信州戦の多田、ワン選手は本物だったか?されどコールビー選手が無性に恋しいのはなぜ

秋田は天皇杯バスケをタフな日程をけが人を抱えながら3連勝してリーグ戦を迎えることになる。この天皇杯でワン選手と多田選手が急成長した二人をどうやって起用するのか?楽しみだ。そしてアイバーソン選手も復帰して、インサイドの要として元気な姿を見たいものだ。

2021-22 B1第6節11月6日秋田ノーザンハピネッツVS信州ブレイブウォリアーズゲーム1

秋田|17|9|15|10|=51
信州|26|22|19|9|=76

ケンゾーHCコメント

自分たちが目指すスタイル、激しさ、エナジーレベルなどが全く出せなかった試合でした。
選手たちは頑張ってくれましたが、自分が彼らの力を引き出せなかったことに非常に悔しさを感じます。
今日は全員が悔しい思いをしたので、明日違う展開に持っていけるように、今日出だしが非常に悪かったディフェンスから立て直していきます。
引用https://northern-happinets.com/news/detail/id=16289

秋田はゲームの入りは互角だったが、信州はしたたかに秋田のインサイドに侵入。明らかにいつものディフェンスとは違いソフトな気がした。すると秋田のディフェンスを収縮させ、3pシュートをことごとく決めた。

秋田のオフェンスも決して悪くはないが、リングに嫌われ、シュート精度が悪すぎた。その間に信州はカットインやアウトサイドシュートで突き放しにかかる。

秋田もディフェンスの強度を上げ、パスミスを誘うのだがいかんせんシュートが決まらない。3pシュートを打ってもリバウンドに絡む選手がいないので2次攻撃ができない。足が止まっている

加えて速攻を古川選手がファールで止め、アンスポーツマンライクファールを取られ、劣勢は変わらない。あの古川選手がそんなファールをしないといけないチーム状況なのだ。

信州の日本人得点源の岡田選手が不在とはいえ、秋田も川嶋選手が出ても調子が上がらない状態で台所事情は深刻だ。天皇杯で活躍した多田選手も3pシュート、ミドルシュートが前半は決まっていない。

ここまで秋田は3pシュートデイビス選手の1本に対し、信州は13本打って7本決めている。

後半に入ると、秋田はディフェンスを若干あげたろうが、信州の攻守のリズムは変わらない。個人で打開していくものの、単発でアシストがないゴールは秋田のバスケではない。

グリン選手はインサイドへ切り込むが、決め切ることができず、ターンオーバーを繰り返す。ファールをもらいワンスローが精一杯。

一言でいえば「グダグダ」だった。こんな試合も珍しいと思う。野球でいえば3クオーターコールド負け??ある意味かわいそうだった。

4クオーターで意地のプレッシャーディフェンスを仕掛け、ターンオーバーを誘うも、連続得点の流れが来ることはできなかった。

チームバスケが機能しない秋田は、天皇杯の移動距離からの疲労も十分考えられるが、言い訳はさすがに苦しい。しかしこうも体が動いていない以上、信州にしてみれば攻略はたやすかったのかもしれない。

チームファールも以上に少ないし、デイビス選手のシュートブロックもなかった。チームが調子がいい時は彼のアリウープやダンクが見られるもの。それすらないのは重傷かなと。

明日は今日とは違うバスケになると思うが、秋田のやりたいバスケがこうもできないならば、11月攻勢は困難であるし、スタートダッシュは幻となった。

お相撲さんだって、膝をテーピングしてまで頑張っている。それだけ土俵を務める責任がある。

期待のアイバーソン選手はケガをして出られないなら、チームに帯同しないで、しっかり治した方がいいのではないだろうか?

秋田は果たして強くなったのか?弱くなったのか?

コールビー選手の復帰はいつなんだろう。今日は心から恋しく思えた。