スミス不在で負けたら切腹覚悟のゲーム2!富山との殴り合い無視でB1100勝目

ゲーム1では富山に99失点を許した時点で、これは明らかに秋田らしくない展開。それに気づいて修正し、ゲーム2での秋田のやりたいバスケができるかが重要な試合となる。

2021-22 B1第16節1月8日秋田ノーザンハピネッツVS富山グラウジーズゲーム2

秋田|18|20|18|24|=80
富山|15|20|16|13|=64

試合ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

非常に富山さんの粘り強さがありましたが、昨日と似たような展開になった中で選手たちが40分間集中してできたことは非常によかったですし、ディフェンスで締まった試合ができたと思います。

相手はスミス選手がいませんでしたし、浜口HCなどコーチ陣がいませんでした。ラモス選手も途中で出られなくなったこと考えると、富山さんとしては難しい試合だったと思います。自分たちとしては昨日オフェンシブな試合をされて、今日はディフェンスで勝てたのはよかったと思います。

本当にこの2試合を開催できたことについて、富山さんには非常に感謝していますし、山口選手にも感謝しています。クラブと彼の協力がなければ、この2試合はなかったと思うので、本当にありがとうございました。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16421

これ今日は前日のテクニカルファールで富山はスミス選手が不在。秋田はそのような条件で負けは許されない、ある意味厳しい条件だ。

ゲームの入りはお互いが激しいデイフェンスを展開した。特に秋田は昨日の試合の反省からか、さらに気合を入れて守っているような気がした。

秋田はインサイドの有利性を生かして4,5点の差をつけるのだが、突き放せない時間が続いた。富山もマブンガ選手、ジョンソン選手のプレータイムが伸びるが、秋田に流れをもっていかせないように、要所で得点を重ねた。

いわゆる我慢比べ!

秋田ももう少しインサイドアタックを試みても良かったのだが、ペイントエリア内でのアイバーソン選手への合わせが多く、パスミスでターンオーバーを繰り返したり、イージーなシュートをぽろぽろ落とし、決まるか?決まらないか?のじりじりした時間が続いた。

それでもグリン選手、古川選手のジャンパーで得点し大崩れしなかった。

秋田3点リードで迎えた後半、昨日は秋田は富山に36点を献上している。秋田も富山も激しいディフェンスの継続から入った。晴山選手の3Pシュートで38-38の同点にされたが、デイビス選手のインサイドが功を奏し始めて、ファール、2スローの場面が多くなる。

富山もマブンガ選手が超ディープ3pシュートを決めて食い下がるがグリン選手のカットインでジョンソン選手が4ファール。ベンチに下げざるを得ない状況に陥った。

これを境に秋田のオフェンスが富山を飲み込んでいく。デイビス選手がインサイドを突いてゴールを決めワンスロー。グリン選手のフックシュートで61-51の10点差をつけたところで、勝負あり。

コツコツと秋田は得点を重ねた。

川嶋選手からグリン選手のパスで3Pシュート、田口選手の3Pシュートのフォローをアイバーソン選手が決める。リバウンドでは終始優位に立った。

富山はジョンソン選手を戻し、反転攻勢を試みるがファールが込んでいて、アグレッシブにプレーできない。

長谷川選手からのアーリーパスをデイビス選手がダンクシュートへのファールで、退場となってしまった。結局はマブンガ選手も交代し、お互いオンザコート0に。

多田選手は3Pシュートとカットインで存在感を示した。

秋田はリズムよくオフェンスを仕掛けてくる富山に、付き合わなかった。自分たちの信じるバスケ、ディフェンスから終始組み立てていった。

もう少しインサイドアタックがあってもよさそうと思ったが、確実にミドルシュートを決め切っていった。そしてシュートタッチを確認してからの3Pシュートを効果的に古川選手、グリン選手が決めた。

デイビス選手の躍動感も最後まで存在感があったし、苦手なフリースローも決めきった。富山のワイルドなオフェンスもこれから復活してくると思えば、昨日の91得点の敗戦が悔やまれる。

秋田はまず「ディフェンスを40分」凡事徹底で行くしかない。