千葉を粉砕した渋谷を今シーズン最小失点で年越し!首位の背中が見えたのだが?

2021年今年最後のホーム戦は相性のいい渋谷との戦いになる。12月は7勝2敗とまずまずの成績なのだが、前節広島ではゾーンディフェンスに攻めあぐんで、オフェンスの停滞する課題が見つかった。

恐らく渋谷もそこを突いてくるに違いないが、シューター陣の奮起を期待するしかない。これを克服しないと上位チームの仲間入りは、できそうにないからだ。

10月10日のゲーム2では渋谷に92-60で秋田が勝利している。

テンシティ でシステム崩壊で事件が???

2021-22 B1第14節12月29日秋田ノーザンハピネッツVSサンロッカーズ渋谷

秋田|19|14|26|13|=72
渋谷|18|17|7|10|=52

ハイライト動画

ケンゾーHCコメント

前半ターンオーバーとリバウンドで失点が重なってしまい、後半そこを選手たちが修正までとは正直言えなくても頑張ってくれて、3Qの出だしにディフェンスからいい流れを作ってくれました。
今日はリバウンドを26本も取られてしまいましたが、我慢強く何回も守りきれたのはチームとして非常によかったと思います。
ベンチ入りしている選手全員が出場も果たせて、年末の最後の試合をいい勝利で締められたと思います。
引用:https://northern-happinets.com/news/detail/id=16407

渋谷はケリー選手が不在の中、前節ゲーム2では千葉に大量得点で勝利している。しかし、外国籍選手のスコアラー的にハンディはある状態だ。

しかし勝負は、真剣勝負!チーム事情は様々!こればっかりはしょうがない。秋田だって、有利と思えても、歯車が狂えば、それでも負けてしまうのがバスケットだからだ。実際ジャクソン選手一人の渋谷に負けてしまっている事実がある。

ゲームの入りはお互いにディフェンスの強度が素晴らしかった。お互い、バチバチやりあっていた。特に渋谷はオフェンスリバウンドで頑張り、二次オフェンスにつなげて得点を重ねた。

秋田はターンオーバーも加わり、一進一退、じりじりとした前半だった。うーん、アイバーソン選手がもっとリバウンドで頑張るかと思いきや、ハレルソン選手の位置取りが素晴らしく、何度も取られた。

1クオータの最後多田選手のパスをスチールしてマカドウ選手が今季初のトラジションからの3pシュートを、ブザービーター決めた。

長谷川選手のコーナー3Pシュートや、ゾーンディフェンスで、アイバーソン選手がリバウンド奪取、中山選手が田口選手へタッチダウンパスで、イージーバスケットなどもあり、33-35の2点ビハインドで後半へ。

後半の入りは秋田の強みをいかんなく発揮する。ベンドラメ選手のボールを長谷川選手がスチール、レイアップで35-35とすると、10-0のランに成功し主導権を握った。

古川選手のレイアップ、長谷川選手のミドルで48-39、同じくリバウンドを奪取すると、中山選手が3Pシュートで躍動し12点目。秋田は後半リバウンドを取り出した。

渋谷はマカドウ選手頼みで体を張ったシュートで応戦するも秋田の勢いは止まらなかった。

秋田はディフェンスから、その圧力の強みから流れを引き寄せた。理想的なオフェンスはディフェンスの強さからであると証明した。

そしてここにきてデイビス選手が、冷静にプレーをし、ファールをコントロールし、躍動感が昨シーズンのブロック王の活躍をしだしたことが大きい。

田口選手からのアリウープダンク!はコールビー選手を思い出した。中山選手の裏への、弾丸パスを受けてのダンク!このパフォーマンスはチームに与えるエナジーは計り知れない。

今日の勝利で渋谷を抜いて5位に浮上した。そこから上位は2,5ゲーム差のだんご状態だ。秋田としては調子を維持するのはもちろんだが、柔軟なオフェンスを目指してほしい。

今日渋谷はゾーンディフェンスをしないでガチンコで挑んできた。それが幸いした部分もある。

新年は滋賀と富山の試合が待っている。このアウエーでもぶれないで秋田らしい戦い方を確立してもらいたいし、いずれは千葉、宇都宮との試合に対しても自信をもって臨めるチームにステップアップしてほしい。