優勝を逃した秋田は想定外の危機感!天皇杯バスケで修正必死!できないとアレは無理!

東北カップ決勝は同じB1のカテゴリー同士の仙台と戦う。頂点をかけての戦いではあるが、仙台は3連戦となりケガのリスクもあろう。課題克服や修正という意味では無理をしない選択もある。秋田も少ないロスターでのやりくりの中、勝ちにこだわる内容が問われると思う。来週は天皇杯も控えているし、ギアを上げていく作業もしないといけない。

2023東北カップ決勝試合結果・速報

2023東北カップ決勝9月18日秋田ノーザンハピネッツVS仙台89ERS

秋田|21|15|21|19|=76
仙台|20|26|22|21|=89

お互い激しいディフェンスが機能してバリバリやり合った。秋田は古川選手は昨日と同様にシュートタッチが良く得点を重ねてチームを鼓舞した。1クォータで選手が全員コートに立ちタイムシェアを敢行したが徐々に仙台にペースを握られる。

日本人選手やアジア枠のヤン選手らがコーナー3Pシュートを決めてインサイドでは外国籍のゲルン選手がインサイドをこじ開けた。ゴール下でキッチリ仕事をする。それがチームのリズムを良くして逆に秋田はリバウンドで劣勢になった。

頼みの外国籍選手が思うように機能せず、何をやりたいのかわからない。個で打開できず、ターンオーバーや選手のファールが増えた。

時々バックカットのパスが通り得点するも連続得点がない、逆に仙台はワンポイントで打開し、秋田にダメージを与えた。

後半、久しぶりの連続得点で追い上げムードと思いきや、仙台の青木選手の3Pが決まり、40-51の11点差になった。秋田はザック選手の高さを生かしたパワープレイに活路を見出す。インサイドからゴールを決め勢いが復活した。

長谷川選手が3Pシュートを決めクロケット選手もユーロステップからのレイアップを決めた。さらに長谷川選手の2スローで52-53の1点差までこぎ着け、希望をのぞかせた。

しかし仙台の流れは固く、連続得点を止められない。ディフェンスも秋田以上に強度があった。これが3試合連続でのチームなのか?足が止まることはなかった。相当にメディカルを鍛え上げた証拠だ。
中山選手のファストブレイク、クロケット選手、保岡選手の3P、ベイカー選手のアリウープも時すでに遅し。秋田は4連覇を逃し、仙台が優勝した。

ハイライト動画

東北カップ決勝戦動画

ケンゾーHCのコメント

中山選手のコメント

最後に

中山選手のコメントで秋田は人数が少ないのは言い訳できないと話していた。それはシーズン中ではあり得る状況だからだと。それはそうだと思う。しかし秋田は昨シーズン、重要な時期に同じように選手が少ない茨城にまさかの敗戦を喫しているのを、思い出した。

また仙台は外国籍選手のアジャストに成功しているようにも思う。ゲルン選手のインサイドの強さは止められなかった。いや、秋田のペイントエリアのディフェンスが甘いといえばそれまでなのかもしれない。

ただ秋田の外国籍選手の存在感が薄いのが気になる。ディフェンスも、リバウンドに積極性が感じられず、背の低い仙台の選手に2次3次攻撃を許すのはいただけない。どんな位置取りをしていいのか?理解しているのだろうか?

オフェンスは1オン1ができない。これはチームの約束事で仕方ない部分もあると思うが、ターンオーバーのミスも多く、信じられない。昨シーズンどのようなリーグにいたのだろう?今シーズンは新B1を見据えての重要なシーズンで、特に外国籍選手の目利きは用意周到だったのではないのか?

今はプレシーズンゲームであり、結果よりも怪我無く終えて、戦術の浸透は2の次というのも理解できる部分もあるが、今日の出来からすればそれこそケガする直前まで鍛え上げないと、ステップアップしないと厳しい戦いになる可能性が大だ。それどころか東地区でCS出場の目標はかすんでいく、、、。

この不安や心配が単なる取り越し苦労で願いたいのは、自分だけだろうか?

今週末天皇杯バスケの岩手戦でどれだけ修正できているのか?逆に足元をすくわれるようだといよいよ、、、。なお、配信はYouTubeで行われる。秋田は22日の19時から。