宇都宮・千葉を破って来た北海道!復帰のアイバーソン選手は何をもたらしたのか?

北海道は直前の試合で宇都宮、千葉を撃破して秋田に乗り込んできた。その勝利を引き寄せたのがチームディフェンスと安定した外国籍選手の活躍だ。秋田は東北カップ決勝で北海道を破り、優勝した時以来の対戦になるが、調子は下降線をたどっている。ホームアドバンテージを借りて、果たして連覇脱出となるか?

2021-22 B1第8節11月13日秋田ノーザンハピネッツVSレバンガ北海道ゲーム1

秋田|18|25|25|13|=79
北海道|16|18|13|26|=75

ケンゾーHCコメント

勝率が同じだった北海道さんと直接対決ということで今日勝利できたこと、勝ち切れたことがよかったです。
コルトン選手が怪我から復帰して、チームとしてまた新しい形の中で途中までいい流れを持って行けてよかったですが、ただ、4Qは課題の残るものとなりました。
前節のA東京戦もそうでしたが、4Qでバタバタしてしまい、まずはこの波をなくすことが課題です。
明日またチームとして取り組んでいきたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16305

ゲームの入りは北海道がヨカッカ。ロング選手のゴール下や葛原選手の3pシュート等で7-0のランに成功。秋田は後手に回った。アイバーソン選手は実に9試合ぶりに登場すると、会場は拍手が鳴り響いた。

するとチームは落ち着きをとりもどし、オフェンスのリズムが良くなった。田口選手は3pシュートを捨ててミドルシュートを確実に沈め、大浦選手のレイアップで22-20と逆転に成功した。

しばらく一進一退が続くも、保岡選手のカットイン、ファールをもらう気迫を出すと、グリン選手のディープ3pシュートを連続で決mw39-26と抜け出したまらず北海道がタイムアウト!

田口選手はカットインで切り込み、中山選手はパスカットして長谷川選手がレイアップで41-36の5点リードで折り返した。

3クオーターでは長谷川選手の3pシュートのオンパレード!高確率で次々に決める姿は「神」だった。5本目の3pシュートで58-40。デイビス選手の合わせで、アイバーソン選手もゴール下から決めた。

さらにグリン選手のディープ3pシュートで62-45。厚みのある秋田のオフェンスに酔いしれた。確かにアイバーソン選手がセンターに君臨する安定感は、こんなにも違うものなのか?

もちろん、試合勘はまだ完全ではなく、完全にアジャストした感じではないが、やっぱりリバウンドでは強い存在感を示したし、これから合わせのオフェンスがどんどん良くなると思うと、胸が躍る。

最終クオーターでは北海道が猛攻を仕掛ける。グリン選手の4本目の3pシュートで71-55とし、今日は安泰か?と思いきや、橋本選手の3pシュートを皮切りに、ロング選手の得点が伸びだした。

ロング選手のゴール下ワンスローでデイビス選手がファールアウトでタイムアウト!一気に流れは北海道に。

ここでまたアイバーソン選手を投入。彼がいなかったらもしかしたら、飲み込まれていたかもしれない。

川嶋選手が時間を使いながらペイント内へ侵入しファールをもらう。残り1分26秒、グリン選手のカットインでファール2スローで75-69。残り6,8秒でファールゲームを仕掛けるが、ブルックス選手が起死回生のディープ3pシュートを決め、77-75。あわやという場面で、グリン選手の2スローで、逃げ切った。

最終クオーターはさすが強豪を、2試合続けて勝利した北海道の強みが爆発した。いくら東北カップで退けた相手とは言え、試合を重ねて、チームの熟成度は格段に上がっている。

それは今後の秋田にも当てはまる。アイバーソン選手ももっと良くなるし、秋田の目指すバスケがここから始まる。明日も違う展開となるがそんな秋田の「決意」を示せる試合を見たいものだ。