昨日の新年の勝利で特に印象に残ったのはオリンピア保岡選手のパフォーマンスだった。B2からB1昇格後は特に3Pシュートでは他の追従を許さなかった彼は最近、らしさが影を潜めていた。そのいわゆる「スランプ」を脱したきっかけをつかんだのは、田口選手が不在の今、不思議なめぐりあわせを感じてしまう。
試合結果・速報
2022-23 B1第16節1月8日秋田ノーザンハピネッツVS滋賀レイクスゲーム2
秋田|26|31|24|18|=99
滋賀|23|17|21|26|=87
秋田はゲームの入りのオフェンスから得点を重ねて、6-0のラン。古川選手がバックカット、キッド選手のジャンパー、ザックのゴール下への飛び出しと多彩な攻撃を見せた。滋賀はデーブス海選手の3Pシュートを皮切りに自らスチール、レイアップで8-8に追いついた。
ここでザック選手が早くも2ファール。昨日と同じ接戦になるのか?いやな感じがした。
変わったカンター選手がいきなり大浦選手からのパスを受け、3Pシュートを決めれば、レイアップで2スローをもらい、19-14。大浦選手のオーバーヘッドパスから保岡選手がゴール下へアタック。
長谷川選手がパスカットして、保岡選手がレイアップ、エンドワンのビッグプレーが生まれた。
秋田はキッド選手がいない間、カンター選手が存在感を見せた。明らかに股関節のケガから復調したみたいで、動きはよく見えた。
チームとして機能し、それぞれが良く走り、攻撃を早く遂行した。
だた、バウンズパスはミスになったり、ターンオーバーが増えると、ドブラス選手のインサイドや、狩野選手の3Pシュートで31-32の逆転に成功する。すると秋田はキッド選手のブロックから一気にレイアップ、そして3Pシュートで流れを渡さず。
残り5分25秒でザック選手が戻ると、保岡選手がパスカットからのレイアップ、エンドワン。保岡選手が勝負しながらアタックしてからノールックパスでザック選手がダンク。キッドのジャンパー。カンター選手がスピードに乗って川嶋選手がレイアップ。中山選手がゴール下。古川選手がアタック。川島選手がレイアップ、エンドワン。キッド選手のディープ3Pシュートで57-40とした。
2クォーターだけで31得点。一気に畳みかけた。
後半も20点前後の差を維持しながら、秋田のやりたいバスケを展開した。一時、メンバーを入れ替えてオンザコート1にして、滋賀の意地が爆発!4分半で12点差まで詰め寄られた。
秋田はザック、中山選手を戻すとあっさり得点。残っていた多田選手も、ジャンパー、コーナー3Pシュートを決めて持ち味を発揮した。7得点と結果を出した。
秋田は攻撃の引き出しが多く、2ポイントの成功率が71,1%。これは驚異的な数字だ。この勢いのまま次の千葉戦にぶつけてほしい。滋賀はタレントがそろっているチームで、個人の能力は申し分がない。後、細かいところの連携や守備、スカウティング(相手チームの分析)の部分を修正すると、一気によくなるイメージかあるチームだ。秋田は今、対戦してよかったのかもしれない。
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ケビンHC代行コメント
昨日の結果から、滋賀さんは最初から気持ちを出してやってくるのが分かっていた中で、第1Qは苦しんだところがありました。
ただ、第2Qで自分たちのディフェンスを出して、そこから走って得点に繋げることができたと思います。
第2Qで点差が開き、ハーフタイムを迎えた段階では17点差を作ることができました。
滋賀さんは気持ち的に苦しかったと思いますが、最後まで諦めずにプレーをしていて素晴らしかったと思います。
自分たちのチームとしては、アウェーの地で2連勝という結果を残せたことを嬉しく思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17311
最後に
保岡選手が開眼できたのはケビンHC代行からの言葉「もっと上のチームで活躍できるパフォーマンスがある!信じている」に答えたものだったとは!正直驚いた。昨シーズンは中村和夫氏が「保岡!輝きがない!」とホームで激励されはしたが、今回の活躍ほどではなかった。
だって保岡選手はオリンピアですよ!!もともと素質はある。あとはその導火線に火が付けばいいだけ。しかもそれは自分の自覚、悟りがどうしても伴います。プロである以上スランプもあります。そこから這い上がるには相当の努力と、めぐりあわせが必要かと思うのです。
さあ、これで役者は整いました。後は直前の千葉戦で証明するだけではないでしょうか?
保岡選手が秋田に加入してから、いまだ千葉に勝利していません。千葉戦勝利して新しい歴史を作ってほしいです。んでねー?