異次元のディフェンスは凄まじい往復ビンタ!多田選手も躍動して新潟の連勝の夢を打ち砕いた!


多田武史選手の地元新潟との闘い。秋田は宇都宮を撃破してアウエー新潟に乗り込む。相変わらず外国籍選手2人ではあるが、キッド、ザック選手の献身的なプレータイムには頭が下がる。特にザック選手のエナジー全開のプレーは、完全にチームにアジャストした。新潟には秋田出身の杉本天昇選手がいる。彼は昨シーズン、群馬にいたがケガもあり十分な活躍ができていなかった。新潟に移籍して、そのウップンを晴らすパフォーマンスができている。なので秋田とすれば油断しないで、いつも通りのハードプレスで主導権を握りたい。

試合結果・速報

2022-23 B1第12節17月2日秋田ノーザンハピネッツVS新潟アルビレックスBBゲーム1

秋田|20|20|22|31|=93
新潟|6|21|21|20|=68

秋田はゲームの入り、あいさつ代わりのハードディフェンスで、新潟の攻撃の出鼻をくじいた。これで完全にペースを乱され、ある意味今日のすべてだった。さらにアウトサイドシュートも今日は好調だった。こんな秋田はちょっと手が付けられない。

まず、中山、キッド、古川選手と立て続けに秋田は3P の矢を放った。決めたのは古川選手だったが、今日の秋田は打ち続けるという断固たる意思表示だった。

流れを変えようと新潟の杉本選手も3Pシュートを放つのだが、精度を欠いた。プレスの残像があったのだろうか?ビッグマン、コーバーン選手も面喰い「これまでの相手とは違う」と感じただろう。思うような仕事ができなかった。

ザック選手のマッチアップや、Wチームを仕掛けられ、パスミスのターンオーバーを犯した。

ベンチスタートの田口選手は7得点を挙げ、好調さをアピールした。

落ち着きを取り戻した新潟はミドルや富岡、遠藤せんしゅの3Pで応戦した。しかし秋田も長谷川選手の3Pや古川選手のジャンパー、ザック選手からのバックドアカットの得点で、イーブンな戦いが続いた。

ザック選手は相手が3Pシュートをを打たせないようなディフェンスを仕掛けてくるとバックドアのアシストが光る。

新潟の外国籍選手のアルマ選手がディープ3Pを沈めたり、ハイローパスからのワンスローでコーバン選手も機能してきた。チームとして攻撃がかみ合ってきた。しかし秋田の攻撃の精度が落ちない。

鬼門の4クォーターに入ってもキッド、田口選手が3Pを決め73-52と引き離しに成功すると、新潟はワンスリーワンのゾーンディフェンスにした。

ここで久しぶりの多田選手を投入、連続3Pシュートを3本決めて、彼らしさを見せてくれた。残り3分を切ったところでお互いオンザコート0に。最後まで攻撃の手を緩めることはなく、秋田の完勝だった。

ハイライト動画

ケビンHC代行コメント

色々な相手と対戦する中で、勝率が良くないチームと対戦する時に気を緩めるのはすごく簡単で、気を引き締めて戦うことの方がすごく難しいことです。
チームには言いましたが、新潟さんは新しいHCと外国籍選手が入り、すごくいいチームになっていて、その結果として、先日、SR渋谷さんに勝利していました。
選手達は同じメンタリティで臨むのは難しいと思いますが、しっかりと第1Qから自分達のバスケットをしてくれたことがすごく嬉しかったです。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17267

最後に

秋田の往復ビンタは痛かった
いわゆるプレッシャーディフェンスは凄まじかった。新潟もそれなりの準備はしたと思う。直前にあの堅守の渋谷に勝利しているので、ある程度の予測はできたと思う。しかし実際に体を交えてみると、おそらく面喰っただろうか。

秋田は今、カンター選手の不在でキッド、ザック選手のやりくりにチームとしてぎりぎりの戦いを続けているのは事実だし、どちらかがファールトラブルに陥れば、アウトだ。そして好調なアウトサイドシュートの存在もあるが、外角シュートは水物だ。

確実なペイントエリア内のシュートを積み上げる、オフェンス力がはやり大事だ。そのためのチームディフェンスであり、リバウンドだ。最近ではザック選手のエナジー溢れるプレーが顕著で、その戦い方はぶれないのが唯一の強みだろう。

そして明日のゲーム2では、新潟の反撃にも合うと思う。しかしそれを跳ね返せるか?秋田も問われる試合になる。