待ちに待った開幕戦、秋田は信州ブレイブウォリアーズとのゲーム1を今日迎えた。お互い外国籍選手がそろわない中、信州は アンソニー・マクヘンリー選手、ヤン・ジェミン選手、ウェイン・マーシャル選手が合流していない厳しい状況。ジョシュ・ホーキンソン選手のみ。
秋田も2人の外国籍選手が合流できていないが、コールビー選手、外国籍選手追加契約ルール適用のエリック・ニッセン選手がスタンバイしているので、それだけで比べたら秋田は有利かもしれない。
信州はB1に初昇格したチームではあるが、しかし昨年の天皇杯では宇都宮と競った試合をしているので、実力的には決して侮れない。B2最少失点でディフェンスに自信をもっているし、3Pシュートもバンバン打ってくる。秋田としてはプレシーズンゲームでオンザコート1,0を駆使しながらの戦い方になると思うが、新生秋田を存分に見せることができるだろうか?
b1というカテゴリー君臨チームとしてはb2とは攻守の質も違うだろうし、圧倒できて当たり前という気もするが、足元をすくわれないよう、ゲームの入りはとても重要だ。
2020-21 B1第1節10月3日秋田ノーザンハピネッツVS信州ブレイブウォリアーズゲーム1
秋田|23|14|22|21|=80
信州|12|19|12|12|=55
前半は秋田は持ち前のプレッシャーディフェンスを発揮してスチールを連発して主導権を握った。今シーズンからの速い攻めで、3Pシュートも決めたが、簡単なミドルやドライブシュートを外した。
硬さが影響したのか?もどかしかった。信州のディフェンスが良かったと思う。
そのリズムで、信州も連続3Pを決めてきたし、6点差まで詰め寄ってきた。秋田はオーソドックスな、ハーフコートオフェンスに終始している感があった。
後半やっと本来の動きが出てきた。ゴール下の攻撃ではコールビー選手のダンクでエナジーを与えている。しかしオンザコート0対決になり秋田はよりディフェンスの強度が増した。秋田はインサイドを攻めて信州はファールを重ねた。
秋田はやりたいことができている。地力の差が出てきた。こうなると、無尽蔵のスタミナで信州を飲み込んでいく。細谷選手も負けじとスチールからのレイアップ!存在感をアピール。
時々信州の小野選手も3Pシュートやドライブで突破をするも、時は遅かった。ファールをかさみ、モチベーションは明らかに下がっていった。
数字だけみたら秋田の完勝なのだが、課題はオフェンス、ディフェンスともにあった。開幕戦ということで動きは固いし、こんなことでは上位チームにはやられていたはずだ!
明日どこまで修正できるか?チームとしての本気度が問われる。
信州はいい時間もあった。2クオーターでは6点差まで詰め寄った。なので実力はあるチームの証明はできた。
秋田もB1昇格後、初勝利までは遠かったし、通用する部分、しない部分の課題を克服しながらの戦いだった。b1の壁に打ち返されるシーンはもどかしく、うなだれる。それはある意味当然だと思う。
そうやって肌で感じたものを素直に受け止め、努力することで、B1の舞台にとどまることが許されていくのだろう。その資格たるや、選手、コーチスタッフ、ブースターと一体にならないとなかなかできることではない。んでねー!