昨日のGAME1は、あと一歩で勝ち切れたのに延長で崩れてしまった。あの悔しさが残る中で迎えたGAME2。結論から言うと、今日は秋田が頭も足も止めずに最後まで走り切って、川崎の反撃の芽を潰し続けた試合でした。今季最多97得点、3Pは15本、ベンチポイントは51。これはバイウィーク明けの再スタートだと言わんばかりの内容です。
ただし、気持ち良さに浸りながらも、次に向けて直すべきポイントは確実にある。勝った日にこそ叱咤激励。秋田ブースターの目が肥えているのは分かってます。今日の熱量と、次の一歩に繋がる整理をまとめます。
今日の試合の注目点
テーマは昨日の反省を今日の武器に変えること。GAME1で苦しんだポイントが、そのままGAME2の勝因に化けました。スローダウンして逃げ切るのではなく、最後までアグレッシブに攻め切る。相手がフィジカルを上げてきても受け身にならず、早い展開とパス回しで先に殴る。これができた日は、秋田は見ていて最高に気持ちいい。
- 3P成功率48.4パーセントで15本。止めに来たらドライブとインサイドで刺す
- ターンオーバーは11で抑え、相手は17。ミスから流れを渡さない
- ベンチポイント51。セカンドユニットが試合を壊しに行った
- リバウンドは31対36で負け。ここは次戦以降の宿題
個人ではピンダーの26点が派手に見えるけど、今日の本当の価値はガード陣の攻め気と、周りの選択の早さ。栗原がテンポを作り、中山が迷いなく撃ち、若い内藤がアタックで空気を変えた。川崎はアレンとリスティッチのサイズ、篠山のゲームメイク、岡田のドライブで流れを作りたいチーム。そこを最初の10分でへし折ったのが今日の勝ち筋です。
試合結果・速報
2025-26 B1 1/24(土)第19節 VS川崎ブレイブサンダースGAME1
| 会場 | CNAアリーナ☆あきた |
|---|---|
| 最終スコア | 秋田 89 – 98 川崎(延長) |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 秋田 | 23 | 23 | 14 | 20 | 9 | 89 |
| 川崎 | 21 | 15 | 26 | 18 | 18 | 98 |
まずGAME1の整理。前半は46対36でリードし、やるべきことをやれていた。それが第3クォーターで一気にひっくり返る。川崎がディフェンスのギアを上げてきたところで、秋田がミスから流れを渡してしまい、失点が相手の3Pに繋がった。最終的に延長で9対18。ラストの勝負所で川崎にやられすぎたという印象が残るのは、選手もブースターも同じだったはずです。
それでも、昨日の負けはムダじゃなかった。勝ち切れなかった責任を背負うコメントが出たのは、甘さを知っているから。大事なのは次。引きずるのではなく、今日みたいに修正して見せること。そこに価値があります。
2025-26 B1 1/25(日)第19節 VS川崎ブレイブサンダースGAME2
| 会場 | CNAアリーナ☆あきた |
|---|---|
| 最終スコア | 秋田 97 – 77 川崎 |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 秋田 | 22 | 24 | 18 | 33 | 97 |
| 川崎 | 12 | 24 | 13 | 28 | 77 |
スターティング5は、#1マクリーン、#2栗原、#10ウェッツェル、#12元田、#17中山。立ち上がりからスピード全開で、川崎を後ろ向きに走らせた。中山の3Pが外れても、ウェッツェルがすぐに3Pを沈めて空気を変える。ただウェッツェルは序盤に連続パスミスでターンオーバー。ここは反省、でも次のプレーで取り返す姿勢が良かった。
川崎のアレンがゴール下で決めて3対8になった場面。ここで秋田が慌てず、内藤のドライブ、ピンダーのごり押しアタック、高比良のスチールからドライブで一気に9対8。押されても押し返す、この一発が今日の空気を作った。アレンに対してはダブルチームも混ぜ、マイボールにして流れを切る。菅原のロングパスから高比良のイージーバスケットも痛快でした。
そして今日の象徴はピンダー。アタックエンドワン、ドライブ、そして3P。数字は26点だけど、気持ちが折れそうな場面で必ず身体を当ててくる。相手のディフェンスが崩れたのは、ピンダーが一人で点を取ったからだけじゃない。ピンダーを止めるために収縮したところを外が撃ち、外を止めに来たらまた中が刺す。これができた日は、相手は選択肢を失います。
前半 速さと圧で主導権を握る
2Qは24対24でイーブン。けど内容は秋田が手綱を握ったまま。特別指定の内藤が積極的にアタックして2スローも沈める。津山とのマッチアップでは先輩の圧にやられてバックコートバイオレーションを誘発された場面もあり、ここは学び。こういう痛い経験が、次の強さになる。
元田の3Pが好調で34対22まで広げる時間帯もあった。ピンダーのインサイドはしつこい。メザーのインサイドに対しても、秋田がリバウンドで踏ん張り、ピンダーが再アタック。川崎の守りが整う前に二発目三発目を撃ち込むのが、今日は徹底できていた。
3Q 川崎の必死に飲まれず、逆に刺す
