現在は各地でプレシーズンゲームが行われている。いわゆるチームの試運転。戦術の確認で、特別勝ちにこだわる必要はないといえる。新しい選手や外国籍選手の連携やアジャストにはそれなりの時間はかかる。
しかし東北カップや天皇杯バスケという試合は、勝つことが求められる試合だ。確かに新チームとなって戦力は未知数ではある。だからと言って不甲斐ない内容ではファンとしては困る。
またあまりにも楽勝されても、課題も克服できないし、そのままリーグ戦を迎えて結果が出ないのも嫌だろう。なのでこの時期はすべてにおいて難しいのだ。
2023東北カップ
9月16,17,18日に開催される。B1から秋田/仙台、B2から青森/山形/福島、そしてB3からB2へ昇格した岩手の東北6県6クラブが参加する。昨年は渋谷と北海道が加わったので見ごたえ十分だった。
B1チームだから買って当たり前ということはない。B3チームやB2チームはそれこそ、胸を借りて一泡吹かせようと伸び伸びプレーする。逆に秋田は受け身になると足元をすくわれよう。
秋田の初戦は17日に、まず岩手と青森の勝者と準決勝で戦う。これに勝つと18日に決勝が行われる。
第99回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会
会場はタクミアリーナ(大館市樹海体育館)。2次ラウンドで秋田はまず、22日岩手と対戦する。勝てば23日滋賀と東京八王子の勝者と対戦。それに勝てば24日に回る。
秋田の懸念材料としては、赤穂選手・熊谷選手が中国・杭州で開催される第19回アジア競技大会に出場する男子代表選手12名に選ばれてしまったので不在のまま秋田は戦わなければいけない。
二人の戦力ダウンは正直痛い。秋田の目指すバスケの肝となる補強した選手だから。
後外国籍選手の出来も気がかりだ。特に若いロバートベイカー選手だ。身長も高いし、リバウンドも期待できるが、実際の試合で見るまで何とも言えない。存在感を発揮できるのか?疑問だ。若いので伸び伸びやってほしい。
ジェフリークロケット選手は世界各地で実績もあるので、ダイナミックなプレーを見せてくれそうだ。他のプレシーズンゲームを見ても3Pシュートが外れた時のリバウンドダンクや空中戦は見ごたえがある。
また田口選手もそうとう燃えている。足のケガは完全に復調し、オーバーワークにならないよう気を付けたほどの仕上がりだ。同時に古川選手も最年長者として、試合の流れを読む巧者ぶりを発揮してくれると思う。
中山選手もオフに新婚旅行に出かけリフレッシュした。脂がのってきた感があるし暴れてほしい。
限られた戦力ではあるが、ケンゾーHCはフルで指導できているし、足りない部分をどう補い、勝利に導くのか?その手腕に期待したい。んでねー?