またも富山が教える!15点差を溶かす秋田が今、強豪になるために必要な事とは?

この試合は全国でオミクロン株の感染拡大した影響で、3試合しか組まれなかった貴重な試合。相手の富山も影響を受けて、浜口炎ヘッドコーチは不在となり、選手の山口祐希が代行した。

2021-22 B1第16節1月8日秋田ノーザンハピネッツVS富山グラウジーズゲーム1

秋田|20|27|22|22|=91
富山|20|14|36|29|=99

試合ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

まず今回、Bリーグ各チームでも感染者が増えている中で、富山のフロントの皆さまがかなり対策を取ってくださり、安全な状況を作っていただいて試合ができたことを非常にありがたく思っています。本当にありがとうございます。

試合の内容としては後半、特に3Qにディフェンスで守り切れなくなってしまって、終盤から自分たちのオフェンスのミスと、ディフェンスがマブンガ選手と小野選手からリズムを作られて、本来富山さんが持っているオフェンス力を出させてしまいました。後半にディフェンスが崩れてしまい、残念な試合内容だったと思います。

富山さんは非常にオフェンス能力の高いチームで、経験値もある中で後半やられてしまいましたが、我々として一番やられたくないパターンでやられてしまいました。そこは明日課題として、しっかりディフェンスをする準備をしたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16420

富山は浜口炎ヘッドコーチは不在。マブンガ選手は本調子ではない状態。それで前半で47-34の13点差をつけた。最大では3クオーターで長谷川選手が3Pシュートを決めて56-41の15点差になる。

ゲームの入りは秋田も良かった。ホームの富山も良かった。しかし徐々に秋田はオフェンスのギアを上げたかに見えたのが、2クオータの残り5分。

ボール回しも良く内外から効率よく攻めたし、秋田は好調に見えた。グリン選手の3Pシュートの確率は悪くても、ベンチスタートの選手はディフェンスの強度を落とさないで、得点に絡んだ。

アイバーソン選手は2度もゴール下でスミス選手を封じた!流れ的には秋田は良かったと思う。

なので、どうしてそれが継続できないのが不思議だ。

特に後半、秋田のディフェンスはどうしたのだろう?

いわゆる点の取り合いになってしまった。こうなると富山のペースになる。不調のマブンガ選手はディープ3pシュート決めるし、アジア枠のラモス選手がインサイドで躍動。

小野選手の3Pシュートも決まりだし、一気に流れが富山に傾いた。

これがバスケットの怖さ。40分間集中して、チームの約束ごとや、ディフェンスの強度を維持できない。そのすきをついて富山はインサイドを突いてくる。アウトサイドシュートも決まりだす。

秋田はファールで止めることに終始した。

秋田と富山は前半と後半の出来が別チームの印象であった。これがチーム状態を物語っているのだろう。パフォーマンのぶれがある。なので強豪チームに入れないもろさがある。

秋田は相手チーム状態に合わせてしまう悪い癖があるのだろうか?有利な展開なのに、そこを付けない!相手の弱点をとことん突くのがルール!ではないのかな?

富山がチームファールが立て込んでいるときにインサイドへのアタックがない、、。どうして?

もっと悔しがってほしいし、得点リードした時にこそ、頭を使ってほしい。詰め寄られて、安易にどうしてそれを許してしまうところが、強豪に入れないところなのかな?と感じてしまう。

秋田のやりたいバスケを相手がやりだすと止まらない。そんな試合がたびたびある。相性なのか?どうかは不明で、かと思えば東京に連勝したりする。

やはりメンタルというか、精神的な部分なのだろう。秋田にはそうした経験が不足しているし、必要なのだろう。戦う集団として、迎え撃つ心境は「不要」だ。

アグレッシブに、やりたいバスケを貫くのみ!相手のミスマッチを突き、ハードなディフェンスをやり切ること!明日のゲーム2でその真価が問わそうだ。

もしも連敗してしまうと、その実情が厳しいことを物語る、、、。んでねー?