残り14試合大舘で叩きのめしたアルバルク東京の安藤選手はハピネッツに何を伝えたかったのか?

大舘開催のアルバルク東京のゲーム2では、白熱した試合展開となりました。気合いが空回りしたのか?小野寺選手が試合早々にファールトラブルに見舞われましたが、ハピネッツはこれからのB1残留争いに向けて、考えさせる試合内容になりました。

ゲーム1の昨日は競った試合内容でしたが、ここぞという勝負所のミスが勝敗を分けました。

でもね勝負とはそんなものです。勝ち切らないと進歩がないのですね。

時間がたっぷりあればいいですよ!はい。でもね、B1のカテゴリーで戦うには悲しいかな、このままでは時間切れになってしまうのです。

選手は確かに努力はしています。でもねそれが全て報われる保証はありません。短期間ならではの難しさがあります。運もあります。いい試合は出来た!でもその結果負けたら確実にむしばまれて行くのですよ。

ハピネッツがB1降格してb2になってしまった時のシーズンに、期限付きでアルバルク東京に移籍したハピネッツの安藤選手がいます。過去にペップHCからカナダで指導を受けているセンスの良い選手です。

アルバルク東京でもまるでハピネッッツみたいにディフェンスを激しくやっているのですぐにわかると思います。

そんな彼は一度東京にいったら、期限付きが過ぎてもハピネッツには戻ってきませんでした。そこはプロ選手ですので、様々な考えや生き方があるので、各人の自由ですし、ルールに則っている以上は責められることはないと思います。

後は、人情や感情の問題かな?

彼の選択した環境は、強豪チームとしての環境で、その場に身を置くことで更なるスキルを磨くチャンスを得たのでしょう。ハピネッツでは得られない違いを体感したのでしょう。

その彼が敵となってハピネッツと相まみえた訳です。安藤選手はアルバルク東京で得たすべてをハピネッツにぶつけてきます。ファールで得たフリースローでは容赦なくハピネッツのブースターからブーイングを浴びせられます。

それでも、常勝軍団の一員であって、余裕すらあるように思います。B2降格するかもしれないハラハラするチームとは無縁なのですから心置きなく自分のポジションと向き合えるのですからありがたいですよね。

そしてハピネッツには、厳しいチーム相手として、君臨する立場。彼がハピネッツに伝えたいことがあるとすればそれはズバリ「プロバスケット選手としてのあるべき姿」なのかもしれませんね。

以前は同じチームメイトとして過ごした仲間へ、最後まで手を抜かないで、プレーする姿。ひたむきさ。責任感。

まさか最後の言葉みたいに、ペップHCのコメント

若い選手が努力しているのは認めるし、努力の結果のミスだったと思う。だがプロならば責任感を持つべきだ。アルバルク東京の若手は20点近い差があっても一切手を抜かなかった。

ひとつ若い選手たちに言いたいのは、まず私は彼らの働きや努力はちゃんと認めています。ただ例えば21、22歳くらいで家族や子どものために働いたり、事業を起こしたり、色々と厳しい環境や状況で生活している人は世界中を見渡せばたくさんいます。

Bリーグでは、大学卒業後にルーキーとしてプロの世界に入ってくる選手が多いと思いますが、その年代はもう子どもではありません。責任を持つべき大人です。

ですので自分たちの若い選手には、常にステップアップしていく、現状よりもレベルを上げ続けていくようにしてほしいです。プロのリーグで格上のチーム相手にタフな試合を戦っていること、今この東地区で厳しい状況にあることに責任を持ってプレーする意識を強くしてほしいです。

私も「彼らは若いからしょうがない、まだまだこれからだから」と言って言い訳をしすぎることはしたくないですし、彼ら自身にもそういった言い訳をしないようにしてほしいです。難しい問題や苦労のある環境で人は成長していくと信じています。

保岡龍斗選手のコメント

アグレッシブさの中に冷静さが必要。コミュニケーションを取って修正したい

A東京ルカ・パヴチェヴィッチHC のコメント

秋田の守備は本当に手ごわい。どのチームとやっても勝てる力がある

18-19 B1第28節3月17日ハピネッツvsアルバルク東京試合結果

今日のゲームの入りは下山大地選手の連続3Pで、試合の主導権を握ったかに見えた。でもアルバルク東京に攻撃のミスを着実に得点に結び付けられた。
前半で競った試合展開も、後半に突き放される。タレント軍団はほんとうにここぞという時にシュート精度は半端ない。キーナン選手を先発から外して、序盤から激しいディフェンスで詰め寄った。そして満を持してキーナン選手を投入し接戦に持ち込んだが、小野寺選手のパスがことごとく読まれ、ターンオーバーを連発。こんなにも差があるものなのか?何をどう修正するのか?
秋田|20|22|23|12|=77
東京|23|20|30|24|=97
ターンオーバーが22、フリースローで24点献上。

最後に

少しも慌てさせることが出来なくてごめんなさいね。ハピネッツはいわゆる試合の駆け引きとか、ファールをもらうスキルとかまだまだ未熟なんですね。それでも、必死になって現状を変えるべくボールを追いかけてはファールを重ねる赤子かもしれませんがご勘弁くださいね。

それでもスピードは遅いかもしれませんが、いま着実に血肉に変えていますし、言い訳しないで這い上がっている途中であります。横綱の東京さんにも、こうして教わり、すこしでも試合巧者を目指しています。

今は本当にまだ不器用ですが、応援のし甲斐があるじゃないですか、。秋田に取ってはかわいいチームには変わりないのですね。いつかアルバルク東京さんに勝てたときは試合の最後の方で、「よくやった」とハグしていただけたら、いい絵になるかと思いますのでよろしくお願いいたします。

それにしてもついに尻に火が付いた!!!次回は千葉との2連戦。富樫選手、お手柔らかに!!