富山グラウジーズは今季32勝28敗、勝率533で中地区3位。過去3年連続で残留プレーオフに回ったのにしぶとく勝利して回避してきた。それが今シーズンは見事にチャンピオンシップ出場を決めた。これってすごいことですよね?
せめて残留プレーオフ回避する順位で終えるとかですよね?ハピネッツは今シーズンの対戦では全く歯が立たなかったのですが。
でもですね、ハピネッツがB2時代に天皇杯では勝っているのですよ!富山に。次の川崎には負けましたけれど。ですので、ハピネッツがB1昇格して戦う時はいい勝負をするかもしれないと想像していたのでした。
それほど富山グラウジーズのチーム編成はうまくいったのでしょうね。我らがハピネッツも見習う所はないのか?考えてみました。
富山の外国人選手のレオライオンズ選手は元千葉ですが、元ハピネッツでもあります。引退でハピネッツを去ったのですが、どういうわけか千葉にいました。彼はもともとセンスが良くてオールラウンドプレイヤーでして、助っ人らしいプレーで献身的な感じでした。
ジョシュア・スミス選手は京都からの移籍で、グイグイとインサイドのパワープレイを得意としています。それなりのフィールドゴールやリバウンドも結構頑張っています。
そんな彼らを合わせて10人の新加入選手を、ドナルド・ベックHCはチームを仕上げるに成功したのです。そのチームの特徴としては先発組では得点力、破壊力をもち、交代選手はスピード豊かな選手。こうした2つの切り替えで上手く戦って結果を出して来ました。
本当に試合を見ていても巧みでして、外国人選手の一見噛み合わないであろう、プレースタイルがアジャストしているのです。富山のスタイルが確立されている。だから2年連続残留プレーオフに出たチームとは、ずいぶんとかけ離れ、自信に満ちたチームに変わりました。
秋田ノーザンハピネッツも7人の新加入選手が加わりチーム作りをしましたが、B1からは野本健吾選手で後はB2の選手たち。思いのほか厳しい戦いが続いて、「どうしたんだろう?こんなにもB1の舞台って、厳しいものなのか?」と思い知らされた感がありました。
来季はハピネッツもこのような状態でいいはずはありません。選手の入れ替えは当然あろうかと思います。
ペップHCの理想とするバスケはまずはハードワークからなのですが、選手が取得するのに、ずいぶん時間がかかりました。新しい選手はどうなるかは未定なのですが、やはり決め手は日本人選手にかかっていると思います。
外国人選手に頼らない得点力、ここぞという時のシュート精度、それらをキッチリ改善して、もう一度富山との試合を見てみたいです。
シーズンが終わるとあれですよ、、「自由交渉選手リスト」というのがありますが、別にその前の段階でも、獲得したい選手にオファーは出してもいいのですよね?交渉次第では、ほら田口成浩選手が千葉へ行った時のように。
もう、即戦力重視でB1選手の獲得という形がベストかと。その方が激しいディフェンスも取得が早いと思いますので。
うーん、シーホース三河の金丸晃輔選手はどうだろうか?レバンガ北海道の関野剛平選手、福岡の山下泰弘選手も来てもらえたら面白いかもしれませんね。