いよいよアウエーに乗り込んで宇都宮とのCS争いの決戦を交える。ワイルドカード争いで3位の秋田は今いるメンバーでできる限りを尽くすしかない。後悔のないプレーは難しいのだが、迷うことなくチームプレーを発揮してほしい。

試合結果

2021-22 B1第33節4月23日秋田ノーザンハピネッツVS宇都宮ブレッブスゲーム1

秋田|15|18|15|15|=61
宇都宮|9|16|25|14|=66

そういえば、宇都宮も外国籍選手は二人なのだ。お互いがタイムシェアをしながらの、戦いは壮絶な守り合いになった。個人的にはこれが三河戦でどうしてできなかったのか?不思議ではある。

試合巧者の宇都宮が終始リードを保つかに思われたが、秋田はエナジー全開の守備で、宇都宮のシュートシーンを防ぐ。秋田はアイバーソン選手が不在なのでインサイトをスコット選手が突くが、再三防いだ。特にデイビス選手の集中力は素晴らしかった。

お互い、両外国籍選手が出ずっぱりで、引っ込めるタイミングも面白かった。徐々にスコット選手のゴール下の得点を許すも秋田も、グレン選手が蒸すマッチを積極的に突きインサイドを攻めあがった。

グリン選手からのデイビス選手のあわせもよく決まったし、川島選手のアタックも決まった。宇都宮は古川選手へのWチームを仕掛けるも隙間からゴール下のデイビス選手がワンスロー、そしてトラジションからの川島選手が3Pシュートを決めて27-18とした。

お互いに3Pシュートを絶対に打たせないディフェンスは素晴らしかった。

後半、ここで秋田の悪い癖がでる。3クオーターで失点がかさむケースをまたしても露呈する。長谷川選手の気迫あふれるドライブワンスローで勢いがついたと思いきや、フォトゥ選手がするするとミドルや3Pシュートを効率よく決めると11-0のランに成功する。

加えて秋田は痛恨のターンオーバーを重ねてしまった。38-45と逆転されてしまった。

デイビス選手が2本目のフリースローを外した時にとっさにワン選手がリバウンドを制してゴール下を決めたとき、ここ方秋田は息を吹き返した。田口選手のミドルやレイアップ、デイビス選手のダンクで46-52とした。

試合は惜しくも負けてしまったが、デイビス選手が4クォーター7分までノーファール、チームに貢献した。

勝敗を分けたのが選手個人のシュートセレクションだった。秋田はファールコントロールができていて、宇都宮のチームファール5やスコット選手のファールトラブルでインサイドを効果的につけなかった。

逆に宇都宮は秋田の隙をついてフォトゥ選手のミドルや3Pシュート、デービス選手も同様に決め切った。秋田は保岡選手のフックシュート、中山選手のアタックが決め切れず、ましてグリン、古川選手の長距離砲の不発が痛かった。

動画ハイライト

ケンゾーHCコメント

非常に惜しい試合でした。選手たちは自分たちがやりたいことを表現できた時間帯がしっかりあって、全く悪い内容ではなかったとは思いますが、勝ち切りたかったです。
3Qにフォトゥ選手のシュートだったり、自分たちのターンオーバーだったり、これらのミスがもったいなかったと思います。
明日またチャレンジして、勝てるように準備したいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16676

最後に

さすがに好勝負を演じたとは思う。小葉を決めたのは、わずかな差だったとしても、決め切れなかったシュートやターンオーバーは悔しい。もう、上位チームと対戦して課題克服はできていると信じたい。明日はまた違う展開になると思うが、奮起を期待したい。大浦選手も使ってほしいと思う。奇しくも今日三河が負けて渋谷が勝利した。混沌としてきた中で見逃せないチーム力が問われている。