リーグ戦再開は西地区3位の京都ハンナリーズとの対戦からです。守備重視の戦術で知られる浜口炎HCの下、11勝8敗と良い成績を残しています。ハピネッツは先の天皇杯で2連勝で迎えた3度目の対戦の三河に、実力を発揮することなく、20点差で負けました。レギュラーシーズンでなかったとはいえ、らしくない試合運びでした。京都ハンナリーズ戦からシーズンも中盤にさしかかり、勝負に対して気持ちを強くしていかないといけないのは選手自身もよく理解していると思います。
京都ハンナリーズどどう戦う?
ペップHCのコメント
「京都はバランスのとれたチーム。チャンピオンシップに進む力も十分に持っている。秋田はやるべきことを徹底すれば勝つチャンスはある」
中山拓哉選手のコメント
「同期(伊藤選手)には絶対に負けたくない」「マブンガには自分がマッチアップする場面もあると思うのでしっかりと止めて流れを掴みたい」
18-19 B1第12節12月8日ハピネッツvs京都ハンナリーズ試合結果
マブンガのタフショットで始まりました。最近ではハピネッツのゲームの入りが悪いので心配しています。8-0で京都が走っている。ハピネッツはオフェンスで躊躇している。そこで白濱選手の3Pが決まり秋田も走りだしました。成田選手はパスカットされるも、どちらのディフェンスが激しい印象でした。
2クオーターはキーナン選手のシュートから始まりました。成田選手の久ぶりの3Pで21-21。京都も秋田の外国人選手へのディフェンスが凄いです。ですが下山選手の3Pでジワジワと秋田が押し返している。京都に有利になる展開を許していません。これって秋田のディフェンスが機能しているってこと。すげぇ!でも京都の伊藤選手もフロータシュートを決めて35-35の同点。終了間際でコールビー選手のアリウープで35-37で2点リード。超かっこいい!!B2時代はよくやったものです。
3クオーターはコールビーの得点からスタート。ゴール下も決まり連続得点。保岡龍斗選手のレイアップシュートも決まり、37-45の8点差。京都は何もかもうまく行かない。ハピネッツはノーファール。4クオーターは一進一退の展開ですがハピネッツは点差を考えたゲーム運びを遂行し、危なげなく勝ち切りました。
秋田|16|21|21|22|=80
京都|21|14|14|22|=71
ペップHCの注目発言
選手全員が非常に集中して自分のすべきことを最後まで遂行してくれて、ここまでのリーグ戦の中ではもっとも安定したプレーをみせてくれたと思います。今日の選手たちの集中力は賞賛に値しますし、それが試合の流れを掴んだと思っています。ディフェンスに関しては細かい決め事まできっちり実行したことで良く機能していましたし、オフェンスも点差がつまっている状況でもあわてることなく、全体的にプラン通りにプレーできました。明日は京都さんが第1クォーターからもっとアグレッシブさをみせてくるはずなので、出だしからそのレベルに対応できるようにしていかなければなりません。今日のような集中力でプレーできるかが勝負の決め手となると思いますので、自分たちはすべきことをやるだけです。
小野寺選手のコメント
「1クオーターのミスをコミュニケーションをとって修正をした。ここで満足せずに明日も勝ち切りたい。」「遠い京都まで駆け付けてくれて本当にあり難いです。」
最後に
ハピネッツの選手全員で勝ち取った試合内容でした。攻守が噛み合った大人の試合。我慢すべきところで我慢をし、今まで攻めない選手が攻めて相手のディフェンスを翻弄していました。京都はゴール下に入れない時間帯が続いていました。特に保岡龍斗選手のレイアップシュートは実によかった。ゴール下に絡んで攻撃の幅を広げていますね。選手の成長を感じます。今までは「1歩進んで2、3歩下がる」感じがあったのですが、しっかりと課題に向き合い取り組んでいる証を見せてくれました。京都は先の天皇杯で勝ち進んだチームです。秋田は三河に阻まれましたが今日は価値ある勝利だと思います。さあ、明日がまた重要な試合です。連勝できればいよいよピンクタイフーンにに近づいていきますね!