アミダ・ブライマー選手は今シーズン開幕直前に、契約解除になってしまった。当時、インサイド強化を目指していた秋田にとっては一大事で、そこから歯車が少しづつ狂うことになる。大型センターをまず強固にしてのチーム作りが後手後手にまわり、思い描くパフォーマンスの低下は見ての通り。連続のCS出場の機会を断たれてしまい、東地区における順位も下降した。

8月29日、秋田ノーザンハピネッツがアミダ・ブライマーと双方合意の上、2022-23シーズンの選手契約を解除したことを発表した。

ガーナ出身のブライマーは213cm104kgのセンター。コネチカット大時代にNCAAチャンピオンに輝き、2017-18シーズンにスパーズへ加入。主にGリーグでのプレーとなったが、2018年にはGリーグチャンピオンに輝いた。2019-20シーズンにはペイサーズに入団するもケガのためプレシーズンで離脱。その後、プエルトリコとベルギーでプレーし、昨シーズンはベルギーリーグチャンピオンとなった。

「キャリアの中で勝ち続けてきましたし、負けず嫌いな性格なので、秋田の『勝つ文化』にフィットすると思います」と、入団時にコメントを発表していたが、試合に出場することなく秋田を去ることに。

クラブ代表はリリースを通して以下のコメントを発表している。「ブライマー選手ですが、来日後、契約条項に違反する事項が発覚したため、残念ながら契約を解除することとなりました。早急に新たな選手を獲得し、10月の開幕へ向けてチーム作りを進めてまいります」
引用:https://basket-count.com/article/detail/119082

恐らくケガをしていた可能性があるし、100%の状態でなかったのかもしれない。

では、アミダ・ブライマー選手は今シーズンどこで何をしていたのか?当然気になる。ウイキペディアによれば秋田との契約解除後の2022年11月8日、ユーロカップとLNBに所属するJLブールとの契約が発表されたのだが、詳しいプレーのニュースや動画がない。

なのでパフォーマンス的にはピークが過ぎてしまったのかもしれないし、ケガによるところの影響が今も影を落としている可能性もある。

ただ実際のプレーを見ていないけれど、今シーズン秋田の成績を見たら、彼への期待値が大きかったし、もやもやしている部分がある。まして他のチームに引き抜かれ、活躍したとなると、これまた球団の目が疑われる。

秋田は来季に向けては徹底的にリサーチを繰り返し、島根や千葉、広島といった外国籍選手の補強をする必要があるのだ。

アミダ・ブライマー選手の誠意の部分やパフォーマンスに関しても、妥協はしないだろう。決してしないでほしい。