3Pは当たった でも勝てない…12点差が溶けて延長で崩壊 秋田89-98川崎 GAME1速報と辛口レビュー

ハピネッツ試合結果

バイウィーク明け、2026年最初のホーム。ダウナーHC体制の再スタートで、秋田ブースターは期待と不安をごちゃ混ぜにしながらCNAアリーナへ向かったはずです。

結論から言うと、前半は手応えあり。後半は現実が突きつけられた。しかも今回の敗戦は、気合とか運とかの話に逃げられません。数字がきっちり示しています。

3Pが41.9%で決まり、FTも88.9%で落ちないのに勝てない。ここが今日の一番のポイントです。外が入っても勝てないなら、勝負を分けたのは別の場所。つまりリム周り、リバウンド、そして終盤のボール管理です。

応援目線で言います。悔しい。でも、ここを直せば勝ち筋は作れる。だからこそ、甘やかさずに整理していきます。

今日の試合の注目点

このGAME1は、結果よりも中身が問われる試合でした。理由は明確で、バイウィークで積み直した守りと約束事が、本当に後半でも機能するかどうかが試される舞台だったからです。

  • ダウナーHCのディフェンス再構築は本物か
  • ウェッツェル復帰でインサイドの強度が戻るか
  • 12点リードの試合を、秋田が締め切れるか
  • 相手の修正に対して、秋田が再修正できるか
  • 終盤で必要なボール運びと判断の精度

正直に言うと、前半の秋田は合格点でした。問題は後半。相手が強度を上げ、ボールが止まり、判断が遅れた瞬間に秋田が飲み込まれた。秋田が巻き返すなら、ここを変えるしかありません。

試合結果・速報

2025-26 B1 1/24(土)第19節 VS川崎ブレイブサンダース GAME1

チーム 1Q 2Q 3Q 4Q OT 合計
秋田ノーザンハピネッツ 23 23 14 20 9 89
川崎ブレイブサンダース 21 15 26 18 18 98

前半46-36の12点リードから逆転負け。3Qの14-26が致命傷、延長の9-18で完全に持っていかれました。

スターティング5と起用の意味

スターターは #1マクリーン #2栗原 #10ウェッツェル #12元田 #17中山。ウェッツェルは復帰戦としては上々で、動けていました。序盤からスチールや走る姿勢が見えた時点で、会場の空気が一段上がったのを感じた人も多いはずです。

そして若手の内藤もコートへ。短い時間でも、相手のマッチアップが早めにファールを重ねたのは、川崎が勢いを止めたいという意思表示にも見えました。こういう若いエネルギーは、沈みがちな時間帯に刺さります。使いどころ次第で武器になり得る。

チームスタッツ比較 今日はここを見れば一発で分かる

項目 秋田 川崎
2P成功 17/40(42.5%) 26/41(63.4%)
3P成功 13/31(41.9%) 11/31(35.5%)
FT成功 16/18(88.9%) 13/19(68.4%)
リバウンド 36(OR13 / DR23) 41(OR13 / DR28)
ターンオーバー 18 15
ポイント・フロム・ターンオーバー 18 22
セカンドチャンスポイント 10 22

はっきり言います。3Pが秋田の勝ちで、FTも秋田の勝ち。なのに負けた。つまり勝敗を分けたのは別の場所です。2P成功率の差とセカンドチャンスの失点が、今日の試合を決めた。ここを直さない限り、同じ負け方が続きます。

試合の流れ 実況感で追う

1Q、秋田は栗原のドライブで先手を取る。ウェッツェルもスチールから走り、ゴール下で存在感。バイウィークで言っていた守って走るの骨格は見えました。

ただ、川崎の津山がミドルを連発し、さらに3Pまで飛び出したところで嫌な空気。秋田の守りは相手の波を消すのが持ち味なのに、同じ人に連続でやられると相手の自信を育ててしまう。ここは守りの秋田として、早めの手当てが必要だった場面です。

2Qは良かった。川崎が守りを組み替えてきても、秋田はインサイドで押し返した。マクリーンの体を当てるプレー、ウェッツェルのドライブ、そして中山の3P。ボールが動き、人が動き、攻め手が散らばっていた時間は明らかに強い。

さらに栗原のプレッシャーが効き、ターンオーバーを誘発。秋田がやりたい形で点が取れていたから、守りの足も止まらなかった。46-36で折り返し。ここまでの秋田は、今日こそ行けると思わせる内容でした。

しかし3Q、川崎が強度を上げてきた瞬間に、秋田の歯車が狂う。ボール運びが重くなり、判断が遅れ、ターンオーバーが増える。そこからファストブレイクを許し、短時間で差が溶けていく。

守って24秒バイオレーションを取った直後に、次の守りで3Pを食らう。こういう一歩の緩みが、後半の流れを完全に相手へ渡します。秋田が詰められるときは、だいたいここです。

4Qは意地。外国籍の踏ん張りで72-68と前に出る時間があった。会場も勝ちを確信しかけたはずです。ところが川崎はリスティッチ中心に7-0のラン。72-75とひっくり返され、終盤は心臓に悪い展開へ。

