バイウィーク明けの三遠戦をホームで迎え撃つ秋田。三遠は32勝4敗で中地区首位。秋田は18勝19敗でCS出場には負けられない戦いだが、前節の敗戦でケンゾーHCはチームの未熟さを吐露。共に再起を促した。三遠は言わずと知れた、圧倒的な攻撃力を持つチーム。秋田はガディアガ、メコウル、赤穂が代表活動でチームを離れたものの、ディフェンスのスカウティングは準備したし、ハマればロースコア展開に持ち込めそうだ。しかしある意味、一方的な試合展開になるようなら、チームの状態は赤信号が灯るかもしれないのだ。

試合結果・速報

2024-25 B1第22節3月1日秋田ノーザンハピネッツVS三遠ネオフェニックスゲーム1

秋田|19|18|20|15|=72
三遠|30|20|25|30|=105

三遠のオフェンス力は想像通りで、メイテンのインサイド、湧川の3Pと乱舞した。加えて秋田のお株を奪うWチームをガディアガに浴びせ、一気に流れを作っていく。秋田もオフェンスの改善はしており、ガディアガも一人で7点を挙げ、決して一方的な展開ではなく、田口、中山の3p、ライスナーのドライブ、合わせで得点をしていく。

どちらかといえばモランが大ブレーキ。イージーなミドルを外し前半で3ファール、精彩を欠いた。

大浦選手はディープ3P、スティールからのファストブレイクを演出、秋田のタイムアウトを導いた。

後半秋田は三遠の得点を押さえるべく、ディフェンスのギアを上げるはずだったが、佐々木のドライブを止められない、いや止めようとしないように映った。そして秋田のディフェンスを翻弄するボール回しから、ダジンスキーの3P。

元田も3pで追撃するも57-67の10点差が縮まらない。すると当然、三遠は得意のオフェンスで引き離しにかかるし、大浦はクラッチタイムで3Pを最後狙うとわかっていても止められない、まるで千葉の富樫、島根の安藤みたいだった。

ガディアガの3Pが決まっても、津屋がキッチリお返しする。熊谷、ライスナーがインサイドを決めれば、ダジンスキーは単純なピック&ロールを決め切る。まるでリングに嫌われないのだ。

秋田は早い展開もターンオーバーを誘発、簡単にボールを渡してしまう。最後ガベージタイムで三遠は余裕で18連勝した。

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント


バイウィーク明けのパフォーマンスが悪すぎたような気がします。でもこれが首位との差なのでしょうか?大浦選手はなぜ輝けるのでしょう?来季に向けてチーム構成の勇気ある決断を!三遠が出来て、秋田が出来ないことはない。そろそろ強い秋田を見たいです。

中山選手のコメント


選手全員が同じ方向となるのも才能、その選手を導くHcも才能。しかし理屈ばかりでは勝てないから、時々個のクリエイトで打開をし、チームを引っ張る存在もいていいかなと。実はそのほうがまとまりやすいし、ワクワクする。来季に期待します。中山選手は是非継続してほしいと願っています。

最後に

三遠はB1で一番の勝率を誇っており、17連勝中で、なるほど攻守に渡り洗練されたチームの印象だった。秋田も堅守で守るのだが、二の矢、三の矢の精度が素晴らしかった。大野HCが作り上げたチームの積み上げが確かに感じられた。
秋田も何度もこちらのやりたいバスケに挑むのだが、精度が悪く、流れを持ってこれなかった。三遠を見ていると秋田のチームとしての限界を考えさせられるし、今シーズンCSカムバックなど悠長なことは言ってられないと思った。今から来季の構想を開始しないと、いつまでたっても同じ位置を想像してしまう。三遠に出来て秋田にできない訳がないと思えるのだが、チーム改革する勇気がなければ、どうしようもないのだろうか?

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