天皇杯バスケの2次ラウンドではB1千葉と福岡第一高校の対戦が注目された。千葉にして見れば勝って当たり前の試合。対する福岡第一高校はプロに対してどんな戦いを挑むのか?見ごたえ十分な試合なのだ。
千葉にしてみたら、これほどある意味やりにくい試合もないでしょう。福岡第一高校はB3の鹿児島レブナイズを80-67で退けている。
このチームになってから負けなしの高校チャンピオンは天皇杯連覇中の千葉との運命の対戦となった。
千葉ジェッツ|31|23|21|34|=109
福岡第一高校|19|19|7|28|=73
1クオーターの入りはお互いフィールドゴール成功で4-4の慎重な入りでした。徐々に千葉がまずオフェンス
リバウンドで優位に立ち、ニック・メイヨ選手のダンクシュートで点差を引き離した。福岡第一高校も素早い切り替えからのインサイドへレイアップシュート、3Pのタフショットで何度も見せ場を作るもマイケル・パーカー選手のブロックショットに阻まれる展開。
途中で福岡第一高校はオンザコート2に。すげえ!しかも途中からゾーンディフェンスを展開。色々と見せてくれる。このチームは単独でBリーグに参戦しても面白い。B2では下位チームにはいい勝負をするのかもしれません。
後半は圧倒的に叩きのめすというよりも、千葉はやるべきことを淡々とこなす作業。それでも福岡第一高校は「やられたらやり返す」ひたむきなプレーを見せる。
富樫の速攻からのレイアップシュート、フローター気味のシュートを福岡第一高校はブロック!激しいディフェンスからターンオーバーを誘う。ダンクシュートを許すも気返しは超高速のオフェンスを見せ、レイアップでお返し。
当然、点差は開いていくのですが、高校生の躍動感たっぷりのプレーは時間が経つにつれ、もっと見たい気持ちになった。福岡第一高校の内尾聡理選手は千葉相手に26点。凄い!
千葉も最後まで気を緩めたプレーはしないし、福岡第一高校は最後までは知り抜いた!
4クオーター、要所で気迫のダブルチーム。ジャンプボールシチュエーションを奪う。ジャンプボールエンドラインからパスカットしてシュートを狙い決めた河村勇輝選手(本日21点)。タッチダウンパス。
千葉も見事、福岡第一高校も見事。バスケットはこんなにも楽しめるスポーツなんですね。
富樫勇樹選手(本日12アシスト)が引退するときあたりに、河村勇輝選手(本日10アシスト)が日本代表入りを果たすシーンが見れるかもしれませんね。