後半開始、川崎は案の定フィジカルにギアを上げてくる。アレンの3Pが決まって、昨日の悪夢がよぎった人も多いはず。でも秋田は受け身にならない。元田の3P、栗原のプレッシャー、内藤のアシストからピンダーの3P。相手が焦れてミスするテンポを作れたのが大きい。
菅原の値千金3Pでタイムアウトを奪い、ウェッツェルのゴール下、高比良の3Pまで重なって64対49。ここで大事なのは点差ではなく姿勢。止めに行くのではなく、試合を壊しに行く。これができたから最終盤も揺れなかった。
4Q 最後まで殴り続けた40分
4Qは33対28。いきなりアレンのインサイドをウェッツェルがブロックし、そのままファストブレイクで菅原が2スロー。ここから川崎は飯田の3Pや岡田のドライブで食い下がる。でも秋田は止まらない。ピンダーが外を沈め、マクリーンがゴール前を仕留める。勝ち試合でありがちな、時間だけを使うオフェンスに逃げなかったのが今日の価値です。
そして残り2分台で特別指定の小川がコートイン。内藤とも縁のある若い選手というストーリーも熱い。コーナーからノーディップで3Pを沈めた瞬間、会場がどよめいた。若い選手が躊躇なく撃てる空気を作ったのは、今日のチームの成長そのものです。
スタッツで見る勝因
| 秋田 | 川崎 | |
|---|---|---|
| 2P | 16/32(50.0%) | 20/36(55.6%) |
| 3P | 15/31(48.4%) | 8/23(34.8%) |
| FT | 20/26(76.9%) | 13/22(59.1%) |
| リバウンド | 31(OR10 DR21) | 36(OR11 DR25) |
| ターンオーバー | 11 | 17 |
| ベンチポイント | 51 | 34 |
派手なのは3P。けど地味に効いたのはターンオーバー差とベンチ。川崎は17のターンオーバーをして、こちらは11で踏ん張った。さらにベンチ51。セカンドが点を取れる日は、秋田のオフェンスは止まらない。
一方でリバウンドは負けている。勝ったからこそ言うけど、ここは誤魔化せない。次の相手がリバウンドで殴ってくるタイプなら、今日みたいにシュートが入らない日もある。勝って反省できるのが強いチーム。ここを締めていこう。
スコアリーダーと見どころ
- 秋田:#25 キアヌ・ピンダー 26点 #17 中山拓哉 16点 #10 ヤニー・ウェッツェル 10点
- 川崎:#25 ロスコ・アレン 19点 #14 ドゥシャン・リスティッチ 14点 #17 飯田遼 11点
- アシストは栗原が7、川崎は岡田が7で並ぶ。テンポの主導権争いも見どころだった
この試合のMVPは中山、MIPはピンダー。数字だけじゃなく、チームの背骨として40分のテンションを保ち続けた2人が選ばれたのは納得です。
ハイライト動画
ミック・ダウナーHCコメント
昨日の延長負けの後は、チームとして頭を下げてしまうのは簡単。そこを選手がバウンスバックし、最初から最後まで集中してプレーできたことをHCは強調していました。97点はシュートタッチの良さだけでなく、シュートに至る過程が良かったこと。そして第4クォーター残り6分で点差があってもスローダウンせず、最後までアグレッシブに攻め続けた点。ここが今日の勝利の一番の価値です。
【1/25 VS川崎ブレイブサンダース】キアヌ・ピンダー選手会見
チームとしてプレーでき、ボールをシェアしてパスを回しながら戦えたことが大きい。ガード陣がアグレッシブにプレーしてくれたことが、今日のオフェンスの結果に繋がった。個人としては悪くないが満足はしておらず、もっと効率良く得点を取れたはずで、さらに成長したい。こういう言葉が出るのが頼もしい。26点で満足してたら終わり。次も頼むぞ。
秋田に特別指定選手として加入した小川瑛次郎がノーディップシュート3P!
🎙️「よくやった!!」
秋田に特別指定選手として加入した小川瑛次郎が初得点の3Pシュートを決める!@AKITA_NH📡バスケットLIVEで見逃し視聴https://t.co/v7udrWw232#Bリーグ #りそなグループ pic.twitter.com/eO74qTD15C
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) January 25, 2026
最後に
二日間を通しての結論。昨日の轍は踏まないを本当にやり切ったのが今日の秋田でした。勝ったことは最高。でも、勝ち方がもっと最高。3Pが当たったのは事実として、その土台にあったのはガード陣の攻め気と、ボールを止めない決断の速さ。ピンダーの26点はもちろん、栗原のゲームメイク、内藤の積極性、ウェッツェルのブロックと献身、中山のテンポ。全員で殴って全員で守った。
ただし、課題はリバウンド。ここを放置すると、今日のような上振れの日しか勝てないチームになってしまう。次のカードは当然、相手の強度も上がる。今日の熱量をそのまま持ち込んで、もっと硬い勝ち方を見せてほしい。叱咤激励と言うより、期待の圧です。CNAの空気は作れる。あとはコートで証明しよう。
[1]: https://northern-happinets.com/news/detail/id%3D19807 “〖試合結果〗1/24(土)第19節 VS 川崎ブレイブサンダースGAME1@CNAアリーナ☆あきた | 秋田ノーザンハピネッツ”
