秋田は宇都宮戦での戦いを振り返った時に、東京、川崎での連敗の反省を確認し修正を遂げたかに思う。以下コメントを紹介する。

「全員が落ちついてプレーしてくれました。終盤にいく手前、川嶋(勇人)選手、田口(成浩)選手、保岡(龍斗)選手がしっかり繋いでくれたことで、最後にシュートを決め切れる足が残っていました。全員で繋いだ試合だったと思います」
「大事な時間帯に日本人選手がプレーメークをしてシュートを決めきる。強いチームはそれができるので、今日はしっかりと選手たちが体現してくれたのはうれしいです」
「やっぱり勝ちきれたのが一番大きい。今日負けていれば4連敗で、チャンピオンシップに出場するチームとは戦えるけど勝ちきれない印象となるところでした。上位チームとの差は何なのかという苦しみがありました。その中でずっと追いかける状況で我慢して勝ちきれたのは、チームにとって一番大きな自信になると思います」
今週末、敵地に乗り込んで北海道と対戦した後、4月のスケジュールは名古屋D、川崎、琉球、宇都宮、千葉と現在チャンピオンシップ圏内のチームと計8試合を行う。さらにワイルドカード2位の秋田を2ゲーム差で追う3位の三河との直接対決も2試合残っている。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/6ce77b719c0d555a621ac7871cdaf0682f58a1af

今後本当に気の抜けない試合が続くが、それでも筋書き通りにはいかないのが、勝負の世界。秋田は今その経験、教訓、悟りを生かす試合が続く新たなスタートが今日の北海道2連戦になる。秋田の進化は本物なのか?それとも単なる付け焼刃なのか?今にわかる。それは北海道も宇都宮に勝利しているチームだから決して侮れないし、千葉に20点差つけられても勝利しているチームだからだ。

試合結果

2021-22 B1第27節3月26日秋田ノーザンハピネッツVSレバンガ北海道ゲーム1

秋田|29|29|23|24|=105
北海道|18|19|17|14|=68

うーん、上位チームとの連戦後、やはりディフェンスの圧力は超大事なことが、鮮明だった試合の入りだった!

北海道はスコアラーのロング選手がミドルや3Pシュートをポンポンと決めた。今日は同じくスコアラーのブルックス選手が腰痛のため欠場。

秋田は持ち味のディフェンスでリズムを作るとまずキャプテン中山選手がワイドオープンからコーナー3Pシュートを決めた。そして自らスチールターンオーバーを誘う。秋田の長距離砲は今日も脅威を与えたグリン選手、古川選手が連続で決めると13-11と前に出ると、一気に走り出した。

何がいいのか?一つはボール回しだ。キックアウトを含めてフリーの選手へきっちりパスを供給している。なので田口選手、川島選手保岡選手と、シュート精度もよかった。

特に古川選手が怒涛の連続で、決め切るときに、北海道のマークには疑問が残る。一人の選手にこれだけやられるのは?何か対策がなかったのだろうか?ワンスクリーンでノーマークを作りやられているし、そうかといえばトップに位置にするすると姿を現し、キャッチ&シュートを決める。まるで神出鬼没の妙がある。
結果的に積み上げて古川選手だけで9本決めれらたのだから。

うーんディフェンスで、もう少しスペースを与えない体の寄せ方を工夫してもよかったのかもしれない。今日は古川選手の日だったが、同じことを秋田の他の選手もやることができる。

確かに確立の問題ではあるが、打たないことには始まらないので。

そして気になるのが北海道のターンオーバー。1クオーターで6つは多いし、これでは勝負にならない。

北海道の攻撃も決して悪くはなく、中野選手の3Pシュート、山口選手のドライブなどで流れをつかんだかに見える場面もあったし。ディフェンスでは前から激しくし、積極的にWチームを仕掛けて8秒バイオレーションを誘った。ただそれが単発だった。

いや、それすら自由にさせない秋田のプレッシャーディフェンスが功を奏したということだろう。そしてそれは40分間、北海道の連動性を断ち切る。スペースを与えない。

また秋田の攻撃はなからずインサイド、ペイントエリアに侵入してくる。そこから状況判断でキックアウトしたり、リング下を攻めたりしている。そうした選手同士の連携が見て取れたが北海道はうまく機能せずに、3秒バイオレーションを併発。確かに攻撃の要のブルックス選手がいなく、普段のリズムも違うのだが、それはどんなチームも同じで、そんなときこそ、チーム力が問われると思う。

3クォータで81-54の差がついて秋田は普段出ないワン選手や多田選手もプレータイムを伸ばしつつ、アグレッシブにプレーした。逆にデイビス選手が持ち前の跳躍力を生かしたダンクが今日は影を潜めフラストレーションがたまってしまい、オフェンスファールが重なりファールアウトとなった。しかし彼のチームディフェンスはスコアに満開ないところで存在感を出している。

かえってアイバーソン選手がインサイドでまだまだ、可能性を持っていると思う。

4クォーターは最後終わらせ方が重要だった。秋田は残り3分で94-56.決して100点を狙うチームではないし、気持ちを切らしたプレーこそ絶対あってはいけなかった。最後は保岡選手がワン選手からのキックアウトでワイドオープン、106点をもぎ取った。

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

まず、チームとして、この試合は非常に大事な試合で絶対に勝たないといけないという中で、選手たちが素晴らしいパフォーマンスで40分間しっかり戦ってくれて嬉しく思います。
秋田としてはデモン・ブルックス選手がいなかったのはラッキーでしたが、北海道さんにとっては非常に苦しかった思いますし、そこに対して明日、自分たちはしっかり準備をして、連勝し、チームとして更に成長して秋田に戻れるように頑張りたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16604

最後に

今日の秋田はチームとしても攻守は素晴らしかった。特に3Pシュートは21本中17本性恋腕63,6%の成功率をたたき出した。また、ポイントインザペイントの得点も30回ということで、効率が良かった。

しかし明日は北海道も対策をしてくるし、古川選手へのマークもきつくなると思う。しかし秋田のやることはぶれない。強豪との闘いを通じて秋田の目指す「ゲーム運び」を選手全員が習得中だからだ。CS争いの順位にいることは幸福なことだ。試合数もまだ難関もある。

ここからの1か月間でとれだけ成長できるか?どんな景色を見せてくれるのか?秋田のチャレンジに目が離せない。