昨日の秋田は異次元のプレッシャーディフェンスで新潟を飲み込んだし、好調なアウトサイドシュートも手伝って、きっちりと勝ちを収めた。意外と次の日はシュートタッチが微妙にずれるもの。まして新潟も1戦を終えて秋田の得意なところを消しに来るはずで、それを受け身にならずに勝ちきることができるのか?注目したい。
試合結果・速報
2022-23 B1第12節12月18日秋田ノーザンハピネッツVS新潟アルビレックスBBゲーム2
秋田|24|10|20|14|=68
新潟|6|18|22|13|=59
秋田はいきなりザック選手のパスを受けた古川選手がインサイドで初得点を挙げるとバックドアやジャンパーで加点、ペイントエリアでの動きがいい。秋田のアウトサイドシュートの残像があるのか?ザック選手もダンクで流れを作った。
ザックのオフェンスリバウンドも好調で、古川選手が合わせ、レイアップとベテランが、あれよあれよとチームを引っ張った。
チームのディフェンスの強度も昨日同様に変わらない。相手のボールマンに二人目が襲い掛かり、ターンオーバーを誘ったりスチールをして24-6と最高の出だしを作った。
それでも新潟も2連続の3Pシュートを決めてリズムを作った。秋田は受けに回り、ターンオーバーやシュート精度を欠き、10-0のランを許した。タイムアウトや、ヘッドコーチチャレンジなどで、助言を繰り出して、新潟の流れを止めた。
秋田はスタメンメンバーで守備から流れを取り戻しにかかる。すると中山選手から長谷川選手へバックドア、フロータを決め、古川選手のドライブで43-24で折り返した。
後半秋田はザックからバックドア、中山選手が決めた。秋田はだればやってもうまい!さぞかし練習しているのだろう。3Pシュートが不調なら、いろんな引き出しを見せてくれる。
前半無得点のキッド選手が目を覚ましたように、ミドル、3Pシュートを決めて新潟のリズムを阻止。新潟もアルマのディープ3Pやインサイドで応戦、コーバーン選手もゴール下あわせで猛追。
川嶋選手がシュートモーション前のコーバーン選手にファールで止めてダンクシュートを止め、新潟のエナジーを止めた。保岡選手がバウンズパスでザック選手のゴール下を演出し52-37。
今度はアルマ選手がインサイドアタック、モサク選手の3P で52-46の6点差まで詰め寄った。
秋田はアウトサイドシュートの確率が悪く、一気に突き放さない。新潟もコーバーン選手のゴール下を中心に、富岡選手のレイアップ、澁田選手の3Pで流れを渡さない。いつもなら、最終クォーターで力尽きてしまうのだが、我慢比べの様相に入った。
秋田はそれでも2ポイントの引き出しの多さと、ハードなディフェンスで対抗。ここぞという時のスターターメンバーで古川選手のレイアップ、中山選手のアタックワンスロー、キッド選手の柔らかいフローター。我慢させたら強い秋田だったのだ。
秋田は3Pを19本放ち、決めたのが4本で21%。しかしフリースローは全部決めた。2ポイントをコツコツ詰み上げた。
ハイライト動画
ケビンHC代行コメント
アウェーの土日で2連勝して帰るというのはすごく難しいことだと思っています。新潟さんも予想通り、昨日より今日はさらにエナジーを上げてきました。ただ自分たちは、私もびっくりするほどだったのですが、選手たちが昨日と同じように第1クォーターで良い入りをしてくれました。第2クォーターからはまた苦しい展開になっていったので、もちろん完璧を求めればチームにはいろいろと言うことが出てくるとは思いますが、水曜日の宇都宮戦からのアウェー3連戦で勝てたというのは本当に自分たちにとって大きかったと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=17268
最後に
最近のロケットスタートは実力なの?
秋田の戦い方に変化あり?1クォータでオフェンスの爆発とディフェンスの圧が素晴らしい。こんなにかみ合う姿は見たことがない。鬼門の4クォーターもギアを上げている。外国籍選手の時間配分も絶妙だ。ザック選手のリバウンドやパスには頭が下がる。キッド選手もここぞというところで、得点をするスタミナの配分もとても頭脳的だ。それでいて、逆転を許さないで、我慢をしながら点差を維持できる戦い方は、まるで強豪のそれと同じだ。
カンター選手不在の中で、チームは競った試合を落としてはしまったが、それは失ったばかりではなく、何かが生まれ、つかみ、いい方向に流れている気がする。
年内はすべてホーム秋田での試合になる。カンター選手の復帰も近いのかもしれないし、さらに新生した秋田が見られるかもしれない。んでねー?