バイウィーク明けにジャメール・マクリーン秋田入り?ライスナー不在の穴を埋める“短期助っ人”プランを本気で考える

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バイウィークが終わろうとしているタイミングで、秋田ノーザンハピネッツ界隈に流れてきたのが「#1 ジャメール・マクリーン、次の移籍先は秋田では?」という噂です。

宇都宮ブレックスがマクリーンとの契約満了を発表した際、「移籍先クラブはすでに決まっている」と明言したことで、一気に憶測が加速しました。ライスナーは脳震とうでインジュアリーリスト入り。インサイドの層はギリギリ。そこに経験豊富なビッグマンが市場に浮いてくる──タイミングだけ見れば、噂にならない方が不自然なくらいです。

もちろん、この段階ではまだ“公式発表前”の話。ですが、ブースターとしてはどうしても考えてしまいますよね。「年齢的な不安はあるけど、リバウンドとエナジーで何とかチームを支えてくれないか」と。この記事では、ジャメール・マクリーン秋田入りの可能性と、もし本当に来るならどんな役割を担うのかを、応援目線+ちょっと辛口で整理してみます

【新入団】ジャメール・マクリーン選手契約合意のお知らせ
いつも熱く温かいご声援をありがとうございます。この度、秋田ノーザンハピネッツではジャメール・マクリーン選手と2025-26シーズンの

なぜ今「ジャメール・マクリーンの秋田移籍」が噂になっているのか

まずは、そもそもなぜ「秋田に来るのでは?」という話になっているのか、情報とタイミングを整理しておきましょう。感情論だけで盛り上がっても仕方ないので、一度冷静に事実ベースで眺めてみます。

ポイントになっているのは、宇都宮ブレックスの公式発表です。マクリーンは2025年11月に宇都宮と契約し、B1レギュラーシーズン6試合に出場。その後、契約満了がリリースされましたが、その際に「移籍先クラブが決定しているため、Bリーグ自由交渉選手リストには公示されない」と明記されました。

日付 出来事 補足
2025年11月上旬 宇都宮がマクリーンと契約締結 負傷者の穴埋めとしてシーズン途中加入
2025年11月中旬〜下旬 宇都宮で6試合に出場 平均4.5得点・4.0リバウンド前後の数字
2025年11月末 宇都宮が契約満了を発表 「移籍先クラブは既に決定」と明言
同時期 秋田ではライスナーがインジュアリーリスト入り 脳震とうで12月下旬まで再登録不可

ここに、秋田側の事情が重なります。3勝15敗と苦しむ中で、田口に続いてライスナーまでインジュアリーリスト入り。ピンダー&ウェッツェルの負担は増す一方で、リバウンドとインサイドディフェンスの不安はむしろ膨らむばかり。「ここで短期でもいいから、インサイドで体を張れるベテランが欲しいよね」という声が出てくるのは、ブースターとしては自然な流れです。

ジャメール・マクリーンってどんな選手?サイズ・経歴・プレースタイル

名前は知っているけど、どんなタイプだったか細かく覚えていない……という人のために、マクリーンの基本プロフィールとプレースタイルをざっくりおさらいしておきます。特に熊本時代をあまり追っていなかった秋田ブースターには、一回ここでイメージを共有しておきたいところです。

203cm/103kgのベテランビッグマン、そのキャリア

マクリーンは1988年4月18日生まれの37歳。身長203cm・体重103kgのパワーフォワード/センターです。ヨーロッパではベルギー、ドイツ、イタリア、ギリシャ、ロシアなどの強豪クラブを渡り歩き、Bリーグには2019-20シーズンの名古屋ダイヤモンドドルフィンズで初上陸しました。

その後、ドイツやスペインを経て、2022-23シーズンに熊本ヴォルターズへ加入。B2ながらインサイドの大黒柱として活躍し、2024-25シーズンのレギュラーシーズンでは平均13.1得点・7.9リバウンド・2.9アシストと、文句なしの主力級スタッツを残しています。宇都宮ブレックスには2025-26シーズンに途中加入し、6試合出場で平均4.5得点・4.0リバウンド・1.2スティール前後と、短期間でも「仕事人」ぶりを見せました。

ざっくり言えば、「若い頃はヨーロッパのトップレベルでバリバリやってきた、実績あるベテランビッグマン」というイメージです。

得点より“勝たせる仕事”が持ち味のビッグマン

マクリーンの良さは、派手なダンクや3ポイントというより、地味だけど勝ちに直結するプレーを積み上げられるところにあります。

  • オフェンスリバウンドにねばっこく絡む
  • ポストからのキックアウトで味方を生かす
  • フィジカルを使ったポジショニングでファウルをもらえる
  • 守備でもサイズより「体の強さ」と「読み」で勝負する

熊本時代の映像を見ても、豪快なハイライトというより「気がついたらダブルダブルに近いスタッツを残している」タイプ。宇都宮でも出場時間は限られていましたが、リバウンドやスティールで渋い仕事をしていました。“エナジー型ベテランインサイド”として、今の秋田が欲しているタイプとかなり重なるのは間違いありません

