3連敗中の秋田はホームで宇都宮戦を迎えた!前節の川崎戦で芽生えた勝負強さ、粘りが本物なのか確認できる試合になると思う。

試合結果

2021-22 B1第26節3月23日秋田ノーザンハピネッツVS宇都宮ブレックス

秋田|18|8|24|25|=75
宇都宮|20|17|20|12|=69

秋田はゲームの入り、ディフェンスはアグレッシブに出来てはいた。攻撃面では流れに乗れずに、グリン選手のターンオーバー、比江島選手のアタック、スコット選手のダンクでタイムアウト!インサイドの攻防で宇都宮が気を吐く。

その後も宇都宮はディフェンスの圧をかけ、秋田は8秒バイオレーション、5秒バイオレーションを犯す。

ピック&ロールでデイビス選手がワンスロー、川島選手は3Pシュートを決めて18-20とした。

2クオーターではレジェンド田臥選手イン、能代工業同期の長谷川選手とのマッチアップにで会場を沸かせた。ここでデイビス選手が躍動、ダンクやアリウープダンクで24-20で前にでる。秋田としては宇都宮の攻撃を抑えている。

すると宇都宮はインサイドに活路を見出す。比江島選手のインサイドアタックや、テーブス海選手のレイアップでリズムを作ると3Pシュートも決めて26-37と11点差がついた。逆に秋田は腰が引けてインサイドへの侵入がない。

ターンオーバーは秋田が14、宇都宮が10。

ああ、また先の試合のように、同じ敗戦を繰り返すのだろうか?そんな光景を思い出した。

後半は秋田は開き直った。迷いのない長距離砲で猛追を図った。比江島選手の3Pシュートで28-44のまたしても16点差をつけて引き離しにかかる宇都宮を、まず長谷川選手が2本連続のランニングフローターでジャブを開始する。

すると中山選手がワイドオープンを決めるとグリン選手の連続の3Pシュート、古川選手、大浦選手のジャンパー、最後は田口選手が3Pシュートを決めて45-54と追い上げた。

秋田はロースコアの展開で最後の10分間の入り、保岡選手のレイアップ、グリン選手からのあわせでデイビス選手がゴール下、エンドワンとインサイドを攻めた。古川選手の3Pシュートで62-63、アイバーソン選手がリバウンド争いし、古川選手からパスを受けて中山選手がゴール下で64-63の逆転に成功した。

ここからすかさず、中山選手が3Pシュートを決め、残り3分35秒、中山選手がペイントエリア内からキックアウト、古川選手がコーナー3Pシュートを決めて7点差を広げた。

宇都宮も必死に比江島選手のリバースショットやフィーラー選手のミドルで反撃するが、大事なところでターンオーバーのミス。そこから秋田は中山選手が3Pシュートを決めて勝利を手繰り寄せた。

重力に反するダンク!デイビス選手祝砲1000得点!動画

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント動画



前半苦しい展開でしたが、後半は選手たちがしっかり切り替えてミスを修正して、そして、この3連敗から学んだ終盤の組み立てや勝負所でのシュートの迷いのなさ、思い切りのよさを見られてすごくよかったです。
また、ディフェンスからゲームを作って逆転して勝ち切れたことは、チームにとって非常に素晴らしい勝利だったと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16592

最後に

今日の秋田は粘り強かった。ひとまず、先の川崎戦の逆転からのオフェンスの修正力を、宇都宮戦で実証できたのはよかった。勝負所での特に3Pシュートの確率が高かった。アウトサイドシュートは水物で、外れたら自信を無くしてしまうのだが、打たないことには切り開くことはできない。大事なのは戦う姿勢、メンタルの必要性を改めて感じた。

ここにきて秋田の秘密兵器デイビス選手が本領発揮してアグレッシブに仕事をしたのが大きい。身体能力を生かしたダンク、走り、ディフェンスも的を得てきた。今日はスコット選手のマークをゴール下で振り切りエンドワン。負けなかった。シーズン序盤のあれは何だったのか?

また中山選手が3Pシュートを体得して久しいのだが、今回の高確率で、さらに脅威となり、マッチアップが困難になっていくだろう。

それにしてもディフェンスと相まって、秋田のらしさを象徴した試合だった。

チャンピオンシップ出場はまだ安泰ではないが、一つずつ価値を積み上げてのチャレンジは続く。