プレ新潟戦秋田はあわや100点ゲーム!宇都宮は群馬の夢を打ち砕くダブルスコアへ?

今シーズン最初の試合2020~21プレシーズンマッチが開催された。本当にコロナでシーズン打ち切りになって、どうなることか?心配だったが、こうして選手の熱い戦いを見れる幸せをつくづく実感させられた瞬間でもあった。

2020-21 プレマッチ9月5日秋田ノーザンハピネッツVS新潟アルビレックスBBゲーム1

秋田|27|18|28|24|=97
新潟|18|15|8|13|=54
シティホールプラザアオーレ長岡の会場にはコロナ対策されたレイアウトでブースターが集まった。ピンクの秋田ブースターも確認できた。会場アナウンスや音楽はあったがそれ以外歓声も制限され拍手が目立つ雰囲気だった。

秋田は新潟とのゲーム1。どれほどの仕上がりか?期待はあったが、選手のパフォーマンスは新潟よりも明らかに高かった。普段何かしらテーマを決めて練習している密度がよくわかる。だから試合に現れる。

調子の悪い選手を見つけるのが困難で、動きは明らかに秋田のほうがキレていた。

キャプテン中山のゴールしたの切り込み、去年開眼した3Pシュートも連発で決めた。ガッツあふれるプレーは健在だ。驚いたのがジャステン・キーナンジュニアの野本選手。激しいディフェンスで走れるビッグマンは今シーズン自分の役割をさらに自覚したようだ。

今季は積極的にオフェンスに絡んでいる。隙あらばゴールへアタックを繰り返す。誰かが外角シュートを狙うとすぐにゴール下へ移動しバックアップに備えていた。相手の外国籍選手へのマークもしつこく、一皮むけたような存在になった。

また保岡選手も一回り厚みを増した存在感を示した。攻守の切り替え、ポジション取りが素晴らしく、相手のミスを誘った。ミドルや3Pシュートも健在でロングレンジから余裕で決めて見せた。

若手の大浦選手の動き、アシストもキレていた。体力が完全に戻っている。試合終了間際あわや100点にのせるか?と思いきや、ドリブルで試合をやめ大人の判断をした。

多田選手のオープニング3Pシュートには驚いた。もう自信をもって打てている。こそから畳みかける長谷川選手の3Pシュートの連発で新潟はたまらずタイムアウトを取った。

秋田は終始オンザコート1で進めた。コールビー選手のブロックショットは健在で何度もシュートを防いだ。新しい外国籍選手マイク・ベル選手も実にいい働きをした。インサイドで存在感を示して、チームプレイに徹していた。チームの戦術に溶け込み、自我を抑えることで、物足りなさよりも確実性を発揮できているし潜在能力の高さを示していた。

十分に貢献しているし、もう少し見たい選手だ。

チームはもちろんオンザコート0も多々あったが、慌てることなくタフな守備も継続、バリエーションに不備はなかった。

2020-20プレシーズン9月5日宇都宮ブレックスVS群馬クレインサンダーズ

宇都宮88:群馬47
宇都宮は終始安定感を見せつけた。登録メンバーがもともと安定していて、戦術も浸透していて見る見るうちに点差が広がった。

群馬の外国籍選手の補強に目が行きそうだが、それでも日本人選手の役割も重要だ。ロスターの半分以上が新加入となった群馬だし、宇都宮と比べること自体、酷なのかもしれないが、宇都宮の選手は100メートル陸上競技に例えれば、決勝に残るアスリートたち。心技体ではかなわない。ましてチームとしての熟成度も。

群馬の選手、チームにしてみればこれからの戦いで、補強しただけでは勝てないし、何をどうするか?明確になったはずだ。焦らずに仕上げてほしい。B1昇格を見事果たし、そして上位で戦えるチームを。

そして秋田はその宇都宮と9/12(土) 15:05に対戦する!!ガチンコだ!

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