秋田ノーザンハピネッツの現状──ライスナー離脱で何が足りていないか

では、現在の秋田がどんな状態なのかをざっくりおさらいします。東北カップ優勝から一転、リーグ戦では3勝15敗で東地区最下位。オフェンスはリーグ最下位クラスの68点台、ディフェンスも平均失点80点オーバーと、攻守ともに“秋田らしさ”を失っている状況です。

そこに追い打ちをかけるように、田口成浩が右膝の重傷でインジュアリーリスト入り。そしてさらに、フォワード/センターのタナー・ライスナーも脳震とうでIL入りし、12月下旬まで再登録不可となりました。これにより、

  • ストレッチ4気味に使える外国籍が一人消えた
  • リバウンドとインサイドの層が一段と薄くなった
  • 日本人選手の負担がさらに増え、ファウルトラブルも怖い

という三重苦に陥っています。ピンダーとウェッツェルがそろってファウルを重ねた瞬間、インサイドは「ほぼ日本人だけ」で回さざるを得ない時間帯が出てくるのは、ブースターなら誰でも想像できるはずです。

リバウンドとインサイドの“エナジー不足”が試合の流れを止めている

今季の秋田を見ていると、ディフェンスの最初の一歩が遅れたり、リバウンド争いで押し切られたりするシーンが目立ちます。シュートチェックまでは行っても、最後のボックスアウトが甘くてセカンドチャンスを与えてしまう。これが何度も続くと、オフェンスのリズムも一気に狂ってしまうんですよね。

ライスナーは、派手な選手ではないものの、ポジショニングのうまさとフィジカルの強さで「チームを落ち着かせるリバウンダー」として重要な役割を担っていました。その存在が抜けたことで、インサイドの“エナジー係”が足りていない状態と言ってもいいかもしれません。

メンタル面&ロッカールームの穴も大きい

けが人が増えると、単純に戦力が削られるだけでなく、ロッカールームの雰囲気やメンタル面にも影響します。田口のようなチームキャプテン、ライスナーのような安定感のあるベテランが同時にいない時間帯は、どうしても「チーム全体がふわっとしてしまう」瞬間が増えてしまいます。

前田顕蔵HCも、会見の中で「お互いを責め合うのではなく、助け合うマインドにしていかないといけない」と、コミュニケーション面に言及していました。これは裏を返せば、今のロッカールームに「状況を一度受け止めて、前を向かせる人」が不足しているサインでもあります。そこにベテランビッグマンであるマクリーンが加わるとしたら、プレータイム以上にメンタル面での“補強効果”も期待できるのは間違いありません。

もし秋田に来たら、マクリーンはどんな役割になるのか

では、仮にジャメール・マクリーンが本当に秋田に加入したとしたら、どんな役割を担うことになるのでしょうか。ここからは、あくまで「もしこうなったら」という前提で、現実的な起用イメージを考えてみます。

ライスナー復帰までの“橋渡し役”としての期待値

一番しっくりくるのは、「ライスナー復帰までの短期助っ人」という立ち位置です。無理にシーズン最後まで居続けてもらう前提で考えるのではなく、ライスナーが戻ってくるまでの1〜2カ月間、インサイドの負担を分散する役割だと考えると、年齢面のリスクも現実的に折り合いがつきます。

  • ベンチから15〜20分前後の出場
  • リバウンドとフィジカルディフェンスにフォーカス
  • セカンドユニットでのスクリーン&ハンドオフ役
  • リードされている時間帯に“流れを切るベテラン”として投入

得点は10点前後取れれば御の字。むしろ、ファウルをもらって相手のビッグマンをベンチに下げさせたり、味方ガードが攻めやすい角度でスクリーンをかけたりといった「黒子仕事」に期待したいタイプです。「スタッツシートを見て初めてありがたみが分かる」くらいの地味さでも、チーム全体としては確実に助かるはずです。

起用時間は?ピンダー&ウェッツェルとのマッチング

ピンダーとウェッツェルがいる状況で、外国籍3枚をどう回すのかは、前田HCの腕の見せどころです。今季の外国籍起用バランスを考えると、

  • ピンダー:オフェンスの起点+リムアタック
  • ウェッツェル:ポストプレー&リムプロテクト
  • マクリーン:リバウンド&ハードスクリーン要員

という役割分担がイメージしやすいでしょう。相手やゲーム展開によって、

  • インサイドを固めたい時間帯:ウェッツェル+マクリーン
  • アップテンポに走りたい時間帯:ピンダー+マクリーン
  • ファウルトラブル時:どちらか+マクリーンで耐える

