ケガ人続出ではこの先待ち受けるのは、決して容易なことではない。川崎戦で痛い連敗をした秋田の戦術は昔掲げたディフェンスの強度やオフェンスでどんな違いがあるのだろうか?
秋田といえばディフェンスのチームという事で、知られてきた。しかしここ最近ではゲームの序盤に大量失点が見受けられる。いつの間にかソフトな感じがするのは私だけだろうか?
それよりも他のチームがディフェンスの強度が上がり、秋田のオフェンスが停滞する時間が解消できないのも問題がありそうだ。
敗戦後の秋田のケンゾーHCは、「自分たちは1対1でバスケをするのではない。何回もワンオンワンを仕掛けるチームではない。どうやってズレを作る中で勝負できるかっていうオフェンスをしたい。」「そういう意味で言うと、今日やっぱり強引に行ってしまったり、こうちょっと冷静にかけてる部分があったのかなと」「この状況自体がこう全員がステップアップしないといけないっていう中で、こう気持ちが空回ったりとか、ちょっと気負ってしまったりとか、焦ってしまったりっていうのはあったのかもしれないです。」
確かにチームとして戦うには全員が同じ気持ちで、それを共有しながら相手に向かうという事だろう。
ただ、自分たちよりも想定外のチームに出くわした時に、例えば相手のシュート精度やアタックがずば抜けてきた時。ディフェンスが追いつかず、失点がかさむ現象が最近では顕著だ。何よりも相手の出方を待つようなずれがあり、逆にそこを突かれているような気もする。
そんな時に秋田はアウトサイドシュートが決まればいいが、決まらない。リバウンドも取れないし、肝心な時にターンオーバーをする。
そのチームの決め事に固執して、反撃の時間、選手の判断において、ずれがある証拠だし反撃の糸口に時間がかかる。イコール選手のステップアップが出来ていない!という事なのだろうか?
例えば外国籍選手は1対1で仕掛けたり、ピンチ、劣勢を挽回するセンスが求められると思う。創造性豊かに自由に動ける体力もある。日本人のシュートミスを帳消しにする跳躍力もある。
最近はパス回しをしすぎたり、安易なパスを読まれて失点につながっている。セットオフェンスは相手の脅威になっていない気がするのだ。
バスケットは点取りゲームで攻撃は最大の防御ではないのか?
自分たちから仕掛けて、早いバスケがないし、連動、合わせで、結果が出ず、選手のモチベーション維持も心配だ。
もう少し工夫ではなく、もっとシンプルに考えてはどうだろうか?
川崎が早い時間でチームファールが4の時も、インサイドアタックに時間がかかりすぎていたし、ボーナスポイントが奪えない。ここにもチームの決まりごとが邪魔をしていそうな気配があったように思えて仕方ないのだ。
そうしたときに、頼みのディフェンスまで消されて、相手の方がファストブレイクを連続で決め切る現象まで出てくる。気合が空回りして、楽しくバスケをしていないし、そんなときは悪循環にはまるもの。
もう一度選手、HCが心を開いて話し合い、オフェンスの優先順位を決めたら、選手に任すのもいいと思う。それでも結果が出ないのであれば、チーム編成を来期に見据えて作り直す作業が重要だろうか。
まずチョル選手を生かせるか?生かしたか?次節の茨城戦を注視したい。
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