秋田はシーズン開幕してから6戦アウエーで3勝3敗。やっと今日がホームの開幕戦。3勝3敗という成績はある意味手ごたえがあったのか?なかったのか?微妙な判定だとは思うが、外国籍選手が総入れ替えし、センターのザック選手がギリギリ間に合った中、イーブンであったことは良かったことと思いたい。そして今日からの2連戦の琉球は昨シーズンCSでコテンパンだった。なので最低1勝はしたい。秋田よりもディフェンスが強力だし、オフェンスのゲームプランは見ごたえがある。

試合結果・速報

2022-23 B1第4節10月22日秋田ノーザンハピネッツVS琉球ゴールデンキングスゲーム1

秋田|12|21|22|14|=69
琉球|20|23|14|14|=71

今日はスタメンにセンターザック選手が入った。これはクーリー選手対策だろう。クーリー選手のゴール下から始まったが、早々に古川選手が3Pシュートが決まり3-2。長谷川選手がスチールからイージーバスケット!中山選手がドライブ、キッド選手がコーナー3Pといい入りをした。

しかし期待のザック選手が早々にファール2.ゲームプランが崩れた。

ここから秋田は得点は停滞する。琉球は勿れの中で得点する。ダンカン選手は前半だけで3本の3Pシュートを決めた。秋田はゾーンディフェンスを仕掛けるなど、相手の目先を変えようとしたが、ダンカン選手にやすやすと破られる。逆に秋田は焦りからかターンオーバーを犯し17-0のランを許した。

タイムアウト後、田口選手の3Pシュートが決まり、15-27。ここから伊藤選手からパスを受けたキッド選手がレイアップ。カンター選手からのパスでキッド選手がバックシュート、外国籍選手で流れを引き寄せた。

それでも、流れの中で得点を重ねるのは琉球の方が勝り、33-43の10点差で折り返した。

後半はそのザック選手がコートに戻ってきた。やはりザック選手の高さが効いている。キッド選手はこのクオータだけで3本の3Pシュートが決まった。いわゆるキャッチ&シュートであるが良いスクリーンからの柔らかいシュートをフリーで打てている。

たまらず琉球はタイムアウト!しかし古川選手も続き、47-49の2点差まで追い上げた。最大15点差だった。その後もカンター選手のアタックエンドワン、ファストブレイク伊藤選手のドライブを勘太選手がフォローし55-57。しっかり追従は出来ている。

ただ琉球もこのリードを選手の確かなシュート精度で広げにかかる。ダーラム選手のインサイド、今村選手のアタック。ピック&ロールからの得点を止められなおディフェンスの弱さを露呈する。それがペイントエリア内、またはキックアウトと内外のバランスがいい。59-71の12点差まで時間がかからなかった。ここはやはり経験というかチーム力が洗練されている印象がある。

それでも秋田はキッド選手のドライブや、中山選手の3P で粘る。キッド選手のアタックで69-71の再び2点差に。ザック選手がクーリー選手を抑えている。それでゴールまでの道ができた。

ここで会場はフライアゲイン!!

中山選手が最後スチール成功しジャンプボールシチェーションで秋田ボール!最後はキッド選手へボールを預けたがリングに嫌われ万事休す。すこしあっけない幕切れでああったが、やりたいバスケは出来ていたと思う。

ハイライト動画

ケビンHC代行コメント

良く戦ったとは思います。
ただ、今日の試合はすごく前節の島根戦GAME2に似ていると思いました。

12点差に離れたことが2度あり、そこから同点に持っていくところまではよかったのですが、次のステップとしてこういう試合を勝ち切るために、最後のところでチームとしてどうプレーするのかをやっていかなければなりません。
SR渋谷戦ではスタントン・キッド選手が連続で決めてくれて勝ち切ることができましたが、今日の試合ではそこができなかったです。
明日の試合も接戦になると思います。
ヘッドコーチ代行という形で指揮官が代わり、外国籍選手も新しくなり、まだシーズンが始まって7試合目なのでチームとして成熟していないところがあると思いますが、チームとしてもしっかりと成長していきたいと思う試合でした。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17122

最後に

スタメンのザック選手が1クォータでファール2のトラブルになり、琉球の一方的な流れになると思った。アウトサイドシュートが思うように決まらないが、打ち続けて自分たちのペースに持ち込もうとした。するとキッド選手がシュート精度を取り戻し、カンター選手もインサイドアタックで粘り、ザック選手もリバウンドで存在感を見せた。しかしファールでもらうフリースロー2本が決められなかった。
FT%(フリースローパーセンテージ)がまさかの11分の5本。秋田のB2時代からB1昇格してからよく指摘されてきた問題だ。保岡選手、古川選手も外した。それが試合巧者琉球を2点差ながら、仕留めきれなかった理由の一つだろう。

オフェンス的には琉球に通用していると思う。しかしディフェンスはフリーに打たせている選手が気になった。ローテーションの問題もあると思うが、ゲーム2で秋田はうまく修正をし、今度こそリベンジを果たせ!!