バイアウト条項って聞きなれない言葉が入ってきて、チャンピオンシップ優勝メンバーでありMVPのセバスチャン・サイズ選手がA東京に移籍するのだ。
バイアウトとは
契約解除違約金(バイアウト条項とも呼ばれる)とは、契約書内で合意のうえに定められた一定の金額を支払うことによって、クラブまたは選手が一方的に契約を解除できるという制度である。これが設定されている場合は、移籍の際にいわゆるクラブ間交渉が必要ない。
例えば、AクラブがBクラブに所属するC選手を獲得しようと思えば通常、AクラブはC選手とはもちろん、Bクラブとも移籍金の交渉が必要になる。「選手個人とは合意したが、クラブ間交渉で合意できず、移籍が成立しなかった」というケースが多いのはそのためだ。
しかし、BクラブとC選手の契約に契約解除違約金が盛り込まれていれば、AクラブはBクラブとの交渉が不要。C選手と個人合意さえしてしまえば、定められた金額を払うだけでC選手を獲得できる。支払先は通常、クラブではなく、各国のリーグ連盟になる。
引用:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=28452
サイズ選手は千葉とは複数年契約ではなかったろうか?それでも、バイアウト条項で、、うーんお金でそれば可能となってしまう。これもプロの世界のなせる業なのだが、資金力において豊富な球団でしかできない現実がある。
東京にしてみれば、外の世界、海外に目を向けて、もしかしたらアジャストできないかもしれない選手よりも、B1リーグで活躍した選手をチームに加えることができるなら、それに越したことはない。
サイズ選手はもともと渋谷が連れてきた選手ではあるし現在もスペイン代表の選手だ。それが千葉でチャンピオンを味わって、そして自分が最優秀選手になった今、キャリアとしては充実期にある。
これで東京がチャンピオンに返り咲くことができるのか?他チームがかえって気合が入り、阻止しようとするのか?興味深いシーズンではある。
秋田でも前に安藤選手が、レンタル移籍後に、東京に完全移籍した経緯となんとなく似ている感じはするが、自分の高みを伸ばそうとする欲求は理解できる気がする。
サイズ選手コメント
「伝統のあるアルバルク東京の選手としてプレーするチャンスを与えていただき誇りに思います。チームのシステムを一早く理解し、ハイレベルなチームメートとプレーする日が待ち遠しいです。優勝に向けて全力プレーで勝利に貢献します」
引用https://news.yahoo.co.jp/articles/d675ead528ff04a1db2d3e9acd32bbc2c0fc7ecc
チームへの愛、忠誠心でとどまるか?あるいは個人への評価の誘いをそのままに受ける道もある。実力を発揮できればいいが、ケガやスランプという運命のいたずらもあろう。
お金の切れ目が縁の切れ目であろうはずはないが、このはざまで揺れ動く心の判断の結果は、自分を信じ道を切り開くのもいいが、バスケットの神様から生かされている感謝をいつも忘れてはいけないし、末永くファンに愛される選手になってほしい。