といった組み合わせも可能になります。「外国籍3人のうち誰かが欠けると一気に崩壊」という今のリスクを、マクリーンが一枚クッションとして吸収してくれるイメージです。

37歳というリスク──冷静に見ておきたいポイント

ここまでメリット寄りの話をしてきましたが、もちろん良いことばかりではありません。ブースターとして期待するのは自由ですが、「期待しすぎてガッカリする」のを防ぐためにも、リスクや不安要素もちゃんと押さえておきたいところです。

一番大きいのは、やはり年齢です。37歳という数字そのものは悪ではありませんが、

  • B2熊本では主力級のプレータイム&スタッツだった
  • しかしB1の宇都宮では短期契約+控えローテ
  • シーズン通してフル稼働させるには不安が残る

という現実があります。「秋田の救世主になってくれ!」と背負わせるのではなく、「ライスナーが戻るまで一緒に踏ん張ってほしい」という温度感で見るのが、お互いにとって一番健全だと感じます。

フロントの危機管理とセットで語られるべき補強

そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが「球団の危機管理」という視点です。ライスナーのインジュアリーリスト登録も、脳震とうから20日近く空いてからの公表となり、ブースターの間では「もっと早く動けたのでは?」という不信感もくすぶっています。

もしここでマクリーンを獲得できたとしても、それは「ギリギリのところで帳尻を合わせた」という形でしかありません。本来なら、けが人が出た瞬間に複数の候補をリストアップし、短期契約の準備を並行して進めておくべきだったはずです。補強そのものは歓迎しつつも、「今後同じことを繰り返さない仕組みづくりをクラブに求める」ことは、ブースターとしてしっかり言い続けたいところです。

ブースターとしての本音──「派手な救世主」より欲しいもの

ここまで色々書いてきましたが、最終的にはブースターとしての本音に行き着きます。正直なところ、今の秋田に必要なのは「年俸の高い派手なスーパースター」ではありません。それよりも、

  • 負けが込んでいてもルーズボールに飛び込める選手
  • 味方が下を向きかけた時に声を出せるベテラン
  • リバウンドとフィジカルでチームにエナジーを注入できるインサイド

こういう“渋いけど必要なピース”の方が、よほど今の秋田にはフィットすると思っています。マクリーンは、少なくともその条件にはかなり近い存在です。

もちろん、最終的に秋田に来るかどうかは、クラブと選手の交渉次第です。来なかったとしたら、それはそれで「じゃあ別の形で何を打つのか」をフロントに問うべきでしょう。問題なのは「外れた噂」そのものではなく、「チームがこれだけ苦しい時期に、目に見えるアクションが何もない状態」の方です。

まとめ:マクリーン秋田入りは“ライスナー待ちのつなぎ”以上になれるか

ジャメール・マクリーンの秋田入りは、現時点ではあくまで噂の域を出ません。それでも、宇都宮での契約満了タイミング、移籍先決定済みというリリース文言、そして秋田のライスナー離脱という状況を踏まえると、「あり得る話」として考えておく価値は十分にあります。

もし本当に秋田ノーザンハピネッツにやってくるとしたら、その役割はこうなるでしょう。

  • ライスナー復帰までの“橋渡し役”としてインサイドを支える
  • リバウンドとフィジカルディフェンスでチームにエナジーを与える
  • ベテランとしてロッカールームとコート上の“空気”を引き締める

37歳という年齢を考えれば、「シーズン最後までフルスロットルでお願い!」と背負わせるのは酷です。それでも、今の秋田に足りていない“エナジー係”を補ってくれる存在になり得るのは間違いありません。派手な救世主ではなくてもいい、泥くさくてもいいから、一緒にもう一回立て直してくれる人がほしい──ブースターとしては、そんな気持ちでこの噂を見ています。

最終的にマクリーンが秋田を選ぶかどうかは、まだ分かりません。ただひとつ確かなのは、「このまま何もしないでシーズンを消化試合にしてほしくない」ということ。クラブには、補強にせよ方針説明にせよ、しっかりと“動き”を見せてほしいところです。

もし本当にマクリーンが秋田のユニフォームを着る日が来たら、その時は全力で歓迎しつつ、コート上でのエナジーに期待して応援しましょう。そして来なかったとしても、私たちブースターは、怒りも不安も全部ひっくるめて、それでもチームを見続けるしかありません。これからもroukyuu.comでは、そんな“面倒くさいくらい愛の深い”ハピネッツファン目線で、モヤモヤも期待も言葉にしていきます。


※この記事の内容は、2025年12月時点の公開情報と報道、これまでの成績に基づく個人の見解です。正式な移籍情報や契約状況は、必ずクラブの公式発表でご確認ください。

【参考情報出典の補足(HTML外メモ)】宇都宮ブレックス公式サイトの契約締結・契約満了リリース、およびBリーグ関連記事よりマクリーンのプロフィール・成績等を参照しています。([utsunomiyabrex.com][1])

[1]: https://www.utsunomiyabrex.com/expiration/2025-26_1/?utm_source=chatgpt.com “【選手】#1 ジャメール・マクリーン選手 契約満了”

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