最終北海道戦100点ゲームでも中山選手笑顔なし!来季秋田が目指すチームへ解体作業始まる

いよいよ今日は今シーズンラストゲーム!秋田はチームの思いを胸にどれだけのパフォーマンスを披露できるだろうか?北海道も意地がある。ロング選手が爆発し、爪痕を残せるか?それぞれ来シーズンをにらみながら、躍動するしかない。

試合結果・速報

2022-23 B1第36節4月7日秋田ノーザンハピネッツVSレバンガ北海道ゲーム2

秋田|24|29|27|22|=102
北海道|16|25|20|31|=92

昨日から引き続き、大浦選手のシュートタッチが良く連続で3Pを決めた。ロング選手もゴール下の存在感は相変わらずだが、秋田はファールで止め論族でフリースローを決めた。

北海道も寺園選手が大浦選手からスチールレイアップ、秋田のターンオーバーからモータム選手がユーロステップでレイアップを決めるなど集中していた。

それでもホームの秋田はチームディフェンスのローテーションが良く機能し、リズムよく内、外と加点する。ザック選手からのバック勝手で古川選手が動き出し、判断よくザック選手へ戻してダンク。連携の良さを見せつけた。

川嶋選手がスチールレイアップを決めて28-18の10点差にした。

ロング選手にカンター、キッド選手がWチーム、ボールを奪い大浦選手がレイアップ。カンター選手がゴリ押しからフェードアゥエイシュート時にロング選手が2ファールを犯しベンチに下げた。

秋田はさらに攻守のスピードを上げ、ザック、大浦、保岡選手がエンドワンで37-29。ボールの出だしを川嶋選手がスチール、昨日のお詫びから後ろを走るキッド選手へパス、念願のダンクを演出し、笑顔で拍手喝采を浴びた。

ボールの出だしをスチールされたのは経験や予測の差が現れた形だ。中山選手もルーズボールを追いかけ、キッド選手が3Pを決めて報いた。カンター選手の集中も素晴らしく、フリースローの2投目をリバウンドしてゴールを決め前半を53-41で終えた。

後半も秋田は攻撃の手を緩めなかった。ロング選手も出てきて追い上げを狙う北海道だったが、ディフェンスのアグレッシブさに欠けた。大浦選手は何度もドフリーで3Pを決めてキャリアハイの22得点。
多田選手も3Pを打つと見せかけ、ドライブを決めた。

3クォーターで80-61と大勢が決まったが、最後北海道が追い上げを見せる。橋本選手の3Pで97-92としたのはさすがだ。秋田の気の緩みは明らかで、ディフェンスの強度が無くなっていた。

さらにモータム選手の集中がすごく、3Pやレイアップ、ゴール下で得点を重ねた。キッド選手とやり合う姿は生き生きしていた。

ハイライト動画

秋田ビッグプレー動画

ケンゾーHCコメント


公式秋田ノーザンハピネッツツイッター引用
今日の試合は、ゲーム展開としては離せそうなところで離しきれなくて、北海道さんの粘りの部分だったり自分たちの甘いところで最後詰められたりしたのですが、こうしてシーズン最後の試合をきっちり勝ち切れたというのは選手たちの頑張りのおかげなので、すごくありがたいなと思っています。そして本当にたくさんの方が会場に来て応援してくれて、本当に力になりました。ありがとうございました。

今季を振り返ると非常に難しいシーズンでした。自分自身は何もできなかったという状況で、まずケビンACがヘッドコーチを引き継いでくれて、選手たちがしっかりケビンについていって最後まで途切れることなく戦ってくれたということに対して、感謝の気持ちしかありません。もちろんチャンピオンシップに行きたかったですし、したかったことと言えば色々なことがあるのですが、それができなかったシーズンではあります。ただ自分はケビンが声をかけてくれて最後に戻ってこれたことで、選手・スタッフと戦いたいという気持ちを持って最後7試合の指揮をさせてもらって、本当に楽しかったです。自分も含めて全員が悔しい想いを持っていると思いますので、それぞれが今後にぶつけていくことができればいいと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17577

古川選手挨拶


公式秋田ノーザンハピネッツツイッター引用

中山選手のコメント


公式秋田ノーザンハピネッツツイッター引用

最後に

29勝31敗東地区4位で2022~23シーズンが終わった。昨シーズンは31勝21敗東地区5位。

今日のラストゲームは秋田の地力の差が出て、思い描いたオフェンス、ディフェンスが出来た。最後気の緩みが出て、逆襲に肝を冷やしたが、勝ち切った。バスケットは相手を無得点に抑えることはできないゲームで、流れのゲーム。どんなに点差がついても最後まで分からない部分がある。

だから勝ち切ることがすべて。それは1点差であってもいい。きわどい得失点差という条件もあるが、接戦をものにするチームになること。さすれば得点が開いた場面でも油断しないで、得点を保ったままゲームを作ることもできよう。

秋田は今シーズン波乱含みではあったが、よく戦ったとは思う。だた、下位チームに負けることもあったし、ディフェンスのチームなのに、失点がかさむ試合もあった。強豪千葉には勝てなかったのか、悔しい。

日本人全員の継続であっても、積み上げて開いた選手、そうでない選手、明暗が分かれた。チームで戦う以上好不調の選手を、リカバーしながら進むのだが、特に上位チームと戦う時に、発揮できなくなる選手は、残念だった。

これから選手の移動が始まる。

秋田の選手にもオファーが来ている選手もいるだろうし、別のチームで活躍を祈りたい。常にケンゾーHCは「日本人選手が頑張らなければいけない」と話すように安定して二桁得点をマークする選手になってほしい。

チームとしては前に行くしかないし、今シーズンの反省を生かして、選手の補強をしていただきたい。特に外国籍選手は見極めてほしい。これからオフシーズン、補強選手の妄想が楽しいし、外国籍選手の獲得情報に花開く、、、。