球の3Pシュートの精度が上がり、秋田はグリン、川嶋選手のジャンパーが精いっぱい。琉球の連続得点を止めることはできなかった。
ハイライト動画
ケンゾーHCコメント
非常に波のあった試合だったと思います。第2クォーターでビハインドを広げられる中、選手たちが第3クォーターでファイトして、本当に気持ちをみせてくれた試合になりました。
ただ琉球さんの勝負強さであったり、リードをひっくり返させない強さ、そしてホームのアドバンテージ、この雰囲気、チャンピオンシップという機会を肌で感じられたというのが、もちろん負けたことは非常に悔しいのですが、クラブとしては大きな経験を得たのかなと感じています。
今回のこの2戦が自分たちの現在地だと思うので、前を向きながら秋田がより成長するように進んでいくことが大事だと思っています。
本当に選手たちはがんばってくれましたし、ブースターのみなさんも多くの方が応援してくれて本当に感謝しています。ありがとうございました。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16728
最後に
2連敗は実に悔しい結果だった。秋田らしさのディフェンスを見せてはくれたが、3Pシュートは不発だった。このパターンは来季ぜひ克服してもらいたい。終わってみればランキング1位と8位の差がそのままだったということなのだろうか。さすればその上を目指すとなれば、目標は明らかになる。
秋田の現在地は明らかになった。来季はいかにして強豪に渡り合えるかにある。
秋田の外国籍選手はこれでいいのだろうか?リバウンドや個人で打開する術は、下位チームにはできても、上位チームでは沈黙するのであればむなしい。あれもこれも欲張らず、「リバウンドだけは負けない」と一貫した強みの選手がほしい。
アイバーソン選手は212センチもあるのだが、リバウンドの優位を示せてはいなかった。また他のビッグマンが見せるハイロープレーも見たかった。ケガの離脱もありアジャストまで時間がかかったのかもしれないが、今のままでは厳しい。
グリン選手も同様だ。マークがきついと途端に存在感を無くなる。インサイド勝負では明らかに分が悪かった。素早くキャッチ&シュートを繰り出せないものか?思い知らされる場面が多かった。
デイビス選手は確かに躍動感はある、その一方でムラがある。シュートブロックは素晴らしいが、インサイドアタックへの執着心が欲しい。跳躍力はオフェンスでも発揮できないものか?
チームとして再度見直し、選手を生かしながらチームつくりに着手していくのだが、貴重なCSの体験となったし、ここからまた新しい旅が始まる。秋田の景色はがらりと変わったはずだ!!
最後までわくわくできたシーズンであった。全ての関係者に感謝したい。
次回のCSで、この借りを返してほしい、んでねー!?。
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