残り2分台で津山のアンスポが出て、マクリーンのジャンパーで80-77。ここは勝ち切るチャンスだった。けれど川崎の3Pで同点。残り16秒、秋田ボール。試合を決めたい場面で痛恨のパスミス。オーバータイムへ。勝負の世界は残酷です。これが勝ち切れないチームの現実です。

延長の入りは悪くなかった。元田の3P、ウェッツェルのフリースローで前に出る。ここで勝ち切れたら、空気が変わったかもしれない。でも篠山の3Pで逆転されると、ターンオーバーが連鎖し、守りの戻りが遅れ、足が止まる。延長で18失点。これでは勝てません。

データで刺さる敗因 3つに絞る

  • 2P成功率 42.5%対63.4% 外が入っても、リム周りで押し切られたら勝ちに届かない
  • セカンドチャンス 10対22 リバウンド差以上に、拾われた後の失点が重すぎる
  • ターンオーバー起点の失点 18対22 数よりも質が悪かった 後半と延長で相手を走らせた

辛口でまとめると、こうです。秋田は外の当たりを勝ちに変える土台がまだ弱い。外が入った日に勝てないのは、シーズンを浮上させる上で一番痛い。逆に言えば、ここを直せれば勝ちが増える余地があるということでもあります。

個人成績ピックアップ 叱咤激励込み

選手 MIN PTS FG 3P FT 見えたこと
キアヌ・ピンダー 25:31 27 10/18 3/6 4/4 得点源として体を張った 勝ちに直結させたい
ヤニー・ウェッツェル 31:24 16 4/10 1/2 7/8 復帰戦で存在感 10リバウンド級で戻ってきたのは朗報
中山拓哉 38:36 15 5/11 5/10 0/0 7アシストで組み立てたが、終盤の判断が試合を左右した
元田大陽 23:33 12 4/8 4/7 0/0 外の武器が光った この脅威があると攻めの幅が広がる
ジャメール・マクリーン 25:50 7 2/4 0/1 3/4 前半の体の当て方は良かった 終盤も押し切る形を増やしたい
アリ・メザー 16:20 4 2/7 0/1 0/0 苦しい時間帯のボール運びが重い ここは奮起ポイント

中山は会見で自分のターンオーバーが原因と受け止めた。これは責任感としては立派です。ただ、ここで終わったらただの反省で終わる。次に必要なのは、終盤の1本をミスしないための準備をコート上で見せること。秋田のガード陣は、狙われる立場です。狙われた上でやり切る。その姿が見えたときに、ブースターはもう一段信じられます。

そしてチーム全体で言うと、リム周りで押し負けたのが最大の痛み。2P成功率の差は、ディフェンスの秋田にとって最も許しにくい数字です。外は当たった。ならば次は、塗りつぶして勝つしかない。

GAME2へ ここを直せば勝ち筋は作れる

次の試合で変えてほしいのは、精神論ではなく具体策です。これだけは押さえたい。

  • 3Qの入り3分で流れを渡さない セットを1回整理し、無理なパスを減らす
  • セカンドチャンスを潰す ORを取られるなら、取られた後の守りで簡単に失点しない
  • 終盤の1ポゼッションは役割固定 誰が運び、どこで受け、誰がフィニッシュするかを迷わない
  • 2Pの守りを優先 外の当たり負けではなく、リム周りの失点を削る
  • 外が当たる日は、なおさら勝ちに行く 今日みたいな日を取りこぼさない

応援目線で最後に言います。今日の負け方は悔しい。だけど前半の形は希望です。だから叱咤激励。勝つチームは、勝てる試合を勝ち切る。秋田が浮上するなら、まずはそこからです。

ハイライト動画

ミック・ダウナーHCコメント

前半は練習してきたことがコートで出せた。だが3Qで流れが変わり、ターンオーバーから相手に流れを渡してしまった。失点の形として相手の3Pが増えた。4Qは競れたが、シチュエーションの精度はさらに上げられる。延長は入りこそ良かったが、その後にターンオーバーとディフェンスの崩れで失点につながり、最後の2分はやられすぎた。

【1/24 VS川崎ブレイブサンダース】中山拓哉選手会見

最後は自分のターンオーバーがあり、勝ちきれなかった。前半はボールが動いて人も動いていたが、後半は動かなくなり停滞した。インサイドに入れて1on1が増えたのも要因。後半のボール運びでターンオーバーが増えたのは相手の強度もあるが、自分たちがやるべきことができていない場面が多かった。ガード陣は責任を持ってやらないといけない。

最後に

今日の敗戦は、悔しい以上に痛い。なぜなら3Pが当たり、FTも落とさず、それでも勝てなかったからです。つまり勝つための材料は揃っていたのに、勝ちに変える土台が足りなかった。

でも逆に言えば、土台を直せば勝ちが増える余地はある。前半の形をベースに、3Qの入りと終盤の1ポゼッションを修正する。セカンドチャンスの失点を削る。リム周りで押し負けない。そこまでやって、ようやく秋田の巻き返しが現実になります。

ブースターも悔しい。でも一緒に戦いましょう。次は、勝てる試合を勝ち切る秋田を見せてくれ。

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