さて能代での広島戦のゲーム2では、秋田は昨日のシューター陣が復調の兆しが本物がどうか?が問われるし、昨日一度も出さなかったゾーンディフェンスだが、プレッシャーディフェンスで押し通すか?広島は自慢のオフェンスをどう修正するのか?見どころ満載だ。秋田としては、バスケの町で、チームの方向性をがっちりつかみ、成長のよすがとしてほしい。
2020-21 B1第11節12月6日秋田ノーザンハピネッツVS広島ドラゴンフライズゲーム2
秋田|23|18|33|27|=95
広島|22|15|22|19|=73
広島は、昨日の敗戦からゲームの入りは素晴らしかった。吹っ切れたようにアウトサイドから、積極的に打ってくる。特にケネディ選手は連続で3pシュートを決めてきた。
逆に秋田はちぐはぐな展開で、決め手を欠くものの、大浦選手の3pシュートを皮切りに、長谷川選手のコーナー3、細谷選手も続いて食い下がった。
スチールからの速攻でデイビス選手がマーフィー選手からアンスポを誘った。デイビス選手はなかなか献身的である。多田選手も下がりながらの3Pシュートを決めれば、細谷選手の外れた3Pシュートを中山選手が回収、ゴール下を決めて逆転した。
安岡選手はミドルを外すと、柔らかいフローターを決め、コールビー選手が走りながらのダンクを決めた。広島選手の足が止まったかに見えた。
しかし、エチェニケ選手がゴール下の強さをじわじわ発揮してくると、秋田はディフェンスの圧を強めると、パスがつながらなくなってきた。
秋田もイージーなシュートが入らずに一進一退の時間が続いた。それでもカーター選手のフックシュートを皮切りにコールビー選手、中山選手が連続得点で41-37の4点差で前半終了した。
後半は昨日と違い、広島は猛攻を見せた。ケネディ選手を中心に、速いパス回しを見せる。マーフィー選手のコーナー3pシュートで54-54-の同点とされた。
ここから秋田は流れが悪くなった。外角シュートが極端に少なくなった。中山選手が鼻の部分から接触で流血のケガから復帰すると、いきなりデイビス選手への合わせのゴールが生まれた。
伊藤選手が相手のボール運びを厳しいディフェンスで8秒バイブレーションを誘発!勢いを与えた。
しかし秋田はチームファールが増えて、広島にフリースローの得点を与え続けた。4点リードで最終クオーターへ。
それでも序盤秋田は相変わらずファールが多い。リズムが悪い。しかし秋田はディフェンスのギアを上げた。古川選手の技ありのドライブや中山選手のドライブで72-70と抜け出すと、一気に流れは秋田に。
密集からボールを抜き取り、デイビス選手がゴール下から決める。ここで広島がボールへの執着心が少し薄れたように感じた。
ここで大浦選手が値千金のディープ3Pシュートを沈めた。この短時間で一気に得点を重ねた。
これって秋田が対戦チームにやられてきた場面だ。今回は秋田がきっちり決め切った。
さらには古川選手の頭脳プレイ!3pシュートでのファールをもらい3本のフリースローを全部決めた。そしてデイビス選手がコールビー選手へアリウープのパスを供給して、コンビの良さをアピールした。このような合わせはもっともっと出てくるに違いない。
今日のゲームには中村和雄氏が観戦。最後サプライズで発言の際、「保岡!!!輝きがないぞ!」とエールを飛ばした。これで恐らく吹っ切れたことだろう。この中村マジックで次の東京戦が楽しみだ!!