秋田ノーザンハピネッツの新加入外国人ジャスティン・キーナン選手は日本初来日であります。よく、「外国人選手は使ってみないと評価が分からない」と聞かれます。それもそもはず、いわゆる助っ人でありますので、日本人選手にはない、フィジカルはもちろん、テクニック等、局面を打破できるアグレッシブな個の力を求められます。
だからといって、あまりにも気が強く、ラフプレーが過ぎるなど、周りと調和できなくて扱いにくい性格もネックになりますので、慎重にならざるを得ないのですね。ジャスティン・キーナン選手は契約したのが今年の8月1日です。
★ポジション:パワーフォワード、センター
★生年月日:1988・5.2
★出身地:アメリカ・ミシガン州
★身長体重:201センチ・120キロ
★主な経歴:米フェリス州立大卒。ウルグアイリーグでは得点王を獲得。昨季はアルゼンチンのサン・マルティン・コリエンテスの所属した。
ジャスティン・キーナン選手に求められること
実際に初めての地、秋田へ移り住み、練習合流は8月の中旬からになります。ジャスティン・キーナン選手に求められることは、インサイド、アウトサイドの両方をこなせる選手です。リングにアタックする意識がとても強く、アグレッシブなプレーが期待できるとのことです。
先に行われた東北アーリーカップでは早速期待通りのプレーを見せてくれました。体格的にが頑丈そうで、動き出しは遅いのかな?と思いきや、するすると動いてリバウンドやゴール下からのシュートを量産していきました。そのゴール下から反動をつけてお尻を突き出すテクニックが、早くも話題を呼んでいます。専門的にはどうなんでしょうか?
それにここぞという時の外角シュートも打てますので、まさにオールラウンダーな選手です。もちろん、そうした選手を活かすも殺すも、選手間の連携次第となりますが、現在きっちりと仕上げていると思います。
ペップHCは「一人の選手だけが得点が偏るのは良くない」とのことですが、局面を打開できる個の力から、試合の流れが変わることもありますし、彼に注意を引き付けて、他の選手が隙を見て躍動できます。
やっぱりチーム力の一つの現れ方、オプションはたくさんあった方が見る分には、楽しいし、頼もしいです。
ジャスティン・キーナン選手のお尻がやばすぎる
こちらではジャスティン・キーナン選手のアグレッシブなプレーを披露してくれました。とても献身的でスムーズなプレースタイルですね。
特にゴール下からリングに向けてフェイクを入れる時に相手のディフェンスに対してお尻を突き出すようにしてからジャンプをする。これは相手に触らせないテクニックなのでしょうか?
また大きな体を生かしたドライブで突っ込んでくると相手は脅威!
しかし本人は「優しい」「のんびり」とゆったりした性格と周りから言われるようです。現在はまだチームメイトの名前を間違えている(笑)。
「アウエーに多くのブースターが集まり見たのは初めてでびっくりした。1試合1試合全力で向かいチャンピオンシップ行きたい」と意気込んだ」
ジャスティン・キーナン選手の過去を暴露
父親がバスケのコーチをしていたため、6歳から競技を始めた。高校までアメリカンフットボールもしていたが、大学ではバスケに専念。NCAA(全米大学体育協会)2部で地区別のベスト5にも選ばれた。卒業後、ウルグアイなどの、プロクラブで活躍。中南米でのコーチキャリアもある、ペップHCに得点力に加え攻守にわたる献身性を評価された。
プレシーズンゲームでは、ゴール下の力強いプレーとともに、3Pも決め、シュートレンジの広さを感じさせた。練習でもディフェンスでペップHCの特徴的なシステムを吸収しようと、精力的だ。「接触は多いが、チームメイトと険悪な雰囲気びなることもない」とてもいい環境でバスケが出来ていると話す。
故郷は、冬に気温が下がり氷点下になることもあり、雪も降る地域。だが「ここ7年は南半球にいたから、寒い冬は久しぶりだね」と笑う。寒さを忘れさせるような熱いプレーに期待したい。秋田魁新聞より。