秋田と千葉の今シーズン4度目の戦いで、ひょっとしたら、、とかすかな期待を胸にライブを見ていた。しかしその期待は早々に泡と化した。

試合結果

2021-22 B1第32節4月20日秋田ノーザンハピネッツVS千葉ジェッツ

秋田|15|22|17|13|=67
千葉|25|22|22|19|=88

試合早々、殴り合いの様相。お互いバチバチとシュートを入れてくる。今日はグリン選手の3Pシュートのタッチも良かった。しかしそれを上回る千葉の分厚い攻撃。今回も思い知らされることになる。

秋田は今インサイドの要のアイバーソン選手が不在だ。なので千葉は容赦なくインサイドを攻めてくる。当然秋田のファールもかさむ。難しい試合になるということだ。

大浦選手が入り、試合のテンポを上げた。デイビス選手のあわせ、川島選手の3Pシュート、デイビス選手のがリバウンドに絡んでタップシュートなどエナジーを発揮させて27-29の2点差まで追い上げた。

秋田はゾーンを敷いた。千葉もタイムアウト後、アウトサイドシュートの確率良く決めて、引き離しにかかるが、秋田も長谷川選手のレイアップや古川、グリン選手の3Pシュートで37-47の10点差で前半を終えた。

後半は一進一退でゲームが進むが、千葉は秋田の連続得点を許さない。ディフェンスでも強固である。単発ではいいシュートも秋田はあるのだが、眠れる富樫選手が要所で3Pシュートを決めた、10点、15点差がなかなか縮めることはできなかった。

千葉はこれで秋田戦17連勝!秋田の「お得意さん」はいつまで続くのか?

秋田は立ち上がりから押し込まれ、最後まで主導権を握れなかった。第1クオーターは残り約4分まで競り合いが続いた。ここから立て続けに失点し、10点をリードされた。第2クオーターは川嶋、グリンの3点シュート(3P)などで追い上げたものの、点差は埋まらず、後半はさらに差を広げられた。
グリンが24得点と踏ん張ったが、千葉の堅い守りに阻まれ、攻撃も止められなかった。千葉はインサイドを突いて得点を重ね、要所での3Pも決まった。勝負どころのプレーが堅実だった。
引用:https://www.sakigake.jp/news/article/20220420AK0029/?nv=sports

試合ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

アイバーソン選手がいないこの状況の中で、戦術だったり、今いるメンバーで出来る最善を尽くしてチャレンジしました。
しかし、前半簡単に点を取られてしまったり、後半ももったいないケースがあったりと、そこで10点差から縮まらずに地力の差も感じましたが、こういうところをどれだけ消していけるか、その中で40分間どうやって戦えるかというところが大事だと思います。
ここを突き詰めていかないと勝ち切れないのは明確です。
残り7ゲームある中でどうやってここを取り返しに行けるか、もちろん諦めませんし、しっかり前を向いて戦っていきたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16671

最後に

グリン選手の得点が伸びなければ、もっと得点差が開いていた。残り7試合で、どんな試合を重ねるのだろう?手薄なインサイドを従えて、本気でCSを狙う選手のステップアップを期待する戦術はあるのだろうか?

引き離されないで我慢してついていき、スチールやアウトサイドシュートで活路を見出すしかないのであれば、選手のモチベーションや怪我が心配だ。

今、この時期新しい外国籍選手の獲得はルール上無理だと思う。B3の佐賀バルーナーズでは4月19日にカイル・バローン選手が契約解除になったばかりなのだ。コールビー選手の劇的復活しかないだろう。

ワイルドカード争いではすでに三河に抜かれてしまった。渋谷の足音も聞こえてきた。今週末はアウエーで宇都宮2連戦が待っている。

昨シーズンもコールビー選手が離脱してから、踏ん張って強豪に勝った試合もあったが、終盤はやはり、勝てなくなった。今シーズン満を持して大型のアイバーソン選手を獲得も、同じようにけがをして、苦しくなった。

2シーズン続けての困難はどこに原因があったのだろうか?これらを総合的に反省をして、選手の補強や構成を真剣に考える時だ。

秋田のディフェンスにしたチームの土台は間違っていない。後はオフェンスの厚みしかない。いつまでも選手の成長だけに目を凝らしてはいけない。成長というならゲームで使ってほしいからだ。

CSが途絶え、消化試合でしか使えないなら、、、その手腕には疑問が残るだけである。