昨日は圧倒的なオフェンスの圧力をかける三河に対して、受け身になってしまい、ディフェンスが不完全燃焼だった秋田。アウトサイドが得意のチームへの苦手意識は克服すべき課題。その修正力が問われる。
2020-21 B1第19節1月31日秋田ノーザンハピネッツVSシーホース三河ゲーム2
秋田|18|23|24|19|=84
三河|20|22|21|16|=75
ゲームの入りは三河が良かった。ガードナー選手のミドルでスタートすると、秋田はリングに嫌われてはいらない。これを見て、また一方的な試合になるのかな?と思ってしまった。
しかし細谷選手が入ると流れが良くなってきた。いわゆるセカンドユニットが粘り離されそうで、離れない。一時、中山選手の3pシュートで逆転成功した。
秋田は昨日の反省からか、ボールがよく動いている。
大浦選手からデイビス選手へのパス、古川選手のミドルと明らかにパフォーマンスが上がっている。
秋田はゾーンディフェンスを敷くも、ガードナー選手がロングバウンドパスを見せてゴールを奪う。ここを通すか?というセンスの良さを感じる。
しかしゴール下へコールビー選手の侵入に対してファールが演技、シミュレーションを取られコールビーの勝ち。
コールビー選手は本当にゴール下の献身さはぴか一だ。
それでもガードナー選手は得点のほしい時にゴリゴリ押してくるし、計算できる選手だ。涼しい顔して一人で打開する。
秋田10点差をつけたのにあっという間に5点差まで迫る勢いは不気味だった。速攻やうまくミスマッチを突いてきた。
それでも今日の秋田は3pシュートの確率がいい。細谷、長谷川、中山選手のタフショットで65-59。「今日は絶対に勝つ」という強い気持ちが伝わり、シュートに迷いがない。
まるで神様が降りてきたように、ポンポンとゴールに吸い込まれていく。そう昨日の三河みたいだった。
オフィシャルタイム後、残り5分どちらがギアを上げるのか?秋田はここまでスチール10,ブロック5。
終盤にきて三河の川村の3Pシュートが連続で決まるも、80-73.デイビス選手は3pシュートを長い手で触りスチールに。
秋田も小刻みに得点を重ねて、古川選手も金丸選手のディフェンスを振り切って、振り向きざまにタフショットでやり返した。さすがのオフェンスタレント軍団相手でも点差は縮まらなかった。
昨日今日と秋田のディフェンスがボディブローのように三河に効いている感じだった。シュート精度も下がり秋田のアウトサイドシュートへのディフェンスも弱かったように思う。
もちろんここぞというときのパスミスや、スチール、ターンオーバーもあったし、流れが相手にいくのか?と大声で「ええー!!!」の場面もあった。
しかし選手はリバウンドや、ディフェンスで粘った。するりと相手のマークを外してゴールを決めた。昨日とはシンプルに動けているし、その修正力と選手の遂行力は素晴らしい。
出てくる選手が動き、得点を重ねている、チームで戦っている。そして選手は確実にステップアップしている。
3pシュートの確率は24本打って10本決めて、41,7%に。
いよいよ本当のリーグにおいて「台風の目」になりつつある。今後のさらなる精進と活躍を期待しよう。次は富山。まだまだ秋田は強くなる。
こうして確実にケンゾーHCの元、同じ相手に連敗しないチームを見れるとは、、、。これ歴史的にも生き証人になって後世にしっかり伝えたいと思います。ありがとうハピネッツ!
シーホース三河 鈴木 貴美一ヘッドコーチ 試合後コメント
「出だしから秋田さんのエナジーが素晴らしく、それに対して冷静さを失いターンオーバーも多くなり、オフェンスが上手くいきませんでした。秋田さんのディフェンスは素晴らしかったです。もう少し、自分たちはディフェンスで我慢できれば良かったんですけど、最後はディフェンスの足もなくなってしまって、相手にオフェンスを気持ち良くさせてしまったところが敗因だと思います。自分たちのオフェンスが上手くいかない時に、ディフェンスでしっかり対応できるようにならないと、オフェンスがダメな時に勝てなくなってしまいます。また1週間空きますので、しっかり練習したいです。」
秋田ノーザンハピネッツ 前田 顕蔵ヘッドコーチ 試合後コメント
「チームとして、素晴らしいチャレンジができたと思いますし、40分間信じて選手がゲームプランを遂行して、西地区首位でオフェンス能力が非常に高い三河さんから守れて勝てたということは非常に大きな一勝だと思います。」
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/04f0cbea67c4f821282932f35a9307172c989014