前節での渋谷戦でまさかのアイバーソン選手のケガにより、川崎戦には帯同しない状況は一気に苦しい展開に追い込まれた感がある。川崎のビッグラインナップにどう活路を見出すか?ケンゾーHCの手腕が試される。

試合結果・速報

2021-22 B1第30節4月9日秋田ノーザンハピネッツVS川崎ブレイブサンダーズゲーム1

秋田|18|12|16|22|=68
川崎|23|19|29|11|=82

秋田は唯一のビッグマン、アイバーソン選手が不在。これによりインサイドやリバウンドで劣勢に立たされた。ゲームの入りは古川選手の3Pシュートが決まったが川崎の藤井選手もすかさず応戦。長谷川選手のインサイド、グリン選手のアタックで12-12のイーブンの展開。

川崎は前の渋谷の時よりもプレッシャーディフェンスとまではいかないので、緩い感じはある。後は秋田のシューター陣が長距離砲を発揮してくれれば、そんなに大差はつかないし、あわよくば、リードを広げる展開にも持ち込める。

しかし相変わらず、グリン選手の調子は今一つで、それは他の選手へ伝染しているかのようだ。逆に川崎のシュート精度がいい。その差で得点が自然に開いていくのだ。

それでも秋田は見せ場がなかったわけではない!

長谷川選手のアタック!古川選手のジャンパー、長谷川選手のスチールからのグリン選手が速攻で30-36。残り2分でファジーカスの3Pシュート、長谷川選手の3Pシュートで30-42とついていくのが精一杯。

後半は選手を入れ変え、大浦選手、ただ選手、ワン選手もコートに立つ。ワン選手は本当に久しぶりで、ゴール下へ果敢にアタックし、リバウンドも奪取した。多田選手からの合わせてワン選手は躍動した。しかしそれは点差がついてのゲーム。チーム事情は芳しくないように見えた。

ゲームハイライト動画

ケンゾーHCコメント

試合を通して今日は完敗だったと思います。
チームとしてはコルトン・アイバーソン選手が怪我で離脱しましたが、どうやって40分間組み立てられるかというところにフォーカスしながらやる中で、今日戦えたのはおそらく15分くらいなので、明日はもっと良くしていい部分をどうやって長くできるのかというところと、川崎さんのオフェンス力をどうやって下げられるのか、そして自分たちが気持ちよく打てるシュートを作れるのかが大きな課題だと思っています。
明日また準備してチャレンジしたいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16641

最後に

CS出場を狙える位置にいる秋田は、わかっちゃいるけど、ブースタはこの先の星勘定がどうしても気になるとは思う。しかし肝心なプレー内容はとっても気になるばかり。川崎の総合力に、打つ手が見えてこない。

プレッシャーディフェンス?昨日はゾーンを敷いた。なのでいろいろ試しているとは思う。確かに強豪に勝っているときは、アウトサイドシュートの確率が高く、それが40分間続いた時だ。

しかも今グリン選手が「これでもか?」というほど、調子を落としている。そんな彼はインサイドへ向かって、やるべきことをやっている。グリン選手だけではい。古川選手も田口選手もだ。

秋田はチーム一丸で困難と立ち向かう試練の時。下を向いている場合ではない。しったげ、やるしかない。